ぼくの細道・つれづれ草

ぼくの細道・つれづれ草

2014.07.10
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類



「ヒコバエ」と読む
櫱の下半分の木の部分を
米に替えると糵「モヤシ」
子に替えると孼「ワザワイ」となる
しかし音読みではすべて「ゲツ」だ

ま、それはそれとして
わたしなんぞは
木の幹に簇生する

ヒコバエみたいなものだろうし
日陰に育ったモヤシかも知れず
生存していること自体がもはや
ワザワイなのかしらと
つねづね思ったりするのだが・・・

まてよ
或る日 里山でのこと
年経る桜のヒコバエが
返り咲きの花を付けているのを見つけた
その一輪は凜とした気韻を漂わし
いかにも潔い風姿を見せていた



以来 老桜にあやかって
このわたしというヒコバエも
あとしばらく せめて十年位は
咲いてみることにした





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014.07.10 23:08:31
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: