ぼたんの花

ぼたんの花

2007/02/04
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久しぶりに今朝テレビを観ていたら小池百合子さんが(私はこの方が好きではありませんが)

『こういう考えをした男性はたくさんいますよ。この発言で辞任だとすると殆どの人が議員を辞めてもらわなければなりません。』

と言っていた。勿論、同じ女性としてこの表現はとても不快である、という前提で辞任は必要ない、と付け加えた。


殆どの人がこういう意見である、というのは自民党議員を指してのことだろうし、女性を大臣に専任する時の自民党を見ていると、まさに女性を『道具』として扱って、いいように利用しているな、ということが解る。刺客に女性議員をたてた小泉内閣はその典型的な現れなので、『今頃言うなら、あの時に批判したら』と思う。

私は、この柳沢発言について、今更、女性を傷つけたとか、蔑視だ、という反応はしない。


『亭主元気で留守がいい』という言葉は昔から言われているし、夫を『粗大ゴミ』と評したり、『濡れ落ち葉』、最近では仕事一辺倒できた夫に対し『産業廃棄物』という表現も使う。

粗大ゴミならまだ再利用できると、捨てる神あらば拾う神あり、の方向へ進めるが産業廃棄物となると、再利用できるどころか廃棄にも困る存在。


女性が男性に対して、そんな表現がゆるされるのは、社会的に見て、まだまだ男性優位の社会で女性が弱者であり、弱者の立場から強者である男性を批判しているからだと思う。


柳沢大臣は、女性に頑張ってもらうしかない、と発言したそうだが、まったくその通りです。

子供を産み育て、正社員で働くには、女性のそれはそれは大変な頑張りがなければできないこと。

女性だけでなく男性も産休が取れる、となってはいても実際に男性が一年間産休をとれる仕事場は公務員くらいだろう。


公務員の男性が産休を取った実例を紹介していた番組があったが、なぜ産休をとったかと夫に尋ねたところ、三人めか四人目の子供かが出来た時、夫である自分はとても喜んだけれど、妻はまったく喜ばず、その意識の差に愕然とした、と。


一緒に日々暮し、子育てをしている妻の大変さなど、一番理解できるはずの夫でさえこの有様。



少子化問題は、女性の問題ではなく男性の問題である、という認識が無い人が政府だけでなく、一般の人にも解らない人が多いのが現状。


終身雇用もなく、正規社員になることが困難、その上に政府によるサービス残業の奨励、こんなことで生めよ増やせよ、という発言をすることが、今の与党の中枢の人たちの世間知らずの議員たち。
それに十五年くらい前だと記憶しているけれど、多摩川のフナがメス化している、という調査をNHKでやっていた。海の底に沈む小さな貝、名前は忘れたがメス化現象をしている、と。オスのフナに精子が無い、というものだった。

人間の男性の精子の数も40代男性と、19歳の男性の精子の数を調べたら40代の男性の精子の数が多く、そして元気。逆に19歳の男性の精子は数も少なく元気が無い、という結果もあった。

あの時、19歳であった男性達が今、結婚し、子供をつくるお年頃。

原因は環境ホルモン、という結論を出していたけれど、私は原発から出る放射能も多分に影響していると思う。食物連鎖で微量の放射能は容易に私たちの身体に蓄積される。チェルノブイリでの事故後、女の子ばかり生まれた、という報告もある。放射能が遺伝子に影響をする、ということがもっともよくわかる現象。



話を戻すが、私としては、今の与党を大多数の国民が支持し、この政権が続くのが仕方がないのなら、あの竹中&小泉路線とは反対の柳沢大臣は辞めずにいて欲しいけれど、厚生大臣は適材適所ではないようだ。


安倍総理も好きではないけれど、選挙で自民&公明が政権を取り続けるのであれば、反米発言の酔っ払い中川昭一さんや、アメリカのイラクの戦後処理は幼稚だ、と発言した麻生さんにも大臣は続投して欲しいし、小学校で英語は教える必要は無い、と発言した文部科学大臣にも辞任して欲しくない。

とくに麻生さんの発言は、これから日本はどういう方向へ進むのか、ということを米国以外の国に発信できたことで、これからの国際情勢にはプラスになると思う。


ま、郵政米営化反対議員を復党させた安倍内閣は、そのうち米国のソフトパワー、圧力で解散に追い込まれるだろうけれど、日本国民の殆どが、安倍さんを支持するなら踏ん張って欲しいと思う今日この頃。




今の自民党政権が、どう軌道修正をするのか、できるのか、というところが問題。


が、今日のNHKの日曜討論を聴いていると、雇用の問題、教育の問題の現状認識がまったくできていない。少子化問題は雇用問題で、その雇用問題は日本企業のあり方が、米国化したことに問題があり、それを実行したのが小泉&竹中であり、自民公明だ。日本再生には日本の強みを再認識すること、ということが理解できていない。

というより自民党の中の愛国心溢れる本当の右翼は、小泉政権時に蚊帳の外に追い遣られてしまった。
日本を再生しようとした気骨のある骨太自民党議員は蚊帳の外に追い遣られた。


日本の企業が本当に再生しても、その利益や日本の大切な技術が外資に流れるようにお膳立てしたのは、小泉&竹中であり、それを傍観していたのは公明党だ。


自民&公明は、まるで不二家のようだ。ペコちゃんのキャラは好きだし、是非、不二家は再生して欲しいが、あまりにも歴史と実績に埋没し、企業理念を軽視し、アメリカ一辺倒の時代錯誤の経営をしてきた、と思わざるを得ない。





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Last updated  2007/02/04 11:20:03 AM
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