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こんばんは。 いろいろありまして起業家ではなくなってしまいましたが、時々フラッとまた書こうと思います。 昨年から本当に様々な事がありました。辛い状況ですが過去を振り返っても仕方ありませんのでこれからの人生を楽しみたいと思います。 さて、唐突にすみませんが皆さんに教えて欲しい事があります。 社会人や学生問わず、もし留学に行くとしたらどこの国のどの街に行きますか? また、どこの語学学校がお勧めでしょう? 留学関係の仕事に就く可能性が出てきました。この街の○○スクールはお勧めですよ、なんてあったらお願いします。いずれつたない語学力を活かしまた起業家に戻りたいと考えています。 ごくたま~にしか来れないと思いますがまた暇つぶしにでも遊びに来てくださいね。 良い春の日を。
2011.05.12
暖かい一日でした。東京は春の兆しが見えてきましたね。またご無沙汰してしまいごめんなさい。 街を歩いていると、最近よく海外から日本に観光に来ている方々に話しかけられます。 先日も渋谷で観光客らしいアメリカンな方に話しかけられました。 「Could you tell me where is the statue of a dog?」 ”犬の銅像”?ああ、ハチ公の事か。 「Go strait and walk down, then turn right.You can find the statue of the dog called HACHIKO soon in front of you.(まっすぐ行って階段を下りたら右に曲がって下さい。すぐ目の前にハチ公という犬の像が見つかりますから)」 ハチ公を見に来る外国人観光客なんているんだなぁ。そういえばアメリカで映画になってたっけ…。 先週、海外から来日する方の為に東京観光の英文パンフレットを収集に行った帰り道も、山手線のホームで「この電車は新宿に行きますか?」と尋ねられ、集めたばかりの英文パンフレットをあげました。 車内で東京の観光スポットを尋ねられ、新宿周辺の日本らしい風景のある所は?と聞かれて、明治神宮と新宿御苑を教えましたがあの辺りで良いのかな? 北海道の道東が舞台になった中国の映画が流行り、最近まで北海道に来る中国の観光客の方が急増したと聞きましたが、海外から日本に来る方の傾向もだいぶ変わってきているようです。 様々な国籍の方々と日本に居ながらに話せるなんて楽しい時代です。日本の面白いスポットを案内出来る仕事がいずれ出来たらと思います。銭湯巡りとかラーメンや蕎麦屋巡りとかで終わりそうですが(笑) 今日も楽しい春の一日でした。
2010.02.24
一昨日来て下さった方、ごめんなさい。 肝心の写真だけがアップロードされないままでした。 日の出の頃の松本城の写真だけを加えて送ってみます。今度こそ。 後の文面は一昨日のままです。ご了承下さい。 この3連休、よく行く街へ出かけてきました。 信州・松本の松本城と北アルプスの夜明け前の風景ですが、見えますか? なぜか午前中に更新したブログでは写真が反映されませんでしたので再送してみます。これでも無理でしたら明日写真だけ載せてみますね。 ここは大学生当時から自分自身に行き詰まると行くお馴染みの場所です。 極貧の家で様々な問題がありどうにもならなくなった時、社会人として旅行会社の営業になってから泊まりこみで仕事ばかりの日々になって疲れきった時、25歳当時にカナダ・バンクーバーに渡る少し前に自分の気持ちを整理する時、30歳当時に起業をする前の覚悟をする時…。 節目ごとにこの街を訪れて気持ちに一区切りをつけて東京へ戻ってきました。 自分自身で本当にしたい事や未来像が思いつかずに未だに迷ってばかりの毎日なのですが、この場所で過去の自分の気持ちをいつも思い返しながら進んでいます。 小さいながらも自分の事業を持った中でもう少し何か出来るんじゃないか? 自分自身が目指すゴールに今近づけているのか?遠ざかっているのか? そんな事を考えながらゆっくりゆっくり進んでいます。 自分自身のゴールさえ見えていれば途中の方法論は何でも良い気がします。こちらは今はたまたま広告代理店経営者となっていますが、目標やゴールが決まっていれば、コンビニのアルバイトだろうが警備員だろうが、宇宙飛行士だろうが通訳者だろうが形は何でも良いのです。 一人一人の人や環境との縁を大切にしていればたどり着く所にたどり着くもののような気がします。 今年はどこに向かうのか?どんな一年になっていくのか? ???だらけの毎日ですが一度きりの人生ですし、自分自身の夜明けが見つけられるように頑張ってみたいものですね。
2010.01.14
もう年の瀬だというのに、海外からの未入金がありまだ慌ただしくメールチェックをしています。 請求書がどこかに行ったらしくまた送って欲しいという事で送ったのに郵便追跡をしてもまだ届かず… いい加減年賀状ぐらい書かせて欲しいです(笑) 元々慌ただしいのが嫌いな私。慌てるとおっちょこちょいな事ばかりです。 定期が分からずクレジットカードを改札機に入れるわ、クライアントとの忘年会の後に乗った明け方のタクシーで、長~いトンネルに入った後に「あ、運転手さん、トンネルの手前を左に…」と言って困らせるわ… この前はカレー屋さんで唐揚げカレーを券売機で購入し、店員さんに 「辛さは辛口、中辛、甘口のどちらになさいますか?」と聞かれて 「から揚げで…」 と答えるわ、あわてんぼうもいい所です。 これを書いている内にまた降りる駅を乗り過ごすところでした。 天然のおっちょこちょいですがもう少し落ち着きたいものです。
2009.12.29
年末の日々が慌ただしく過ぎていきます。年内の仕事は本日1日のみ、の予定でしたが…。 起業から丸8年が間もなく終わろうとしています。早いものです。 経営者の端くれとしての心構えというのがいくつかありますが、その内の一つが 「疲れた、は禁句。」 もちろんため息もつきません。 疲れた~と言葉で発したり、ため息をついたりすると本当に運が離れていくようです。まして「疲れたよ。」なんてフツーに話している男なんて男と思っていません。「疲れたぁ」なんてばかり言っている男なんて、ねぇ。ぴしっとしなよ、と言いたくなります。 私の母方の祖父は「ダメだなんて死ぬ時に言うことだ。」と言っていました。この祖父母の影響を強く受けている私は男としての強さや生き方をいろいろ教えてもらいました。 そんな事を言いながらもどうにも行き詰まって憔悴しきった時につい「疲れた…」と言いたくなった時がありました。「フゥ。」のため息だけついてしまいました。そんな事が2回あります。 起業して自分の力で仕事をすれば疲れるなんて当たり前です。いちいち疲れていたら経営者なんて出来ません。ネガティブな言葉を発すると不思議と他人に伝染する気がします。特に日本人の場合は周りの雰囲気に流されやすいのか、誰かが疲れたというとまた誰かがため息をつく事があります。そんなネガティブな言葉だらけの職場なんといたくないですし、そんな人に近づきたい人はいないと思います。 「神様は乗り越えられない試練は与えないもの」 これって本当だと思います。厳しい壁に当たった時にその人の真価が問われます。そこで”疲れて”終わってしまうか、何とかして乗り越えようとするか、厳しさの乗り越え方でステップアップするか退化するかが決まります。 どうせなら先に進みたいものですね。 ため息をつきたい時は深呼吸をゆっくりフゥ~としてみて下さいね。 年末あと少し、頑張ります。
2009.12.28
フゥ。やっと一日が終わりました。起業して初めて知った扁桃腺。昨夜帰りが遅かった後に部屋の乾燥で喉を痛め、ずっと熱でふらふらな一日でした。気力で治そう!と思いながらもやっぱり無理でした。 5ヶ所営業を終え夕方立ち寄った医者には起業当時からのこちらのカルテがあるようで、診察室の椅子に座った直後に高飛車な感じの女性のお医者さんが大きい綿棒のような物を手に待ち構えていました。 「口開いて下さい。扁桃腺が腫れてますね。年どのくらいなりますか?」「一冬に2,3回ですが。」「それは多いですね。喉のばい菌が多いと対処を考えますのでまた火曜日に来て下さい。上を向いて、舌出して。」「あ゛~」「喉の左側が特に痛い事はないですか?」「ないですが。全体的に痛みがありますので。」「検査結果が火曜日に出ますのでまた来て下さい。」ここまで約2分。 早くて良いと言えば良いのですが機械的で相手を労る感情も無い人。先生としては優秀なのかも知れませんがあまり診てもらいたい人ではありませんでした。でも何しろ体はフラフラ。そんな事言ってられません。「もう何年も扁桃炎とは言われていまして扁桃腺を取りたいのですが、平日に3,4日休む必要があると言われまして…。」「火曜日に考えましょう。」熱があろうとインフルエンザだろうと、風が吹こうが雷が落ちようが日常の仕事は平常通りにこなさねばならないのが経営者の辛いところ。仕事は待ってくれません。今日は湯たんぽをしてたっぷりこれから休んで明日に備えます。 なが~い一日でした。
2009.12.16
昨日まで出張で札幌におりました。毎年の事ながらクリスマスイルミネーションがとても綺麗で10数回は来ているかと思いますが、優しい方が多く大好きな街です。人々の心の温かさが違います。そのクリスマスイルミネーションを見ながら街を散歩していましたら、工事中の高いビルの上に鉄骨を吊り上げる建築用のクレーンが見えました。同じように見ていた後ろの地元の女の子らしき2人が「すご~い!あんな所にどうやってあんなの乗っけるんだろう?」「頑張って。」「へぇ、頑張って乗せるんだぁ。すごいね~。」後ろから聞こえる2人のその話を聞いていて笑いそうになりました。”へえ、頑張って乗せるんだ(笑)。確かに頑張って乗せるんだろうけど…”変な理屈なんかではなく純粋というか素朴というか、楽しそうに疑問無く話している様子をほのぼのと感じました。札幌の人々の優しさと素朴さにはいつも惹かれるものがあります。滞在するホテルで重い荷物をチェックイン前に預けても一生懸命重い荷物を抱えて笑顔で応対してくれ、コンビニですら一生懸命売りたいという気持ちの伝わる人々が働いています。目先の仕事ばかりを追いかけとかく打算的な事を考えてしまいがちな毎日の中で、こういう純粋な気持ちを持った人達には叶いません。”ああ、純粋な気持ちを持っていた遥か昔に戻りたい”と思った札幌出張なのでした。
2009.12.08
久しぶりの仕事の話です。広告業界は景気の流れの影響を特に受けやすく、何だか沈んだ雰囲気ばかりです。それでも私の取引先の方々は嬉しい事に明るく元気な方ばかりです。私を含めて変わり者も多いのですが(笑)こういう時にこそ社風や性格というのは見えやすくなるものですね。広告業界は大変ながらも、楽しいのはプロの方々と話せる機会が頻繁に有るという事です。「まあその内何とかなるでしょ。時が来るまで待ちますよ。ハッハッハッ(笑)。」私がしばしばビリヤードで勝負をする取引先の方の話です。原稿の手配は忘れるわ、何度言っても必要な広告素材は忘れるわ、お客さんと呑むと翌日半日は休むわ…いつだか顔に青あざが出来ていて伺ったら、「呑んだ時に隣のとケンカになって気付いたら向こうが倒れてたのは覚えてるんですが…」(笑)。でも、営業としてはプロ中のプロなのです。「お客様の求めるものを全力で探しタイミング良く提供する」それをいつも考え行動出来る珍しい方です。度々クライアントサイドに立つその方と出版社側に近いこちらとは衝突ばかりですが、お互いを認め合っているのが分かります。自分の評価や都合ばかりを優先してお客様をいい加減に扱う人が多い中、その方はやはり一人の人としてこちらを認めて下さる貴重な方で、もう10年近く取引を頂いています。見せてもらった名刺は何1000枚もありますでしょうか。TV局からタレント事務所まで。一体1人で知り合いがどれだけ居るんだろう?と感じざるを得ません。それぞれの立場の違いから意見が合わない事もありますが、「やるからには勝つ」その信念は一緒です。私の負けは生命に関わってきますので。起業しておきながら広告の仕事は嫌いですが、全力で仕事に立ち向かうスーパーマンに会えるのが楽しい広告業界です。また今日も走ります。
2009.12.04
11月に入り急に肌寒い日が増えてきましたね。今回も仕事の話からは外れますが…。今月初めの祭日の前後に念願叶って両親をハワイへ連れて行きました。日本のハワイへ。エアーチケットや海外のホテルとの繋がりを考えるとハワイの方が安く手配出来ましたが父の体調の事もあり、福島のスパリゾートハワイアンズが精一杯。もう80歳近くの年齢で脳梗塞の後遺症で痛みのある父はあまり長い距離の移動が出来ません。その父が母へプロポーズした内容が、「ハワイでも海外どこにでも連れていくから…」それから約50年。母は一度も海外に行った事がありません。「それじゃあ、日本のハワイに行こう!」という事で、今月初めの土曜日の夕方~火曜にかけて福島・いわきへの旅行となりました。起業資金を少しでも貯める為に車を売ってしまってからは運転の機会がめっきり減りましたが、今の小型車の運転のしやすいこと。高速を100数kmで飛ばしても車がぶれる事もありません。夜の高速道を飛ばすのは気持ちの良いものです。クルージング用のBGM(ミスチルや絢香さんばかりですが)の曲を流している内に父と母は寝息を立てていました。次の日に見た海沿いの温泉からの朝日(写真のです)は特別に綺麗でした。小名浜という有名な漁港の市場を見たり、由緒ある旅館でウニや蟹や鯛にひらめの刺身を食べたり。”山の神”という珍しい魚の唐揚げは格別の味。パリパリで鳥の唐揚げより柔らかい魚でした。スパリゾートハワイアンズのホテルでは一番見晴らしの良い部屋を取って下さり、3人で休むにはもったいない程。食事はブッフェの食べ放題。広い硫黄の真っ白な温泉にも入れました。本場ハワイでも見た事がないのに日本でフラダンスを両親と見るとは思いませんでした(笑)父、母曰く「もうお正月が来たみたいだ!」3泊4日の日本のハワイ旅行はあっという間に過ぎて帰路の途へ。「有難う。いい思い出が出来ました。」そんな事を親に言われて少しほろっときてしまいました。両親の願い、少し叶ったのかな?
2009.11.17
また久しぶりになってしまいました。すみません。写真は私の両親の台所でのヒトこまです。狭い台所ながら父が味付けご飯を作ると言い出しました。母は頂いた里芋の煮っころがし担当、父は悪戦苦闘しながら生涯で2回目か3回目の料理に挑戦です。さて、先週の事。我が家の普通の家と違う点はいろいろありますが、TVは1台しかありません。家族では出来るだけ揃ってご飯を食べる事が多く私もほとんどTV自体を見ませんので必要もありません。でも揃ってご飯を食べますので狭いながらも昔よりずっと一家団欒の時間が増えました。その1台しか無いTVがここ数カ月電源を入れた時に画面が出ず、角を叩くとついていました(笑)しかしついにある日。プツ…画面が消えて、うんともすんとも言わなくなりました。「もう寿命だね。働きすぎてTVも疲れたんだよ。」そして先週新品を購入し、我が家にも新品のプラズマ液晶TVなるものが入ってきました。画面がとにかく綺麗です。しかし、説明書が厚くてちんぷんかんぷん。私「お父さんが一番TVを見るんだからこれ読んどいて。」父「…」母へ、パス。母「目がチラチラして小さい字は読めないわ。」私へ、パス。我が家のTVの説明書はずっと新品です(笑)
2009.10.14
こんばんは。久しぶりのブログとなってしまいました。すみません。広告業界はごく一部を除きテレビCMも雑誌、新聞、ラジオとも冴えない状況ばかりが続いている様子です。こんな時は”果報は寝て待て”。いろいろ動いたところでかえってお客様には嫌われてしまいます。サービスレベルを落としたりケチったりするのは論外ですが、今までよりも少しでも進化したサービスを提供しようと心掛けている昨今です。大手企業同士の提携の橋渡しや仕事上関わりのあるTV・雑誌のイベントのモデルさんのキャスティング(出演依頼)も手掛けていますが、こちらからするとそれらは全て+αのサービスの一つ。TVは無くても生活出来るタイプです(「報道ステーション」と、仕事に関係する「ブザービート」をたま~に見る程度)。そもそも今している広告の仕事自体が好きではありませんので広告業界の風上にも置けない者なのですが、夢を叶えるきっかけとして勉強になるのは確かです。昨日営業用の参考書籍を買いに行った時に少しホッとした事を。思いごころついた幼い頃から本の虫のような私。ざっと売れ筋の商品を見極めるのには人並み以上とはちょっと自信があります。旅行関連や経済・金融、ファッション関連の本は今も仕事が動いていますし自然と流れが解りますが、広告の無い一般書籍や文庫本というのは実際に本屋さんに行かない事には流れが解りません。いつもマーケティングに立ち寄る本屋さん。Webに主流が移り出版販売は惨憺たる様子でしたが文庫本の隙間にちょっと減り方の違う文庫本が目に留まりました。最前列に並べられ、両隣の文庫本と比べても冊数が減っていて売れているのがよく解ります。タイトルは「大人の女性のマナー・常識600」といった感じの本でした。就活対策なのかも知れませんが、いずれにしてもマナーに関する本がきちんと売れているというのは良い時代の流れのように思えます。エコエネルギー利用やジョギング・登山ブーム等の自然への回帰を見ても、お金や物の豊かさばかりを追求してきた生活が自然との共生や人の心の豊かさへとシフトしているのが感じ取れます。さてこれからのビジネスをどう動かすと面白くなるか…?考えるのもなかなか楽しみな毎日です。
2009.09.03
この前の週末に父のリハビリを兼ねて両親を日帰り温泉へ連れていきました。度々行っている近所の温泉ながらバスが最寄りの駅から1時間に1本程度しかありません。電車からバスの乗り継ぎを調べ、家に一番近い駅を12:30発の電車に乗れば丁度良いのが分かりました。父「それに乗ろう!早く出るぞ!」足が不自由な父。家から駅まで500mもありませんが、父の足では30分程かかってしまいます。父のバッグを持って母と3人で慌てて出発。二人共suicaもモバイルも持っていませんので電車に乗るには切符を買わねばなりません。父「2人分の切符先に行って買っといて。」父と母の切符分の1000円を預かり少し先に駅へ。父「あ、あと阪神買ったからデイリー(スポーツ新聞の名前)も。」大の阪神ファンの父。阪神が買った次の日に買うスポーツ新聞を楽しみにしています。母に1000円札を渡して母は駅前のコンビニへ。電車が来るまであと3分。私「あ!ちょっとおにぎり買いたいからこっちが新聞買うよ!」切符担当の私は新聞担当に、新聞担当の母は切符担当に交換。母「あ!じゃあ、これこれ!」母は1000円札を私に手渡して…私「…え?」駅前で新聞を買う1000円札と切符を買う1000円札を、なぜか交換。え?不思議な家族です。
2009.08.07
7月ももう終わりです。月日が経つのは早いものです。今日は仕事から離れての話を少しだけ。先日東北の親の田舎から大きい荷物が届きました。箱にかかれていた”天地無用”の文字。恥ずかしながら今まで意味を知らなくて帰って親に聞いてみました。どうやら「向きを変えずに上下をそのままで運んで下さい」との指示なのだそうです。家に帰るまで頭の中は時代劇モード。提灯を持った侍さんが悪代官に向かって「問答無用!」と切り捨てるあのシーンが浮かんでました(笑)。日本語って難しくて未だに分からない言葉がたくさんあります。「やんごとなき~」何それ。何がやんごとなき事?「やぶさかでない~」やぶから何か出てくるのかな?日本古来の柔らかな表現なのでしょうが私には曖昧すぎて意味自体が何を意図するものなのか今一つピンときません。でもしばしば耳にするから不思議です。そんな独特の曖昧な日本語でも意外と効果があるのが「しかるべき~」。無理難題を押し付ける困ったお客さん相手に「あ、そうですか。ではしかるべき対応を取らせて頂きます。」と毅然と言うと、その「しかるべき」が何なのか、軽い事なのか重い事なのか判断がつかず相手が臆する事があります。あまり使いたくはありませんが時には突き放すのも必要です。それにしても新しい契約が取れないこの頃。行けばいつでも歓迎してくれる”お断り無用”のような寛大なお客様が見つからないかなぁ(笑)7月も無事生き残れました。では良い週末を。
2009.07.31
また来ました。月末の慌ただしさ。時間に追われてドタバタ続きですが、暇を持て余してどよ~んとしている所よりは恵まれているのかな?とは思います。写真は渋谷センター街の七夕飾りです。七夕の時に無かったので不況で止めたのかなぁと思いきや今年も綺麗に風に吹かれていました。夏休みに合わせて飾るようです。これだけが見たくてセンター街を歩きます(笑)さて、今週は久しぶりにお客さんとにらめっこの日がありました。10年前、ニューヨークの営業当時に現地でお会いした方が某大企業の日本支社長になっておりました。ニューヨークでお会いした当時は物腰柔らかく控えめでとても良い方でしたが…時は人を変えるものです。一般企業ならワンフロアもありそうな応接室に通されてその支社長さんが入ってきた早々、この人どこの人?みたいな視線でまじまじと見定められました。サービス業に携わるトップの方とは思えない厳しい口調で問いかけてきます。たまたまその社長さんの秘書の方が昔から親しい方のお蔭でアポイントが取れましたが、10年振りの再会とは言えども出来ればお会いしたくない類の方です。そちらの前任の社長氏は様々な業界の顔のような紳士。その方からご紹介頂いた事、ニューヨーク在住当時にお世話になった事を話しようやく思い出して頂けました。それでも視線は鋭いまま。蛇ににらまれた蛙の状態を作りたがる方です。自分がにらめば誰でも言う事を聞くと思っている方がサービス業のトップにもいるという現実に悲しさを感じましたが、目には目を。雇われ社長が創業社長に勝てる訳ないでしょうと思い込みながら睨み返してやりました。人の黒目の奥の奥まで見たのは実に久しぶりです。ひたすらジーっと見て数10秒。相手が嫌がって視線を外しました。ほらね。あなたが他人にしている事はこういう事なんですよ。悪い奴ではないと思って下さったのか、現在の業界を取り巻く状況等を話している内にようやく少し和みました。そんなこんなで30分。こちらが帰ってからこちらの知己の秘書の方と何か話していました。貴重な時間を無駄にさせないでくれ!とでも言ったのかも知れません。それはそれでいいのです。敵対なんかより融和の時代です。久しぶりの無言の戦いでした。”目は口ほどにものを言う”って本当ですね(笑)
2009.07.30
一昨日、7/15。誕生日。もう30代最後の年となりました。我が家ではトラブル続きのこちらを心配してか、珍しくメロンで両親がお祝いしてくれました。有り難いものです。20代の頃は早く落ち着き払った30代になりたい!と思っていましたが、今となってはこれ以上年はとりたくない!と感じるこの頃。不思議なもので30代のほとんどが起業家で通り抜けてきて、仕事づくめの為か30代を過ごした実感がありません。一般の会社員なら転勤や転職、出世、結婚に子供の誕生etc.…、様々な転換期になる年代なのでしょうが、私自身は10年間ほぼ変化なし。ちょっとの発展とちょっとの精神的向上。例えばちょっとした人間的強さへの理解。それだけです(笑)これだけ世の中の流れに流されず、我が道を突っ走っている起業家も珍しいのでは?と我ながら思います。それにしても10年なんてあっという間なんですね。広告業界に入ってもう10年以上。自分自身では出来るだけあらゆる側面から広い世界を考えに入れて動いているつもりですが、大きい船を動かすには相当の時間と調整、エンジンが必要となります。時には全速前進したかと思えばどこかでエンジンが故障したり燃料が切れたり…夢の実現って本当に難しいものです。そろそろ何をもってよし!と納得するのか、何をもって失敗と認めるのか、その線引きをきっちり自分自身の中で作る年代に来ている気がします。ここまでは行きたいなぁというゴールや基準点を設けないと今以上前には進めない自分自身を感じています。かといって元々出世欲も物欲もほとんど無い自分が”何をいまさら”と感じる事もあります。支離滅裂ながら線引きや理想の実現なんて書くのは簡単ながらも答えはなかなか見つかりません。昨夜もお客さんと会食をしながらご飯の後に軽くバーへ。「誕生日のお祝いに一杯おごりますよ。」と言う相手の好意に甘えて「じゃあカナディアンクラブ(ウィスキーの名前です)の水割りをロックで!」お相手のお客さんもお店の方もちんぷんかんぷんな顔。”水割りをロック”でとは?こうなるとただの酔っ払いです(笑)こんな者に付き合ってくれるお客さんって本当に優しい方なのだと思います。相変わらず成長の無い起業家です(笑)。
2009.07.16
こんばんは。また久しぶりになってしまいました。すみません。 半年が終わり年間売上のおおよその目安がつくようになりました。2年前のレベルまで下がりそうですが、撤退や廃業が相次いでいる広告業界では生き残れているだけ有り難い事です。まあまあかな?今日は我が家の事を少し、お話。親が高齢の事もあり私は今は両親と同居しておりますが、この時期や年末にあちこちから贈り物が届きます。ああ、お中元の季節が来たんだな~と感じます。うちの両親は二人共に東北の田舎出身。何かにつけておすそ分けが大好きです。今は近所で家庭菜園を楽しみながら充実した老後を過ごしていますが、菜園で実ったトマトやキュウリ、キャベツなどを近所の方々に配り歩いています。トマトを持っていった筈の母がトウモロコシや枝豆を両手いっぱいに抱えて戻ってくる事もあり、物々交換状態です(笑)以前住んでいたアパートでもそうでしたが、野菜を持っていきながら話し始めると暫く戻ってきません。父は「おっかあ(母の事をこう言います)どこ行ったんだ?」とさっぱり帰ってこない母を心配しています(ただお腹を空かせただけかも知れませんが(笑))。私が目標としている人の一人である曾祖父(ひいお祖父さんです)もおすそ分けが大好きでした(たぶん)。自慢ではなく一つの事実としての史実がありますが、その曾祖父は遥か昔に東北に飢饉があった時に、生活出来なくなった村人に畑や食糧をタダで分け与えたそうです。田舎の本当に小さな村ですが未だに集落にその話が語り継がれており、行く度に「お晩でやす(こんばんは)。」と丁寧にお礼をされます。こちらは何をしている訳ではないので顔が知られているだけにいつも恐縮してしまいます。曾祖父のお墓は高さ5メートル以上もある驚く程大きなもので墓というより記念碑みたいです。2年前のお盆にお墓参りに行った時にも気持ちが引き締まる思いがしたものです。今の私は経営者ですしタダで分けられるようなものはありませんが、お金を頂き仕事をさせて頂いている方には出来るだけお裾分けをするようにしています。時々お金で裾を分けすぎて「あ…うちの儲け、忘れた…」なんて事もありますが(笑)。景気の良さを自分の実力と勘違いして自分達ばかり良い思いをしていた企業はそろそろやはりしっぺ返しが来るのだと感じます。お裾分けって日本らしい良い習慣だと思いませんか?持ちつ持たれつ。そんな関係を仕事でもプライベートでも築いていきたいものです。七夕は星が見えますでしょうか?ネコではなく星を見て帰ります(すみません。写真のネコは首を撫でていたらとても気持ち良さそうな表情になっていました。180度回転して見てくださいね)。
2009.07.07
ご無沙汰になってしまいました。すみません。ここ暫く、とあるキャンセルに振り回されたり広告原稿の調整に追われたりの日々が続いておりました。やっと落ち着いたものの、キャンセルチャージ分だけで本来数100万する筈を0にした割りにはどうも今一つの反応。クライアントとの付き合い方も変えていかねばと感じ始めています。私の場合には時には広告を掲載する本を発行する出版社側の立場になる事も、広告予算を出す広告クライアント側の立場になる事もあります。間に広告代理店が入る事もあり広告業界というのは極めて複雑な世界なのです。何でもありの様なはちゃめちゃな業界ですがそこがまた営業のしどころがあったりもします。様々な壁に当たった時の普段の私の判断基準。”やってあげる”か”やらせていただく”か。”やってあげるか”という上から目線の企業とはなるべく距離を空けます。逆に”やらせて頂く”という謙虚な方々とは全力で良い仕事をしたいと思うもの。時に控えめな態度に見えながら裏で陰口を言っていたり自分の評価の為だけに動く人もいますので人というのは難しいものです。一緒に仕事をしたいと思える人間性を見極めるにはもちろん自分自身も磨いていかねばなりません。こちらの人間性レベルが下がると同質の知り合いばかりになるのも不思議なものです。今私の身近な大手取引先にも先の2つのタイプがあります。”しょうがない。やってやるかぁ。”なんて高飛車な所は営業も協力せずに暫くほったらかしにしていますし、”その仕事、やらせて頂きたいのですが…”というスタンスのもう1社とはやはり良好な縁を保っています。なるべくしてなっていくものですね。あったまくるなぁ!なんて事は毎日実にいろいろありますが、控えめに、控えめにの毎日です。
2009.06.17
ようやく少し空が高くたり陽射しが見えてきました。暑くなったり涼しくなったりで体にはキツイこの頃です。そんな中カルガモの赤ちゃんが生まれました(写真で見えますか?)最近の楽しみはカルガモもですが、招き猫貯金。今秋の両親招待の温泉旅行に向け着々と費用が貯まっています。以前に100円貯金で書いた事がありますが、100円から300円に引き上げ、一昨年あたりから500円玉へとグレードアップしました。招き猫型貯金箱に適当に思いついた時に1枚1枚貯めていくのですが…すぐ貯まります。普段何気なく買う缶コーヒーやスナック類を買うのを少し我慢して500円玉貯金にチャリンと入れていくだけ。予想以上の予想外な嬉しさ。段々重くなってくると自然ともっと貯めていこうと思うようになるもののようです。1日\500×365=\182,500(あってます?)。3年も続けたら50万を超えていきます。2泊3日ぐらいの温泉旅行には充分です。仕事で頂くお金も良いですが、なぜかこちらの方がもっと有り難みを感じます。自分で事業を始めてから変わった事の一つに無駄遣いを全くしなくなった事があります。経営者の中には思いきり働いて思いきり使うタイプの方もいらっしゃいますが私はそういうタイプではないようです。貯金も仕事と同じ。コツコツと一つ一つを積み重ねていくのが実を結びます。無駄に取られて無駄に使われる税金分ぐらいにしかならないのは分かっていても、元々コーヒーやポテトチップスで消えていたお金。まあ楽しいものです。この500円玉貯金を使っての旅行プランを練る楽しみを仕事に向けたらもっと良いのでしょうが(笑)。たかが小銭。でも楽しい小銭です。
2009.06.04
東京はまた暑い日が続いています。とある方からのメールにもありましたが春というよりはもう初夏の陽射しを感じます。さて、すみませんが今日は仕事のお話を。ここしばらく、また仕事が慌ただしく動き始めてきました。不況が回復傾向にと報道されるやいなや急に仕事が入ってくるのはさすがメディア業界です。そんな広告業界の用語の一つに「ブランディング」というものがあります。ブランド化。つまりどうステイタスを高めつつイメージの浸透を図るかという事なのですが、これは企業も個人も同じように感じます。私は私自身のブランド化を意識して動く毎日です。仕事に厳しい方ほど第一印象を大切にしますが、特に私の仕事はファッション関係やホテル関係等の責任ある立場の方々とお会いしますのでスーツのコーディネートや立ち振る舞いには気を遣います。持ち物一つや愚痴一つで先方の方の選別から外される事もあるのです。第一印象で良いイメージを残せない場合にはだいたい仕事にならないケースがほとんど。良い印象へと挽回するのはほぼ不可能な気がします。”あ、この人、仕事出来ないな…”そう思われたら終わりです。起業したての頃は実はそんな失敗の連続でした。”なんであんな所と仕事しなきゃならないの?””何だかあんなわからない人と仕事は出来ないな。”取引先はほとんどが世間一般に大企業と呼ばれる所。取引口座すら作れません。明らかな壁ばかりがありました。今はようやく”ああ、あそこなら…”と少しは信用が出来てきていますが、間違いなく大丈夫と思って頂けるまでは大変な努力や労力を要するのを身にしみて感じます。安心感+アルファのサービスを求められ厳しいものですが、それでも自分自身は自然とステップアップしていくようです。”あ~、あったまくるなぁ!”と思う事も角を立てずに調整出来てしまうのは良いのか悪いのかわかりませんが(笑)。営業・マーケティング・宣伝企画・経理業務から、英語、心理学、デザイン技術etc.…嫌でも勝手に覚えていきます。お金や生命の有り難みを知るには起業が一番です(お勧めはしませんが(笑))。広告用語の英訳というのがまた難しく独特の表現や言い回しがありましたが、それもまた自分のステップアップ=ブランディング。仕事よりも和英辞典とにらめっこしている内にすぐ眠ります(眠れない方にはお勧めです)。昨夜も翻訳途中で眠ってしまいましたが、どうやら私にはブランディングよりブランデーのようです(笑)ふぅ。本日もお疲れ様でした。
2009.05.27
また暑くなりました。この気候の為か、家で借りている畑のイチゴも成長が早く1ヶ月程で実り始めました。ここしばらく、毎日が刺激の連続です。仕事で急な案件が多くなり、短時間で大量の仕事をこなす日々。時間に追われるばかりです。フゥ。 取引先への御礼状を書こうとポストカードを買いに行った時のこと。”これとこれでいいかな?海と空も綺麗だし。”数枚を選んでキャッシャーへ。お店の会計の方が袋に入れようとしていましたので「袋はいいですよ。そのままで。あ、領収書に名前書いて頂けますか?」「はい、かしこまりました。」手際良くセロテープをポストカードに貼って下さり、レシート上の領収書を出して…「品代で宜しいですか?」「はい。お願いします。」サラサラッと書いて「有難うございました!」「あの、名前は?」「え??」渡された領収書を見ると右下に大きく「小池」と書いてありました。たしかに”名前書いて下さい”とは言いましたが…(笑)(領収書はこちらの社名が書いてないと使えません。お客様の名前ではなく自分の名前を書く人も珍しいなぁ。)言葉足らずは危ないものです。そこからいつもの取引先へ。大きいビルのほぼ最上階の受付へ向かいます。急ぎで必要な資料があり、その取引先の営業担当者がもし不在の際には受付の方に資料をお預け下さいとメールをしておきました。「いらっしゃいませ。」プロらしい洗練された受付のお2人に深々と礼をされ、何やら手の下で、がさがさ…”あれ?商談ブースの空きを確認してるのかな?”受付のお2人共に何やら引っ張り出すのに大変そうな様子。「大丈夫ですよ。急ぎませんから。」「お待たせしました。こちらですね。」お願いしていた資料1セットが入った封筒をすぐに渡して下さいました。まだこちらの社名すら伝えていないのに…。「あ…有難うございます。」「有難うございました。」「あの…もう終わりですか?(笑)」滞在時間、僅か数10秒。受付の方々とお互いに目と目を合わせて笑い合いました。最近そちらの取引先の受付の面々が代わりまだ自己紹介すらしていないにも関わらず、社名も言わない内に依頼書類を渡されたのは初めてです。さすが、プロ。出来過ぎていて思わず笑ってしまいました。様々な方々が居て楽しいものです。思いがけない驚きの毎日です。
2009.05.20
