Boku's Style

2005.10.28
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カテゴリ: Country Life
●花粉症の季節になると、手入れをせずに荒れ果てた人工林のことが必ず話題になる。でも、自分が実際に雑木林の手入れをし始めるまでは、何故荒れていると言われるのか人工林を目の前にしても全くわからなかった。今では、ドライブをしていても電車に乗っていても、車窓から見える森林が気になってしょうがない。そして、本当に荒れ果てた森林が多いことに気付く。
●1999年夏、BokuのCountry Houseが今建っている場所には、鬱蒼と木々が茂り、蔦が傍若無人に空間を占領していた。特に太くて強い藤の蔦に締め上げられた木々は無残に捻じ曲がり、あるものは立ち枯れしていた。林の中に立ち入ろうとしても、鉈で払いのけなければ入れない状態であった。 その様子はこちら。


●然るわけで、Bokuたち家族のCountry Lifeは木の伐採から始まった。業者に伐採を頼まなかったのは、自分たちで木を切り、ログハウスを建てる位置をあれこれと考えたかったからだ。そして、木をなるべく切らずに残したかった。最初からきれいな雑木林を作ることに執着していたわけではないのだが、柳生博さんの雑木林作りの本に出会ってからは、すっかり雑木林作りに夢中になってしまった。柳生さんは「自分の死に行く風景を作る」と言っているが、自分が慈しみ育てた雑木林に囲まれて死ねたらと、Bokuも今ではそんな風に考える。木の伐採は、最初は鉈と鋸で悪戦苦闘していたが埒が明かなくなり、チェーンソーを購入して木の伐採を行った。今にして思えば、怖いもの知らずだったと思う。





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Last updated  2005.10.28 17:44:34
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雑木林  
雑木林には私も憧れています。
柳生さんの雑木林にもおじゃましました。お父さんの博さんが作業をしていらっしゃいました。
ニコルさんのお話も聴きに行きました。
最近はテレビ番組で知った佐藤清太郎さんに感心しました。
私のブログの10月6日の日記にターシャさんと一緒に紹介してあります。清太郎さんは子ども達に「生きる力」や「対応する力」などを目覚めさせることを願って森に連れて行きます。その様子が動画で見られるサイトも紹介してありますので、是非ご覧になってください。
きっと朝霧葡萄さんのお考えと通じるところがあると思います。

木の伐採からご覧になっている朝霧葡萄さんのお子さんには、かけがえにないものが育っていることでしょうね。


(2005.10.28 23:18:30)

林業と現代人の再生  
朝霧葡萄  さん
この4年間「風景を作る人 柳生博」という本を飽くことなく眺めてきましたが、この夏に初めて、八ヶ岳倶楽部に行きました。やはり、素敵な雑木林でした。

黒姫のニコルの森にも、是非そのうちに行ってみたいと思っています。

清太郎さんのご紹介、ありがとうございました。林業で生計を立てている方々にとっては、海外の木材が安く流通している現在、環境とかいう以前に生計を立てること自体大変なんですよね。林業と現代人の再生を同時にできるような仕組みづくりには、ものすごく関心があり、将来、何かそういったプロジェクトをやりたいという夢を持っています。清太郎さんの活動、とても参考になりました。 (2005.10.29 12:56:17)

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