当時、 「ライディーン」 や 「テクノポリス」 を始め、次々とヒット曲を生み出していったYMOの名は一気に有名になって、ファンも急増していたように思います。 私もLPレコードが発売される度に購入していましたが、 「BGM」、 そして、それに続く 「テクノデリック」 という (良い意味でデビュー当時からのファンの期待の裏を行くような実験的な) アルバムを出すことで、YMOの音楽のコアのファンが残っていったようにも思います。
坂本龍一さん (ファンは皆、教授と呼びます) やYMOのファンの方は多いと思いますし、 その後の活躍は私が改めて紹介するまでもないと思います。 今回のライブでは、坂本さんが演奏する生ピアノと、 (それに対面するように置かれた) 予め坂本さんの演奏データがプログラミングされたコンピューター制御の自動演奏ピアノの合計2台、 そしてバックには、美しくも、ある種のテンポを持って映しだされる映像、という3つの仕掛け。
見た目にはとてもシンプルなライブではありましたが、自動演奏のピアノと一緒に奏でられる音楽と、バックに映しだされる映像とのコラボを見て、坂本龍一さんは常に新しいことに挑んでいるなぁと感じました。
久しぶりに坂本龍一さんのライブを見て、その素晴らしい音楽に浸ると同時に、 「自分は編集者として常に新しいことに挑んでいるか?」 と、考えさせられるきっかけにもなりました。
素敵なアルバムですね 2006.07.30
秋の夜長は読書とBGM 2005.10.02 コメント(2)