暑い日が続きますね。先日散歩に出かけた所では鯉が涼しそうに(?)泳いでいました。この頃自分自身の将来についてよく考えます。30代後半になって将来も何も今さらですが…。私の場合には極めて貧しい家育ち。財産と言えるお金も家もありません。でも財産と言えるものが一つだけ。”人”です。様々な人との繋がりだけは財産と言ってもいいかなと思いますし、私が唯一誇れるものです。広告やメディア業界のみならず、おそらくほとんどの業界の方との繋がりがあるとは感じます。途中何度も引越したり、旅行会社を辞めてカナダへ行ったり(未だにこちらがカナダに住んでいると思っている人もいます(笑))と、その都度繋がりが切れてしまった人も相当数おりますが、また新たな環境の中で新たな人との繋がりが出来てきています。コメンテーター、プロデューサー、パイロット、投資家、ブローカー、旅行会社営業マン、ホテルオーナー、もちろん企業オーナーの方々もいらっしゃいます。それぞれ全く違う仕事をされている皆さんの話を聞けるのは楽しいものですし、意外なところで意外な方々を繋ぎ合わせる事もあります。学生当時に集めた仲間同士が結婚した例もあります。こちらは何もないのに…そんなものです。人と人との縁とは面白いものですね。自分自身は今は起業家ですからやはり経営者や企業オーナー、広告マネージャーさんとの縁がほとんどですが、名刺や職業ではなく全てその人その人の人間性なのだなと感じます。例え大企業の社長さんでも横柄で偉ぶるような人とは付き合いません。逆にボロボロの服を着て何も持っていなくても、他人の為にも自分自身の人生の為にも向上しようとひたむきに頑張っている人とは付き合いたいなと感じるものです。自分自身を磨いてレベルアップしていけば同じレベルの方々に囲まれるようになるのも不思議なものです。今思うことは、自分の将来は分からなくても後悔の無いように精一杯今の自分に出来る事を成し遂げること。今日という日はもう来ませんし、今日一日を充実させないともったいないと思います(貧乏症かな?(笑))一生懸命誠実にいつも全力でやっていればチャンスは広がってくるようです。また人という財産を増やすべく、今日も走り続けていこうと思います。
2009.05.12
東京では春爛漫という日が続いていますね。緑も綺麗です。晴れの日が多く、営業にも回りやすい毎日。この前の休日には遠くに富士山も見えました。起業家として8年目。周りの方々の評価はあれど、事業としては必ずしも成功とは言えず(おそらく失敗なのですが)地道な営業の日々が続きます。それでも自分で今の事業を廃業しない限りはどうやらまだ続きそうですし、次々と会社が無くなる中で良しと思わねばなりませんね。日々広告のプロの方々に恵まれて仕事も問題無く進んでいるのは嬉しい事ですが、自分自身のモチベーションの問題があります。広告代理店をしていながらも、本来この仕事がしたい仕事ではありません。生活の為と割り切って今までの人の繋がりを活かした仕事をしているだけです。予定では起業後3年で自分の夢である事業へと次のステップへと進む筈が、簡単にはなかなか行けないものです。う~ん、人生上手くいかないものです。そもそも私自身はおそらく仕事嫌い。怠け者という意味ではなく、時間に追われる仕事というのがどうにも嫌いです。それほど好きでも無い仕事なもので、「これ買って下さい!」なんて営業を実はした事がありません。「ではこんなのはいかがですか?(無理ならいいですよ)」そんな感じです。10年も一つの仕事をしていると経験値からここはこの方の背中を押すところだなとか、ここはいったん完全に引くべきだなとか、加減が分かってくるものです。恋愛と同じですね。押されてばかりいたら疲れてしまいますよね?大不況のさなか、これはお買い得!なんてやれれば良いのかも知れませんが広告の安売りは実は危険で商品価値を下げてしまうのです。仕事嫌いな起業家の私。相変わらず強気な営業をしています。まあ契約が入れば儲けもの。気分は宝探しです(笑)こりゃ潰れますね(笑)せっかくの連休。のんびり次の展開でも考えます。どうぞ良いGWを!
2009.05.01
蒸し暑いかな?と思いきや、風の爽やかな一日となりました。次のアポイントまで5分程時間が空き、通りがかりの神社が気になって立ち寄ってみました。二拝二拍手一礼を終えてふと横を見るとおみくじが…。久しぶりに引いてみようかな?100円玉を賽銭箱に入れて、ガシャッガシャッとかき回し、出てきたのは47番。47番、末吉。ここ何年かの内で最悪のおみくじです。3年前の浅草寺でお正月に引いて凶が出て以来。まあ、でも”吉”と付いているし…。”願望→後に調う””失物→出ない””病気→長引く””商業→小堅くやれ”…なんかひどい運勢だな。”待人→来ない””結婚→急ぐな”そこまで断言しなくても…なんかもう少しフォローしてくれても良いのでは?どうやら私の将来は夢も希望も無いようです(笑)神様がこちらに気を改めて引き締めて頑張りなさい!ときっと教えてくれていると勝手に少しでも良い解釈をしています。私の春はいったいいつになったら来るのでしょう?
2009.04.22
今日も暑い一日でしたね。さてようやくトラブルも一段落し、また日常のルーティンワークに戻りつつあります。不況不況と言いながらも好調な企業は必ずありますし、そろそろ日経平均株価も回復傾向にあり少し明るさが見えつつあります。不況の波に飲まれて業績の悪い企業というのは伺ってみるとすぐに分かります。どんなに取り繕っていても独特のドヨ~ンとした淀んだ雰囲気があるものです。不況というのはたしかに大変ですし、人の生命に関わる事もありますので軽はずみな事は言えませんが、こんな時ほど企業の真価が問われる時期と感じます。特に日本人の場合には周りの雰囲気に流されやすい傾向がありますし、一度元気が無くなると次々と伝染していくような現象が見られます。私は元々、能天気。と言うよりノー天気。周りが暗かろうと明るかろうと関係ありません。周りにはタフだの精神的に強いだのと言われますが、そもそも何にも考えていません(笑)というより集中している時に不況だの周りが暗いだのなんて考えていられません。普段のほとんどは、話し相手の方がこう来たらここは一旦完全に引こうとか、ここは押し切ろうとか、そんな交渉を楽しもうという気持ちばかりです。こんなセールスツールが有ればお客様に解りやすいかなとか、こんな戦略も加えていこうとか、いろいろ考えていくと楽しいものです。この不況下でどんどん動けるのが強い企業の証です。頑張りましょうね。
2009.04.16
桜が満開の週末でした。春爛漫です。ゆっくりとお花見が出来ましたが年を重ねるにつれて桜の美しさが分かってきます(笑)。日本を離れていた頃、不思議と桜を見たくなり日本人だなぁ、と感じていました。綺麗なものって良いですね。さて3月に年度末という方も多かったと思いますが、こうして4月を迎えられ生活が出来るというのは有り難いものです。世界的不況の昨今、起業家として生き抜いていくというのは大変な事のようです。起業するという事は自分の生活の全てを賭ける事。家計を支えるのも自分の収入源も、当たり前ですが全てが自分次第です。でもそんな真面目に考えても動きが窮屈になりそうなので私はノビノビとやっています。今は全体的に仕事がスロ-気味のようですが、経営者として見てみると不況というのはそれぞれの企業の在り方を見極める良い機会にもなります。どんな環境下でも元気のある企業というのは必ず有るもの。むしろ状況の悪い時ほど、普段からどれだけお客様と緊密にコミュニケーションを取っているかがよく分かります。起業をするということは自分自身をプロデュースする事。自分自身を大勢に売り込んで、「ああ、この方にお願いすればなんか良い仕事をやってくれそうだなぁ。」という期待感や信頼感を刷り込んでいく仕事です。私はたまたまその中で広告を商品にしていますが、極端な話、何を売っても同じ事です。起業はたしかに”業を起こす”事ではありますが、こうして起業してみて会社員ならきっと知り得ないたくさんの事を学ぶ毎日です。自分自身の世界観や理想と現実のバランスの取り方、お金の価値観、仕事の本質etc.、お金はあくまでも形であって、人と人との信頼感が基本にあると気付きます。トラブルや難しい交渉は日常茶飯事ですが、毎日勉強しながらまた今月も進みます。いつの日か満開の桜が咲きますように…
2009.04.07
年度末の前の良い週末を過ごせました。先週金曜日は仕事で朝帰り。とある出版社のベテラン営業マンと美味しいパスタやワインと共に金曜らしい夜となりました。銀座から汐留に場所を移してビリヤードをしたら朝帰り。体はさすがに疲れましたが、世界各国の仕事を出版社と一緒に出来る事になりそうで楽しみです。土曜日はかつて厳しい仕事を共に乗り越えてきた人とのご飯。昔からの募る話をし、美味しいモツ鍋を食べながらほのぼのとした楽しい土曜日となりました。秋のハーフマラソンという目標も出来ました。さあ走らねば。日曜日。ずっと観たかったままだった映画「マンマミーア」をようやく観れました。朝9時から吉祥寺へ向かって自転車を30分飛ばし、アバの懐かしい曲に合わせてミュージカルのような映画を楽しんで外へ出たら、快晴。青空を見ていたら桜が気になって井の頭公園へ。とにかく凄い人でしたが、桜は5分咲き以上。華やかで活気に溢れて良い公園です。桜の間に間にボートが浮かび、この公園ってこんなに人が出るんだと驚く程の人の多さでした。帰り道から家に電話をして年老いた両親をお花見を口実に散歩に連れ出し二人の気分転換。いつまで一緒にいられるか分からない両親と団子や桜餅を食べながら写真のような桜が見れました。来年も両親と桜は見れるかな?春の陽射しを浴びながら、ゆっくりと家族で桜を見る時間というのは実に良いものです。今月もどうやら生き残れました。さて、来月も精一杯頑張らねば。また走ります。
2009.03.31
東京もようやく新しい季節へ向かいつつあるようです。暖かくなってきましたね。今年の冬はいつもより寒い気がしましたが暖冬だったとか。春の香りにつられてか、ハトが菜の花をつついていました。さて、先週温泉ミーティングなる会を開きました。会と言っても広告代理店や旅行業関係者の方々の計4人で集まり、温泉に浸かってビールを飲みお寿司を食べる雑談会です。シーズンごとに開きまだ5回目ですがリフレッシュには最適なのです。世界一周を手掛ける専門家Kさん、大手広告代理店営業のTさん、Hさん、皆さん会社で中心的な役割を果たすメンバーです。国内外のあちこちを渡り歩いている方々ですし自然と話も世界へ広がります。いつも良い刺激で夢のある世界の話がポンポンと出てきます。経営者なんてしていますととかく狭い自分の世界で判断してしまいがちですが、「人に学ぶ」という意味がよく分かります。温泉もアルコールも体に入るともう心も体もヘロヘロ。大好きな天然温泉にお寿司にアルコール…良い方々に旅行の話。何とも言えません。最近の不況を反映してか、真面目に仕事の事ばかりを考えている方が多く寂しいものです。笑ってふざけて遊びながらの方が余程楽しいアイデアが浮かんできます。「仕事を楽しむ」先日のブログの通りこれが今年のテーマなのですが、楽しい仕事を作っていけるのもまた起業家特権です。それが事業ベースになるかどうかはまた別問題ですが、少なくとも楽しい仕事を心掛けていれば悪い方向へは行かない気はします。あくせくと毎日動き回る人間よりも、日だまりで寝転ぶネコくんや菜の花をついばむハトの方が幸せなのかも知れません。そこそこに楽しい春を過ごしていきたいと思います。良い週末を。
2009.03.27
