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2010.04.03
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カテゴリ: フィンランド
2日目の早朝7時半のバスに乗って私一人でヘルシンキから約30分のエスポーという町に向かいました。


職員室らしからぬ職員室は昨年の学校と同じ。居心地の良いのいいラウンジのような部屋でコーヒーを飲みながらおしゃべりです。英語の先生が数人とドイツ語の先生でめちゃめちゃ英語のうまい人がいっぺんにいろんな事を教えてくれました。組合運動の話から、英語教育に秘密?みたいのことなど。
Teachers's room.jpg

そこに現れた2人の女子中学生、とってもかわいい、お化粧ばっちりの生徒たちです。その2人が私の今日の案内役として任命されていました。今日1日この2人は授業に出ずに私を案内してくれるというので、びっくりしました。
いくら訪問料としてなにがしかのお金を払っていると言っても生徒たち、授業に出ずに私のために、1日つぶしてもいいの?
まあ、大丈夫、これも彼女たちにはいい経験だから、という事で、まあ、納得。

はじめにいろんな授業を回る事になりました。8年生のドイツ語の教室を見ました。7~8人の生徒たちがパソコンの部屋でチャットをしていました。イタリアのドイツ語を習っている生徒たちとリアルタイムでチャットをしているという事です。ドイツ語は小学校4年生から習っているということですが、スラスラとドイツ語を書いています。一人の女の子に英語で何を書いているのかとたずねるとイタリアでは雪はどれくらい降るのか聞いたのだと言う事です。この英語の会話も全くよどみなく、スラスラかえってきます。

他には編み物の授業、料理の授業、男子ばかりの工作の授業などを見学しました。どれも、設備がすばらしく、楽しそうに作業しています。これらはすべて選択授業です。必修の科目の他にかなり自由な選択科目があるようです。
編み物.jpg

授業は90分連続のものと45分の物があるという事です。英語などは90分連続です。これは学校によって違うという事です。昨年訪問した学校は中学校も45分授業でした。


最初に宿題のチェック、一人一人に答えさせます。教科書の付随したワークを宿題にしていうるようです。これはほんの5~6分くらいで終わり教科書に入りました。教科書はとても良くできています。新しい単元に入る前のWarm upとして、生徒同士でQ&Aをする内容になっています。ちょうど見学したレッスンの単元がBullyingについてでしたが、いじめを見た時どうするかといういろんな意見が書かれていてそれをグループで話あわせて、その後先生が質問。自分だったらどうするという事を英語で言います。ちゃんと話すのですからそれだけですごいです。

いよいよ本文にはいりますが、CDを聞き、その後生徒が交代で読み、時々先生がストップをかけて、この部分はフィンランド語でどんな意味?と聞きます。単語ではなく文章です。あっさりとそうね、みたいな感じでどんどん進みます。
とにかく早いスピードですすみます。でも、文法を教えるために分析的に説明したり、1文1文訳しているわけではないので、すっきりした内容です。

この授業を見学して感じた事は先生は教えていないという事です。先生は生徒から引き出しているというスタイルです。文法的なことはどうしているのか、までは時間がなくて聞けませんでしたが、教科書には動詞の活用ものっているし、文法のリストも載っています。でも、教科書の内容を読むと、この単元がこの文法を教えるため、無理やり当てはめたような文章ではありません。あくまでも内容にこだわっている様に思います。

この英語の授業のあとまた、2人の女の子と廊下のベンチに座っておしゃべりをしました。9年生ですから、そろそろ進路を考える時期ですので、聞いてみました。2人とも大学に行きたいので普通高校に進学するということです。
部活動という物はないのがフィンランドですが、放課後はどうしているのかというと、友人とhanging aroundしたり、スケートに行ったり、また、結構宿題があるし、projectがあって、調べものが多いという事です。

学校単位の部活動はありませんが、地域でのスポーツ活動はさかんで、学校から帰ってまた学校へ来てスポーツクラブに参加している子どもも多いという事です。これはあくまで市の運営で学校は場所を提供しているだけという事です。

こんな内容の事をこの2人の女の子たちと英語で話したわけですが、驚きです。昨年、ホームステイした時は高校卒業したばかりの18歳の子が私たちの通訳でしたが、この子が特に優秀なのかもしれないと思っていましたが、今回の訪問で中学生でもかなり、問題なく話せるレベルになっているという事実です。単語レベルではなく文章レベルできちんと話します。この2人はきっと優秀で態度もきちんとしているので任せられたのだと思いますが、他の生徒も話しかけると答えてくれます。
フィンランド語は英語などの言語からはかなり遠い距離にあり、フィンランド人にとって英語修得は難しいといわれていますが、この事実を見て、驚きです。

先生たちは2時半にはさっさと帰ります。1時半頃になってやっと息子がヘルシンキから到着、ホームステイの生物学の先生と一緒にホームステイ先に向かいました。
学校内部.jpg

習字.jpg
歓迎の意味で飾ってくれた習字、ホームステイ先の先生が日本に行った時にかいてもらったものだそうですが、逆さまでした。





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Last updated  2013.03.08 19:32:03
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