『年金受給者の確定申告不要に 政府税調、負担軽減で新制度』(産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/101116/fnc1011162235021-n1.htm
「政府税制調査会は16日、平成23年度税制改正で、年金受給者の確定申告を不要にする制度を創設する方向で検討に入った。書類の作成や税務署に出向くなどの手続きをなくし、高齢者の負担を軽減する。」
何とか実現してほしいですね。
税務署職員や税理士として、確定申告の相談会場で相談の担当をしていて思ったことに、お年寄りの人にはたいへんやな、というのがありました。
寒い2月3月に確定申告の相談会場に来てもらい、例外を除いて自ら申告書を書いてください、というようなことになっています。
最近の相談会場では、機械で作れるように説明の人もいてますが、機械が嫌いやという方も結構おられます。
さらに電卓使ったことないという方も意外とおられます。
確定申告しないで済む方が増えるのは、誰でも年寄りになることを思うといいように思います。
昨日16日の税制調査会で、次の点が取り上げられています。
年金収入や年金以外の所得が一定額以下の場合には、申告不要にする制度。
源泉徴収の段階で寡婦(夫)控除を加える。
http://www.cao.go.jp/zei-cho/gijiroku/pdf/22zen10kai1.pdf
寡婦(夫)控除は、配偶者がなくなった場合に受けられることのある控除で、たぶんもれていることが多い控除のひとつだと思います。
昨年21年分の確定申告で寡婦控除が漏れている方は、期限があるので早めに訂正(更正の請求)したほうがいいです。もったいないですから。
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