肌寒い日ながらも久しぶりに晴れ晴れしい一日となりました。WBCの優勝。あのイチローさんが緊張しているバッターボックスというのは本当に珍しいなと思いながら見ていました。世界でどれだけ記録を打ち立てていてもやはり一人の人間。表情や仕草から相当の緊張感が感じられました。でも凄いのは大舞台でも普段通りに平然と仕事をこなしてしまえること。やはり偉大な人というのは淡々としています。8回裏から仕事をサボって近くのレストランで試合を見ていました。経営者の特権です(笑)日韓ワールドカップ以来の堂々の昼間のサボり。こんな日もいいものです。優勝が決まってお店の人と見知らぬ方々と手を叩き祝福し合い、楽しい時間でした。スポーツイベント自体が広告業界にとっては実はかなり大事な収入源なのですが、それ以上に街全体に活気が戻ってきているのが嬉しいものです。帰り道ビジネスシャツを買いましたが、最近いつもガラガラのお店がやはりお客さんだらけ。アパレルもデパ地下も笑顔の店員さんが心なしか多く、国全体が共通の明るい話題で盛り上がれるのは凄い事だと思います。10人の内約半分の方々がお祝い出来るイベントなんてオリンピック以来のような気がします。日本の不況の怖いのは実際の業績不信よりも、むしろ意気消沈してしまう閉塞感にある気が最近していました。これで少し回復するかな?株価の回復も重なってまた広告のお問い合わせも増えてきましたし、さて、また走り回って盛り上げていこうと思います。流れを待つだけではなく、そろそろ流れを作っていく頃なのかも知れません。毎日淡々と数字を重ねていきながらも今日で心に少しゆとりが出来ました。口実のある良いサボりです(笑)自分が仕事を楽しまなきゃ楽しい仕事なんて入ってくる訳が無いとも気付かされた一日なのでした。皆さん、良い春を迎えましょうね。
2009.03.24
ふぅ。ようやく決算も終わりました。6回目の決算処理ともなりますと数字に弱い自分でもさすがに少しは慣れますが、先週前半からの風邪で体調を崩し、回復しかけでの大きなトラブルやら細かな調整やらでてんてこ舞いの日々でした。同時に大量の仕事をこなさねばならない状況下で、何を再優先してどの仕事が落ち着く確率が高くスムーズに流れるかを瞬時に判断しなければなりません。広告窓口として、時には掲載された広告に対するクレームの対応もしなければなりません。こちらもようやく落ち着きましたが、どれほど堅実かつフェアーに営業をしていても時々思いがけないトラブルが変化球のようにやってきます。”オイオイ、こんな事ぐらいで…一応これでも経営者なんだけど…”と思わないと言えば嘘になりますが、経験の浅い方々の中でどう動けば最善の方法かを知っているのは自分だけ。とにかく収めるべき方向へ収めます。そんな事件があるのもまた起業家ならではの経験です。上手く対応出来ればそれで良しですが、行かなければ事業の存続にも関わります。人生山あり谷あり。でも私個人は谷あり、谷あり。その先にまだ谷が在って滑り落ちそうな事もあります。私自身はずっと奈落の底を這っていましたので谷の底に落とし穴があってもまだ生きていけるようですが(笑)。春の陽射しの中、そろそろ太陽をいっぱいに浴びる世界に出られても良い気はしています。そんな事を考え、ボーッとしながら私の住まいの近所へ引越しを考えていらっしゃるお客様に、「住みたい街ランキングでまた吉祥寺がトップみたいですよ…」とメールをしようと思っていたら、「踏みたい街ランキングでまた吉上司がトップみたいですよ」と打ってました(笑)慣れても上の空でメールを打つのはいけないようです。春の陽射しの中、エンジンをかけ直してまた営業再開です。
2009.03.17
昨日の午前中は東京も久々に雪となりました。東京の街は30年以上いても未だに馴染めませんが、雪景色の東京は綺麗で良いなと思います。汚れたものが洗い流されていく気がします。そんなに気持ちが汚れていたのかな?と改めて気付かされます(笑)せっかくの雪も近所のハトにとっては寒いのか、一羽ぽつんと空屋根の下で雪やどり(?)をしていました。羽を縮めて可哀相でしたがカイロをあげる訳にもいかないし。雪の寒空に反して仕事では熱いこの頃です。すみません、今日は少しだけ愚痴らせて下さい。昨日の事。とある出版社の、こちらの窓口となる営業マネージャーさんと…。広告の掲載誌が急ぎ必要になり出版社側に伺ったのですが、開口一番向こうから、「暫くいらっしゃらなかったからKさんの会社、潰れたのかと思っちゃいましたよ。」決して言ってはいけない事、言っちゃいましたね。失礼な!何度も別件でも来ているのにこちらが来た連絡も行かない程社内コミュニケーションが取れている証拠。”潰れるならそちらが先ですよ!”と言いたいのを飲み込んで「ご無沙汰してすみません。お蔭様で順調です。細かい仕事ばかりですみませんね。」大手の社風なのでしょうが上から目線の方が多いのが特徴の会社です。案の定業績は悪い所ですがそれでも絶対に潰れない会社なのです。”あ~、あったまくる!”打ち合わせが終わって降りるエレベータの壁を蹴飛ばしていたら天井の照明がチラチラと点滅していました(笑)。トラブル続きではありますが今月もどうやら終わりそうです。青空とハトでも見て癒されようと思います。良い休日を。
2009.02.28
近所では早咲きの桜が咲き始め、ようやく春の兆しが見えてきました。色の濃い桜でとても綺麗です。 さて、最近の仕事は宝探し状態。なかなか新規で契約を取るのは難しいらしく100年に1度の不況とは言われているそうです。でもこちらのような弱小事業には関係無いのかマイペースで淡々と細かく契約を積み重ねています。宝探しをしながらも時々「この方は凄いなぁ。」なんて方に会えると嬉しいものです。周りの方々は仕事の非常に出来る方がほとんどでホントに助けられてばかりの毎日です。時には衝突する事もありますが、後に残さないのが嬉しい限り。衝突しても妥協案を探りながら落とし所を探していくのも楽しみの一つです。最近よく言われるひとこと。「仕事の事となると厳しいですねぇ…」皮肉半分なのですが、ビジネス上で私情に左右されない私のようなタイプは扱いにくい事でしょう。仕方ないかなとも感じます。クライアントさん一人一人にはかなりきめ細かくケアしているつもりですが、時々「そんな事ぐらいそちらでやって下さいよ~。」的な言われ方もしばしば。例えば印刷時に色を合わせる色見本と言われる物が無い事や広告原稿のサイズが違っていたりするケース。ぎりぎりで預かる時には致し方なく、時々はキンコーズのような印刷関係の専門家が居る所でその色見本なるものを出してもらったり原稿のサイズを修正(リサイズ)したりしてどうやら広告の素材として使えるようにまとめますが、本来こちらが負担する事ではありません。「必要素材がご支給頂けない場合には印刷側への一任となりますのでご了承下さい。」「今回は原稿サイズが各辺1mm大きく作られておりましたので、修正の上進めさせて頂きました。」と言いたい事は後で伝えます。相手がそれを、こちらが間違いを直してくれたと思うか、そのぐらい直してよ、と思うかは分かりませんが、”ま、いいか”でまた次へ。最近なぜか白髪が増えてきてしまい、両親と育毛剤やヘアカラーを共同購入しました。この年齢で白髪が出るなんて…寂しいです(笑)
2009.02.23
久々に国際営業らしい一日になりました。記念日にふさわしい一日でした。某海外エアラインの来日されたディレクター氏とのミーティング。昨年とある広告を、日本側の窓口となる企業を通して仕事をした事があるのですが、その日本代表側企業の社長さんが声をかけて下さいました。こちらも一事業の代表者としての面目躍如を果たそうとはしたものの、英会話の鈍りをひしひしと感じながらのミーティングとなりました。相手の言っている事は解りながらも自分で上手く言えない歯がゆさ。これほどに英語を忘れているとはかなりのショックでした。また猛勉強しなければ。その歯がゆさで昔カナダ・バンクーバーへ渡って3ヶ月目ぐらいの頃を思い出しました。思い返せば今日はカナダバンクーバーへ渡って13年目の記念日です。13年前の2月17日。大雪が降り成田空港で飛行機が離陸出来ない時に機内から見た、しんしんと降っていた雪を思い出します。もう日本へは帰らないかも知れない…覚悟を決めてカナダへ渡った忘れもしない記念日です。あの後の2年間の海外生活で私の世界も人生観も大きく変わりました。いろいろな選択肢があった中で自分らしい厳しい道を選んだものだなと今になって感じます。2009年の今日。大きい契約を下さったクライアントさんへ午後にお礼に伺い、手土産に美味しいおにぎりを持っていきました、が…お礼に伺って数時間後にメッセージも入っていない着信履歴が…あれ?何か伝え忘れてたかな?コールバックしても通じません。5分後、再度電話が来ました。「先程はどうもご馳走様でした。おにぎり美味しかったですよ。Kさん、あのね、領収書も一緒に入ってましたけど…(笑)」「あ゙…(笑)」どこに行っても何年経ってもおっちょこちょいは簡単には変わらないようです(笑)
2009.02.17
先週からまた忙しくなってきました。仕事に追われ帰宅してもご飯を食べてお風呂に入ったらもう夜中。立春を過ぎたというのに私の部屋にはまだ撒かれていない豆がそのままです(笑)今週でどうやら3月分の仕事が一段落しそうなのですが、予想以上にルーティンワークに時間がかかり、またバタバタしています。広告の仕事に関わってから10年あまり。先日初めての経験をしました。とある日本の雑誌のアジア・パシフィック地域からの海外クライアントさんの広告はこちらで取りまとめているのですが、校了日(掲載する広告の色やデザイン等の最終チェックをクライアントさんと終えて印刷側に回す日です)という締切迄に広告原稿が届かずに調整に一走り。日本へ広告原稿を送ってもらう直前にシンガポールのクライアントさんでデザイン変更が生じ、時間との勝負となりました。その締切を過ぎた翌日。出版社側からも心配になって度々電話が入ってきました。善くも悪くも遅れに慣れているこちらにとっては大した事では無いのですが、電話の向こうでは泣きそうな感じでした。心配になって朝から輸送状況を確認しつつも午後になってもまだ届かず。最速の方法をと思い航空宅配便を預かりに成田空港の税関まで取りに行こうと思いきや、航空便の会社の人いわく「受け取りにお越しになってもお渡しは出来ません。例外は受け付けられません。」との冷たい回答。かと言ってこのままでは配達は18:30過ぎとの事。”税関に8:30に回っているのになんで有効時間帯の丸1日を潰さなければならないのかな?”さすがに納得行かずに延々と交渉して対象の広告原稿を見付け出してもらい、急いで受け取りに行きました。保管されていたその原稿をどうやら預かったは良いものの、ワールドワイドに使用する原稿で発送元は上海。広告原稿はクルクルと巻かれて筒に入っていました。記念写真がぐるぐる巻きにされ、SDカードならデータ破損の一歩手前のような状態です。大切な原稿が…クルクルと…これ使えるのかなぁ?何100万もの価値のある大切な原稿を筒に巻かれて受け取ったのも初めてでしたが、そのまま出版社の方にお渡ししたら、驚きなのか、呆れたのか、体が固まって目が点に…(笑)。その巻かれた原稿を使って印刷も何とか終わり、つい先程色をチェックして収まりました。綺麗なビルの中を優雅に颯爽と肩で風を切って歩く方々の中、汗だくでボロボロの航空便を片手に、「あ…Kです…が…あと、2、3分で…うかが…い…ます…。」なんて息を切らしながら電話をしているこんなのを経営者と言っても誰も信じない事でしょう(笑)今週も走ります(笑)
