選択するという事。

　＊　選択するという事。　＊

　ギャンブル 1 [gamble]

　賭(か)け事。博打(ばくち)。投機。

　三省堂提供「大辞林第二版」より

　　　　ちょっと『ギャンブル』とは離れた話。

　　　　突然だが、貴方の今までの人生を、長い『道』に例えてみて欲しい。

　　　　振り返ると、必ず幾つかの『分岐点』、つまり分かれ道があったはず。

　　　　それは、時に意識的に、又、時に無意識に、

　　　　自分によって（または周りからの作用によって）、選んだ道だと思うのだが、

　　　　大体の人が、様々な要素を元に、最善の選択になるよう、

　　　　人生の『分岐点』を通過していく事と思う。

　　　　よく考えてみると、人生分岐点だらけだ。

　　　　今日食べる物、明日着る服、今見るテレビに至ってまで、

　　　　人生は常に、分岐点と隣り合わせだとも言える。

　　　　時に、『分岐点の選択』を誤ってしまうと、そこには後悔が生まれる。

　　　　『あ～雨降るんなら、サンダルで来るんじゃなかった！』とか、

　　　　『どうも最近肉食いすぎたな・・・太った・・・』とか、

　　　　『あんたとこんなことになるんなら、あの時医者の卵だった田中くんと結婚しとくんだったわよ、あぁ～間違えた間違えた。』・・・。

　　　　まぁ、分岐点を誤った事で生まれる後悔の事なんて、どうでもいいんです。

　　　　そんなん、ちっぽけな事だと秋山は思います。なぜなら、過去の事だから。

　　　　大事なのは、『分岐点で自分の行く道を選ぶ行為』だと思う。

　　　　これって、とても勇気ある行動。

　　　　そして、『どうなるか誰もがわからない“未来”に賭ける』行為、だと思うのだ。

　　　　もちろん、たくさんの要素を集め、予測や、イメージしながら選ぶ訳なのだが、

　　　　だからと言って未来の事なんて誰も本当はわからない、

　　　　その“未来”に“賭ける”事が、物事を決断する、って事だと私は思う。

　　　　人生、常にギャンブルです。

　　　　時に、後先考えず根拠なしに決断する人を、総称して『ギャンブラー』と

　　　　言ったりもするが、あえて私は言いたい。

　　　　誰もが皆、ギャンブラー。

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