2009.02.09
こんばんは。先週末は暖かくなったと思いきや、また冬の寒さが戻ってきました。さてこの前の金曜日、少し面白い事がありました。立ち寄った銀行にて。海外からの旅行者らしきとある紳士が話しかけてきました。「Change the coin?」と一万円札を見せながら。両替してコインが欲しい様子。ATMではなく窓口なら多分両替出来ますよ、と伝えましたが暫くしてまだ銀行の出口の所にご夫婦揃って立っていました。気になって私の口座から1000円札を10枚下ろし「I have ten thousand bills.Do you need exchange to?(1000円札は10枚あります。両替しますか?)」でもどうやらやはりコインが欲しい様子。なぜ?と聞いたら日本の知人へ電話をかけたいとの事。こちらのボロボロの携帯を貸すのも気がひけて、「Wait a second here.I'll be back soon(ここでちょっと待ってて下さい。すぐ戻ります。)」と伝え、テレフォンカードをKIOSKで買って戻り、それを渡して公衆電話の場所を教えました。「How much?」「You don't have to do that(必要ありませんよ).」お気をつけて、と言って次のアポイント先へ向かおうと思ったら後ろから背中をポンポンと叩かれ、名刺を渡されて、後で電話を下さいとの事。「Never mind.Take care(気にしないで下さい。ではまた。).」それでも名刺を渡そうとするので一応頂きました。頂いた名刺を見てみると上海の学校の院長(学長か理事長かな?)さんでした。旧正月を利用して日本の卒業生にでも会いにきたのかも知れません。銀座の街中でちょっとした文化交流が出来た1日なのでした。
2009.01.27
東京はまた寒くなりました。冬の寒さは嫌いですがこの寒さがきちんと来ると地球はまだ大丈夫なんだと安心もします。でも東京で雪はまだ見られません。雪国の方には申し訳ありませんがたまには東京の雪景色を見たいものです。さて広告業界でもう10年。今の商品を扱う担当としては最も古株となってしまいました。日本の10年のスピードというのは海外の3倍ぐらい早いようで目まぐるしくどんどん変わっていきます。あまりに流行の変化や仕事の流れが早過ぎて、昨今の金融不況のような時にはどこに商品価値を見出だしてどこに判断基準を置けば良いのか解らなくなる気がします。出ては消え出ては消えを繰り返す物ばかり。価値の逆転。一貫してずっと価値在る物というのは限られてきます。そんな中ではありますが、大手の業績悪化で意外な恩恵をしばしば受けています。大手の不調=中小企業の価値の増大のような気がする時があります。広告でも大手は40%50%利益減少となりながらも私の所は4月分迄は昨年並み。零細企業だからではありますが、一つ一つの契約を取っていくのを大切に思われる事があります。”何でこんなちっこい所の仕事を…”と思っていた某大手の方々が気味悪い程に大切にしてくれます。不況の間だけとは分かりながらもしばらくはこちらからの提案が通りやすくなりそうで、道を広げるチャンスです。零細企業の経営もたまには思わぬチャンスがあるものです。また次のチャンスを呼びこもうと思います。ではまた。
2009.01.22
今朝は富士山が綺麗に見えました。やはりホッとします。この年明けからなぜか慌ただしい流れが続いたまま。広告の仕事というのは年がら年中時間に追われている気がします。いろいろな事を広く浅く覚えているこんな私には適職と遥か昔に言われましたが、元々のんびり屋の私にはどうも合わない気がしています(笑)さて、この年明けから起業家になった方も少なくはないと思います。私自身、実は起業家というのがどういうものかも分からずにまずはなってしまいましたが、なってみて名刺の全く通用しないありのままの自分を嫌という程に感じました。ビジネス上、組織と個人は全くの別物。何もバックアップの無い自分だけの力で生活費を稼ぎ出していくというのは想像を絶する程の経験を味わえます。悲喜こもごもです。門前払い、アポイントすら取れず取引の口座も作れない日々、減っていくばかりの貯金、増える固定費…人間不信になり人と雑談をする事も出来なくなり、間違いなく3ヶ月で潰れると思いました(笑)。とにかくがむしゃらに営業しましたが、頑張れば頑張る程に空回りしていく自分を感じていました。そんな時、”あ~もういいや!”と思ってしばらくサボリ始めました。起業家になって何を達成したいという事もありませんでしたし、ただの力試し。まあ自分の力なんてこんなものでしょう、と思いました。あえて出来るだけ仕事の事を考えずペースを落として2日、3日…とサボると普通に仕事をこなしている時より不安を感じてきます。何の為に起業したのか?自分は5年、10年後にどうなりたいのか?何が出来るのか?歩きながら自問自答の毎日でした。そして5日目。サボり続けるのに疲れてしまったのか、不思議とまた仕事をしたくなる自分がいました。”自分らしいなぁ…”あまのじゃくの私。これ以上仕事なんてしたくないと思い、離れるとまた仕事の事が気になり出すのです。”まあ、自分らしくやってみようか”と気楽な気持ちで再開して良い方向へ進むようになりました。今でも初めての仕事を頂けた時の感動は忘れません。1日およそ1万円の経費がかかりますが、サボりはもしかしたら最高の贅沢。1万円の自主休暇です。起業で開き直りとサボり方の大切さを学びました(笑)善くも悪くも自分らしい毎日です。
2009.01.17
今更ですが、新年明けましておめでとうございます!さて今年はどんな一年に出来るでしょう?仕事が始まってまだ1週間というのにヘトヘトです。年間での数1000万円単位での仕事が年末から集中し、ウォームアップをする間も無くいきなりオーバーペース気味。でも走るしかありません。大きい案件が増えるのは有り難い事ですが、それだけ金額の出入りが激しくなりリスクも伴います。旅行会社営業当時、担当だった取引先の社長さんが自分の会社が倒産寸前と分かっているにも関わらず団体ツアーの契約をし、数100万の支払いも無いままにツアーに出発しかけて大問題になった事がありました。それから15年。未だに契約には慎重に慎重を重ねています。広告の仕事も細心の注意が求められ、難しいのは契約を取ってから。原稿製作段階で発生するのがほとんどです。広告に慣れていないクライアントさんは、始めはいろいろな内容を盛り込みたくてあれもこれもと主張しますが、要領を得て下さると順調に流れます。困るのが一般的に大企業と言われるところ。ほとんどはスムーズに行くのですが、たま~に(しばしばとは言いません)広告表現やレイアウト等で無理を押し付けるクライアントさんに当たってしまいます。うちのような大企業が何100万も出すのに出来ないの?というニュアンスが見えかくれします。私の扱う広告は高級感を重んじるものなのですが、広告スポンサー自体が雰囲気に相応しくないと判断されると例え何億頂いてもその広告は掲載出来ません。その管理には経験が必要となります。一旦お断りすると今度は営業本部長や取締役の方まで出てくる事がたま~に(!)あります。どなたが出てきても結果は同じ。出来るだけ契約に至れるようにレイアウトetc.を修正すれば可能等の妥協点を見付け伝えますが、こちらからの修正を了解して下さらない限りはNGはやはりNGとなります。お断りの内容を説得するのには骨が折れます。ホントに骨が折れそうな時もあります(笑)。「おっしゃる事は分かります。○〇だから~~という事ですね。ですがこの広告の特性自体が××なのです。」相手の主張を尊重しながらこちらの反論を伝え仕事をお断りするというのは神経がすり減ります。長生きは無理そうです(笑)何億出すとか大企業だとか有名商品だからとか、そんな問題では無く、仕事としての本質やポリシーの問題が関わってきます。押し付けるのでは無くお互いに妥協点を見付けて歩み寄る事が次へのステップなのですが…なかなか難しいものです。今週はこういう案件が3件重なり、2件がまとまり1件がNG。疲れると机の前に貼ってある写真のポストカードで一息つきます。フゥ。年明け早々こんな1週間でしたが、ジョギングと温泉と、近所から見える富士山で癒されようと思います。では良いおやすみを。
2009.01.10
年内営業最終日。普通なら1年を振り返って…となるのでしょうが、先の仕事の段取りを次々とこなす必要に追われている事もあり、最近あまり終わった事を振り返る機会が無くなりました。終わった事は終わった事。これからの夢が生きるエネルギー源です。さて、昨日のクリスマス。渋谷の街では写真のような華やかな光景が見れました。笑顔の多い明るい街って良いものです。とかく不景気だとか金融危機だとか暗い話題が先行していますが、なぜか私には全然影響がありません。大企業が弱っていくこれからこそチャンスかも知れないと感じます。マナーも気にせずなりふり構わずやる大手のやり方を快く思わないお客様が思ったより多くいるのに気付きます。私の仕事はいつも一緒。”いつでも全力で、ベストを尽くす”それだけです。今の自分に出来る精一杯の事を一つ一つ確実にこなすこと。結果はなるようになるだけです。仕事と言うよりも散歩気分で話を楽しもうとする私自身に問題があるのは承知の上ですが、自分自身を試す上では起業というとても良い機会を得たものと実感します。どう考えても普通に考えて楽しい事なんてほとんど無いのですが、慣れというものは怖いもので、辛いとか厳しいという感覚は余程の事が無い限り無くなってきます。それでも生きている実感はとてもしています。お金の本当の価値や美味しいご飯が食べられる有り難みが分かっただけでも一歩は成長、かな?来年はどうやら今まで以上に浮き沈みの激しい一年になりそうな予感です。広告業界も10年目。そろそろ離れたいのにまだ続きます。いつも行きあたりばったりなので(笑)、たまにはリラックスしたところで来年の戦略らしきものを少し考えてみようかと思います。来年は活かしきれていない海外の繋がりをどう活用するかが課題です。長い間お世話になっている方から世界中を周ってきて下さいとの依頼もありますが、どうなる事やら…。さて来年はどんな一年にしようかな?まずは年賀状を書いてから考えます。今年も一年どうも有難うございました!今の仕事が続く限りすみませんがまだこのブログは気まぐれで続きます。途中で潰れたらすみません。それではまた来年に。どうぞ良いお年をお迎え下さい。
2008.12.26
札幌3日目の夜。泊まったホテルは写真のような感じでした。寝起きに撮ったものでベッドカバーが綺麗でなくてすみません。とにかく大きいベッドで部屋も広すぎる程。東京の私の部屋の何倍もありました。部屋からは中庭を見渡す事が出来、両手をいっぱいに伸ばしても充分なベッドサイズ。疲れが一気に抜けていきます。休息を取って月曜日の仕事へ向け、テンションを上げていきます。翌日はアポイント続きの月曜日。ビュッフェスタイルの朝食を充分に食べ、仕事先へ、いざ。本格的な仕事の日に限って朝から気持ち良い快晴の日でした。この日のアポイントは10:00、10:45、11:30、13:00。13:40には札幌を発たないと夕方の東京での仕事に間に合わなくなります。10:00、10:45の仕事を順調にこなし、11:30のアポは道に迷って10分遅れ。初対面なのに、見本にならない営業マンです。13:00の札幌駅近くのクライアントさんとは予定通りの時間に。本部長氏と挨拶をし、海外のとある雑誌への広告を引き受けた時の翻訳の話で盛り上がり…「来年はA社さんにBビジョンの話を提案しようと思っていますが、御社で扱いはありますか?」「はい。ございますが来年度料金の変更も有り得ますので現地に確認してみます。お待ち頂けますか?」「海外の扱いはこちらも増やしたいと思いながらもノウハウが無いので、お願いしますね。ところで…」困った事に話が長引いていきます。仕事としては有り難いのですが、もう13:30。札幌発の空港行きの電車は13:40。「~なんです。最近は…。」「すみません。お話中ごめんなさい。実は13:40の空港行きの電車に乗らないと東京へのフライトに間に合わないもので…」「え?もう7分前だ!すみませんね、長くなっちゃって。」「いえいえ、こちらこそすみません。それではまた。どうも有難うございました。」「大丈夫ですよ。駅まで5分もあれば行くから。」エレベーターに乗ってビルの下に降りたらもう6分前。前もって購入した切符を胸ポケットから出し、早足で札幌駅の改札に駆け込んで13:38。新千歳空港行きの快速に飛び乗ってすぐに電車は出発しました。ふぅ。大丈夫って言ったのは誰?旅情も何もあったものではありません。知らない街でアポイントを入れすぎるのは危険です。東京へ戻って広告原稿に変更点が入りその後2ヶ所へ。何とも慌ただしい札幌出張の冬でした。暖かな日になりました。では、良いクリスマスを。
2008.12.25
この前の続きです。さて、約1時間遅れで着いた札幌の街。数年振りで駅周辺がすっかり変わってしまい、方向音痴の私はキョロキョロしながら地下鉄乗り場へ。完全に観光旅行者です(笑)。今回は雪でスーツケースは使えないと思い手に持つバッグだけ。右手に本が詰まってパンパンのビジネスバッグと、お客様に差し上げる東京土産の入った大きな紙袋。左手には着替えを入れたトラベルバッグを持って…ヘトヘトです。22:00。夕食はまだ取れず。ちょうどクリスマスイルミネーションも点灯されていて綺麗な筈だし、タクシーで列ぶよりは歩いちゃえと思い雪道を荷物を3つ抱え歩き始めたものの…ふう。氷点下の中で1人だけ汗をかいているのも不思議な光景です。でも途中で写真のようなクリスマスイルミネーションの中を走る馬車を見かける事が出来ました。23:00。ようやくホテルへチェックイン。大きいスパのあるホテルでした。でも、疲れで夕食も取らずに着替えてそのままベッドへ倒れ込んでしまい…夜中の3時に寒さで目覚めて寝ぼけ眼でスパへ。広いスパの貸し切り状態は良かったのですが、広すぎて寂しいぐらいでした。さて、翌朝の土曜日。雪時々曇り。この日は小樽と千歳の新規開拓セールス日。雪の中の強行セールスでしたが、すぐに何100万円もする契約が取れる訳もなく、まずは顔合わせという感じでした。あとは中略。夜の自由なひととき。会社員当時は1年の3分の1が海外出張で出張先での食事も楽しみでした。何100回と旅をしていると観光名所を巡る気は無くなり、地元の方と同じようなオフの過ごし方をしたくなります。スーパー巡りは楽しみの一つになっています。札幌ではスタバで大きめのトールディカフェ(カフェインレスのコーヒーです。私はスタバのディカフェ促進ディレクターになりたい程です(笑))を飲みながら、ゆっくり本を読んで手紙を書いて…ゆったりと過ごせました。札幌3日目。オフの日曜日。朝カーテンを開けると…ん???色が無い。この前のブログの写真に載せた雪景色が広がっていました。一面、真っ白。屋根の色も木々の色も見えないのです。とにかく、白、白、白。どこまでが車道でどこからが歩道かも分かりません。真っ白な世界はシンとしていて神秘的で好きなのですが、どんよりと雪雲がかかっていて、氷点下6°C。寒さで手が固まってきます。遠出する気も失せて地元の方向けの温泉に浸かりましたが、その温泉に行くまでに手足が凍え、お湯に入った途端に「ハア~」と溶けそうな幸せを感じました。夜はジンギスカンを食べましたが、バー以外で一人でアルコールを飲むのが嫌いな私は「お水ください。」と言ったら、なぜか水のたっぷり入ったコップを、ドン!と置かれました。肉のような油の多いご馳走を味わうには地元の水が一番合うのですが…ケチな人と思われたのでしょう。ま、いいや。見知らぬ土地というのはハプニングがあって楽しいものです。さて、この日のホテルはアンティーク好きの私にはたまらない所でした。その写真は次回に。あと1回だけ札幌紀行が続きます。風邪気味で食い止めていますが、本当に気をつけましょうね。
2008.12.17
久しぶりになってしまいすみません。11月の引っ掛かっていた案件がやっと一段落したと思いきや、もう12月も中旬です。先週は1000万単位の契約が取れ起業家として無事に生き残れて何よりなのですが、仕事一筋です…。先週末から札幌への出張となりました。今も現地の3社程と取引があり、一度ご挨拶に伺わねばと思いながらも丸一日空く日が見当たらず、ようやくこの週末と決めました。さて、行きからフライトの出発にぎりぎりで間に合いそうと思いきや、乗る便が1時間遅れ。まあ羽田空港をゆっくり見たかったのでちょうど良い息抜きにはなりました…が、「あれ?もしかしてKさん?お久しぶりですね~!」「あ~!Oさん。どうしたんですか?こんな所で?」「今夜から大阪出張なんです。Kさんは?」「私は札幌なんです。」「何便ですか?」あ…この方は某エアラインの法人営業の上の方の方。こちらが乗るのはその競合他社の便…。「あ~、えっと、何便でしたっけ?なんか遅れるらしくて…困りますねぇ。」「あれ?うちのフライトだったらそんなに遅れないのに。」「そうですよね?人気高くて御社のフライトの予約取れなかったもので。」何でこんな所で気を遣わなければならないのかな?「まあとにかく気をつけて下さいね。次の出張の時は僕が予約取るから行って下さいね。」「有難うございます。お互いに気をつけて行ってまいりましょう。」ふぅ…疲れる…。そんなこんなで何はともあれ出発です。続きは次回に。
2008.12.09
今日は晴れ晴れとした良い天気。爽やかな朝でした。銀座の街を通るともうクリスマスイルミネーションがあちこちに灯っています。活気ある華やかな街を歩けるのは良いものです。さて、先週から慌ただしくあっという間に11月も下旬。プレゼンにプランニングにインタビュー一に温泉ミーティング(今度ブログに書きますね)…毎日がどんどん過ぎていきます。今年もあと40日少し。早いものです。そんな中、目標とする社長さんとのアポイントがありました。気さくで飾らず笑顔や気配りを大切にする本当の社長さんです。この方がトップに立つとなぜかその周りの方の笑顔が増え、楽しそうに仕事をするようになるのです。企業としても世界有数の所ですが様々な協会会長や代表を任されており、一体どれだけの仕事をこなしているのか図り知れません。同じ社長とは言えど全く格が違います。同じレベルの話をするのが大変な程。この方に会って以来、どんな偉い方に会っても緊張しなくなりました。私はもし業績が悪くなれば事業を潰せば良いだけで簡単(?)な事ですが、雇われ社長というのはあちこちからプレッシャーがかかり大変そうです。あちらからはこちらが大変に見えるそうですが(笑)。起業家や社長の凄い方というのはある意味役者そのものです。個人の評価も会社の発展もイメージで決まるのがよく解ります。早目のランチの時間を頂いて度々行く十割蕎麦屋さんへ。せいろを食べながらその後コーヒーを飲み、ビジネスやとある買収の話を交えての歓談。周りの方もまさか200円足らずのコーヒーを飲んでいるそんな2人が数100億円の話を本気でしているとは思わない事でしょう。「接待が終わってからまだ9時でしたので、マラソンの練習をと思って走ったら10kmで短い足が絡まって転んでしまいまして…。」「そうですか~。」”短い足”と謙遜した相手のフォローもしない私。あ、また仕事減ったかなぁ。まあゆっくり来年の展開を考えようと思います。
2008.11.17
すみません、私事ですが今日は真面目な話です。一昨日仕事から自宅へ帰ったら夕食を食べかけのご飯茶碗に、眠っていたと見られる敷いたままの布団、かたわらにアイスノン…。もしや父に何かあったか、と急いで父の行きつけの病院へ自転車を飛ばして向かいました。途中自転車で走りながら、父に最悪の事態が起きていた時の心構え、これからの自分の生き方、父との思い出が一瞬の内に浮かびました。「もっとしっかりしなければ。」そう思いながら日々をいい加減に過ごしてはいけないのだと…両親共に年金暮らしの今、こちらがしっかり支えていかなければと改めて思い直しました。疲れた~と弱音なんて吐けません。吐いたところで1円にもなりません。働きたくてももう働けない父と母…働こうと思えばまだまだいくらでも無理もきき可能性も探せる自分。まだ何でも出来ます。でも時間は待ってくれません。限られた時間の中でどれだけ自分の夢や理想に近付け、どれだけ親や自分自身の為に充実した人生を生きられるか、時間との勝負のような気がしています。自分で自分の可能性を狭めてしまっている事が情けなく思えてなりませんでした。両親が揃っている時間もあとわずか。父も母もまだ健在の内に出来る限りのささやかな幸せな家族の時間を作りたいと思っています。勝手ながらも自分で決めた道。起業家か会社員かなんてある意味どちらでもいい事。自分自身や家族、周りでこちらを支えてくれる人達に「あの人らしいね。」そんな言葉をもらえるように、納得のいく自分らしい生き方をしてみようと思います。立てなくなった父や新婚時代の写真を懐かしそうに見る母の様子を見て心新たに覚悟が決まった夜でした。頑張ります。
2008.11.06
2回前のブログで掲載する筈でした富士山、こんな感じでした。久しぶりに自分のページを見てみたら、あまりに富士山が綺麗でまとめて2枚添付した為か、前々回のブログに載せた筈の富士山の写真が見当たらず…?失礼致しました。今は富士山もうっすらと雪がかかっているようです。さてまた来ました、月末の慌ただしさ。何回も広告を頂いているクライアントさんへたまには差し入れをと、メープルクッキー(カナダに居た当時こればかり食べていました。メープルシロップが絡めてあって美味しいのです。)を買ってレジに列びました。両手には重い荷物を抱えて財布を出すのがやっと。クッキーはわずか\358。60円の小銭に1000円札、と。「358円になります。ビニール袋に入れて宜し…。」こちらが出したコイントレーのお金とレジの金額を見比べたレジのおばさま。固まってます。1000円札1枚と10円玉6枚と…100円玉1枚。ん?100円玉…いったいどこから?358円なのに1160円を出すこの人。頭、大丈夫か?というそのおばさまの表情。「ああ、すみません。日本っていろいろなお金があるんですねぇ…。」ひどい言い訳です。大急ぎで考えごとをしながら買い物をすると駄目みたいです(笑)計算も出来ない頭の弱い 経営者。今日も走り回ります。
2008.10.30
先週末、ベランダに赤トンボが…もう秋なんですね。ここ数ヶ月間、初めて携わる英語での広告が増え、クライアントさんの立て替えで支払う事ばかりです。A社さんと。「あの、支払いサイトは?」「初取引ですので前金でお願いします。」B社さんと。「あの、広告掲載費のお支払いは?」「広告掲載日の東京市場のTTSレート(為替の売りレート)で請求書を発行しますので、それから15日以内での入金をお願いします。」広告の原稿製作と翻訳をお願いしたC社さん。「製作費ってお支払いはどうなりますか?」「すみません。初取引ですので現金でお支払い頂くように上から言われているんです。」加えてもう2件の前金払い。合計数100万円。貯金通帳の残高は信じられない程の低い金額に…寂しいです。売掛金と呼ばれるこの数100万円が利益分を加えて戻ってくれまであと40日あまり。今更ながら黒字倒産の仕組みが分かりました。本当に経営者?と思いますが、無借金経営は守りたいところ。頭が痛い毎日。ふぅ、頑張らねば。
2008.10.23
秋らしいこの前の連休、富士山を見に行ってきました。泊まったホテルからの富士山の美しさに感動!よく見ても本当に美しく、日本人で良かったなぁとつくづく思いました。やっぱりいいものです。さてまたいつもの生活が戻ってきました。先月から様子を見ていますが、夏からの予想通り来年春以降の仕事はとても厳しくなりそうです。不況になると真っ先に減らされる広告費。削減という話が既にあちこちから聞こえてきます。起業した翌年に同時多発テロが起き、来月にはもう潰れるかなぁ、と思った頃に比べればまだいいかも知れませんが、先行き不透明なだけに来年の動きがよめません。まあ、いつもの事ですが…。いずれにしても充分に働いて経営のノウハウや各業界の流れ、実践的英語は学びましたし、少しはゆっくりしてもいいのかな?とも思います。さて、これからが本領発揮か、少しゆっくりするべきか…?アイデアノートの30程のプランと富士山の写真でも見ながらのんびり考えてみようと思います(笑)。
2008.10.16
今週はすっきりしない雨や曇り空が続いていますね。気候が悪いと取引先の方も気が乗らないようですので盛り上げる事が必要になります。「風のような人だね。」昔からなぜだかよく言われます。通常の営業からトラブル時の対応、新規営業、広告原稿やクリエイティブの調整、割引や掲載可否の判断、校正紙のやり取り、掲載誌のお渡しと次の広告の話、経理業務、マーケティング資料作成、戦略構築、文具の購入まで…目が回る毎日です。でも、仕事を迅速にこなすのは得意とするところ。日常の仕事に追われ絶対数が少ない中で大手と対等に戦うには、1.味方を増やす2.ミスやトラブルを無くす 3.仕事を出来るだけ速くこなす4.大手の出来ない仕事をするこの辺りに落ち着きます。そして何よりも自分の能力を向上すること。私は昔から何に対しても究極の負けず嫌い。参加する事に意味はありません。勝負するからには全勝する気で臨みます。何をもって勝ちなのかは基準もありませんが、自分自身で自信を持てる結果が出れば良しとしています。最近は特にスピードアップで大手に負けない力をつけようとする毎日です。仮に自分が他人の3倍の速さで、他社の1/5の時間で、20人の方々が味方して下さったとすると、単純に3×5×20=300。300人規模の会社と同じ仕事量がこなせます。これにトラブルの削減や仕事の経験、勘などを加えると経験の無い方の500倍の仕事は1人でもこなせる事になります。最近のほとんどのアポイントは15分以内。たまに仕事の話から外れて20分近く話す事もありますが、相手の方も一日に数10件のミーティングをこなす事も多く、出来るだけポイントを話して引き上げます。30分も話して良いアイデアが出なければそれ以上は全く生産性の無いムダな時間となってしまいます。1回の時間をかけない代わりに頻度は上げていきます。マメに短時間で情報交換をした方が相手の方にも喜ばれますし、確実に仕事を頂けるチャンスは増えていくようです。「この前はさっき来たと思ったらもういなくなってたね~。」後で笑いながら言われます。あるいは相手の方に失礼になる事もあるかも知れませんが、こちらの仕事はダメで元々。サッと行ってサッと帰ってきます。じっくり相手を説得して仕事を頂くなんて、ダメ営業マンには出来そうにありません(笑)涼しくなりましたし、「風のような人」なら歓迎ですが「風邪のような人」に思われないように気をつけたいと思います(笑)。
2008.10.08
気付いたらもう10月。早いものです。この9月も無事生き残る事が出来ました。そしてこのブログも、はや300回を超えていました。未だにこうして好き勝手に気まぐれに思う事を書け、読んで頂ける方々がいらっしゃるというのは嬉しいものです。有難うございます。今週は某ファッションブランドのPRマネージャーさんとのミーティングがありました。昔からファッションデザイナーの方々と親交が深く、世界中を渡り歩いている為か視野がとても広い方です。以前は別のファッションブランドのPR担当の方でしたが、職場を変わってからも連絡を下さったのはこの方が初めてです。その方はフランスやイタリアの事情に詳しいですし、感覚は日本人離れ。私もですが日本を離れて生活すると感覚的に変わるのと同時に、反対に日本の良さや日本人としての優しさを大切にするようになります。最新のファッショントレンドや効果の高い宣伝手法、近々無くなるファッション誌の話など、惜し気もなく様々な事を教えて頂けます。パリへの出張帰りにはとても美味しいシャンパンを頂いた事がありました。嬉しいものです。話も一段落し、近くのカフェでコーヒーブレイクとなりました。私はとにかくコーヒー好き。スタバは欠かせませんでしたが最近はどこにでもある為かあまり行かなくなりました。時々入るのはセガ・フレード(Sega Fredo)。広尾や渋谷にもあります。スタバやタリーズと違い店舗も少なめですが、本国そのままのエスプレッソが飲めます。よく飲むのがエスプレッソにショットでグラッパ(ブドウの皮の蒸留酒。アルコール度数40度以上!)を加えたもの。エスプレッソにまず砂糖だけを入れてかき混ぜずにショットのグラッパを半分程入れます。軽くかき混ぜてから(ステアと言います)数口で飲み干し、底に溜まった砂糖に残りのグラッパをかけてクイッと流し込みます。この最後の一口が何とも美味しいのです。微かなブドウの香りと砂糖の甘さと、僅かのエスプレッソの苦みと。最近は口直しになのか一口チョコレートを付けてくれるようになりましたが、本当はグラッパの香りが消えてしまうので付けません。昼間からアルコールでもこれがヨーロッパ流。先程の方の次回の出張にはグラッパをお土産に頂ける事になりました。ほろ酔いでいい気持ち。あの、ところでお仕事は頂けないのでしょうか…?
2008.10.02
先週金曜日は朝から心地良い風が吹いていたのにもうまた雨。寒いほどですね。健康に気を遣ってここ暫くは蕎麦と野菜、豆しか食べていませんでしたが昨日久し振りにカレーを作りました。いつもこちらが作ると10食分程になりますので今夜も明日も我が家はカレ-です(笑)。さて、この前少し書きました数1000万単位の大きな契約のクライアントさんとのトラブルもようやく収束に向かっています。発行している出版社側の直接のミスでこちらも関係者、というか本来は被害者なのですが、ようやく落ち着きました。お詫び状を書面でもらい、発行元の直接の責任者であるマネージャーと営業担当者にお客様の所へ同行して謝罪してもらいました。そのマネージャー氏がこちらにお詫びした事と同様の説明をお客様へもした事になり、いくら落ち度が自分側にあったとしてもおそらく納得のいかない事だったと思います。同行して下さった会社の方々は言わずと知れた大手のプライドの塊の象徴。仕事の取引が無ければ間違いなく関わりたくない類の人達です。それでも自分達の非を認めて謝罪とお詫び状を出して下さったのは進歩です。でも彼らにしては進歩だったのか屈辱だったのか、どちらだろう…?と思い、お客様へのお詫びが終わってこちらと別れた後のそのマネージャー氏と営業担当者の様子を遠くから見ていました。2人の様子は明らかに「Kさん、何だよ~!」という感じ。こちらに対する不満が現れていました。ま、いいや。憎まれ役はいつもの事。憎まれようが何だろうが仕事が円滑に進めば良い事です。彼らのつまらないプライドなんて関係ありません。大切なのはトータル的に仕事を進めていく事です。肩書ではなく意欲と覚悟。起業の原点を感じたこの頃でした。
2008.09.29
最近比較的ゆっくりめに仕事が出来るかと思いきや、あちこちでトラブル発生中です。1号分の発行が1,2月号に急遽合併され発行回数が減ったものの広告補償や、掲載NG箇所の調整、競合広告代理店とのクライアントの奪い合い…。自分の責任範囲内のものであればどうにでも対応出来る事ばかりなのですが、手の届かない範囲でのトラブルだけはどうしようもなく、こちらは出来る限りの調整をするしかありません。狭い小さい世界で何をちょこちょこ仕事しているんだろう?と思います。数1000万円のお金が動きますし各関係者の皆さんにとっては必死なのでしょうが、こちらは別に無理して取る契約とは感じない案件ばかり。もっと広い世界での展開を考えながら今は動きつつあります。例え数10万円の小さな広告でも、担当の皆さんの強い意思や信念があるものは扱いたいなと思います。反対に例え何億円でもやっつけ仕事的なお金を回すだけの仕事は出来るだけ引き受けません。大きい仕事でも作り手の意思も信念も無いものというのは不思議と長くは続きません。そんなものです。起業してみて良かったと思えるのはこの自由です。自分の意思で関わる仕事を選べます。極端な話、今事業としている広告の仕事でなくても良いのです。幸い今まで選んできた案件や取引先とはなぜか失敗がありません。10年間自分の責任でのノーミスは少しは自負しても良いのかな?取引先とはお互いにプロ同士。上手くいって当たり前なのですがプロにはプロ同士の暗黙の了解があり、心地良い距離感があります。こちらが選ぶ相手は自由。取引先にとってもこちらを選ぶ自由があります。どちらかが断れば明日からもうビジネスもご縁も無くなるのですが、続くというのは面白いものです。「何でまだKさんの所になんて仕事あげてんでしょうね~。」「あ、いいんですよ。別にうちでなくても(笑)。でも交渉は大変になりますよ~。」そんな事を言い合いながら今日も無事仕事が終わりました。日本で唯一つの事業を目指してまた頑張ります。
2008.09.24
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