ビジネス徒然草(Shimi's Blog)

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2005.01.22
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カテゴリ: 会社の辞め方
会社の辞め方シリーズ、第6弾。

今回は、「ボーナスとか退職金ってどうだろう?」について。

いざ辞めようか、と思うと気になってくるのが「お金」
転職時期が、年明けや夏頃に集中するのも、ボーナスの影響だとか。
そこで、今回は簡単に退職に関わるお金について触れてみます。

退職すると、退職金や企業年金基金積立金(継続しない場合)など、一時収入があります。
しかし、逆に、住民税の5月支払いまでの残分を、一括請求されるなど、勤続年数が少ない場合は、案外残りません。人によっては、マイナスで終わることもあるとか…怖いものです。

ボーナスや退職金が、具体的にどの程度支払われるかについては、各社の規定によります。
例えば、前職は素晴らしいことに、ボーナスも支給日が来ていない分についても月割りで支払われましたし、退職金も勤続年数は月割りで出ました。

ですから、辞める前に、必ず人事規定を熟読し、どこで辞めれば一番良いかを検討してから、転職先と入社時期について相談しましょう。大抵の場合、月の初めの入社の方が都合が良い会社が多いので、後は有給休暇の残日数と相談しながら、何月入社にするかを決めましょう。

ここで、一つ注意すべき点は、ボーナスについては支給されてから退職届を出す方が安全、ということです。
前職の場合は、基本給+評価給、でボーナスが組まれており、評価期間途中で辞めると、評価給分が支給されない制度になっていたので、それ以外の判断はあまりないのですが、結構多くの会社で、退職者には最低の評価をつけて、ボーナスを減額することが多いということです。

お金のことばかりとやかく言うのは何ですが、退職を理由に、色々と貰える金額が減るのは、ちょっと物悲しいものです。やはり給与=評価ですから、貰えるものは貰っておきましょう。

細かな話は、転職紹介会社のサイトに載っていますから、ここまでにしますが、会社側が何と言おうとも、なるべく自分に有利に動いて、次の仕事のリスク回避に備えましょう。最悪、転職先がいきなり潰れて内定取りやめ、という話もあります。前にも書いたように、退職を取りやめると、その後、相当辛い環境に置かれます。
リスク管理という意味でも、顔は笑顔でも、心を鬼にして、貰えるものは貰い、使えるものは使っておきましょう。

働いている人に与えられた権利なので、行使しないで、という人はいても、行使したことで恨む人は少ないものです。
そんなことで気を遣うより、しっかりと引継ぎをして、他の人の業務がボロボロになるのを防いであげましょう。

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最終更新日  2005.01.22 21:08:50
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Re:会社の辞め方6:ボーナスとか退職金って?(01/22)  
そういえば、私が前にいた会社で一度、リストラになったときに嘱託契約が6月から一年間ということに、問答無用でされてしまったのですが、その後、何度か更新をした後、今度は4月契約更新にするとこれも一方的だった。文句を言って辞めさせられたら、困るから何も言わず従った。

ところが昨年1月に突然、2度目のリストラ勧告、再就職先を紹介するというのも実際は期限が来ても最近は年齢制限があって、難しい。自分で再就職先は探してくださいということで4月には首になってしまった。おまけに前の契約であったら、当然もらえたはずのボーナスももらえないということを後から知らされた。

その後が大変だった。失業手当がもらえるまでにいろいろ精算したり、国民年金や国民健康保険の支払いやら、すでに一度目のリストラでもらっていた退職金は不動産投資に使っていたので手元の現金がなく、現金を工面するのに困ったことがあったのをこの日記を読ませていただいて思い出しました。しかも国民年金は払う金が無いときは延期か免除もしてもらえることもあるといのは誰も市役所で手続きをしているときには教えてくれなかった。おとなしくしているとこの世の中本当にろくなことがないと実感した。会社を辞めるときはすぐにでも次の収入の目処がない場合、最低でも20-30万円くらいの現金がないとやめるにやめられないという状況になることが本当にあるんですよね。 (2005.01.23 14:00:52)

Re[1]:会社の辞め方6:ボーナスとか退職金って?(01/22)  
tshimizu  さん
平成維新への挑戦さん、コメントありがとうございます。
>国民年金は払う金が無いときは延期か免除もしてもらえることもあるといのは誰も市役所で手続きをしているときには教えてくれなかった。おとなしくしているとこの世の中本当にろくなことがないと実感した。
健康保険も減免できますよね。昨年度収入に合わせた請求、という制度ですから、失業したのに請求はかなりの金額、という変な状況は簡単に生まれ、主張しなければ取り立てられ続ける、という何とも不平等な制度です。私の友人でも、会社を辞めてから色々と苦労してました。
何と言うか、日本では辞めるのが後ろめたいのか、ついつい自己都合で辞める時でも、何となく身を引きがちですが、会社側は辞めるとわかった時点から余所者扱いです(身近な同僚・上司は別として)。やはり変な気を遣わず、お互いルールに則って満足いく退職をしたいものです。
しかし、なかなか大変なご経験をされたんですね。前職では、内々でリストラ勧告を出し、1ヶ月程度給与は支払うが出社せずに転職先を探せ、という裏ルールが存在していたそうです(今はどうなっているかわかりませんが)。法整備だけでなく、ルールに則るという企業側の意識変革が行われることを強く望みます。 (2005.01.23 14:47:01)

Re:会社の辞め方6:ボーナスとか退職金って?(01/22)  
せりざわ さん
昨年のFRI交流会でお話させていただいた芹沢です。
ごぶさたしております。

面白いテーマですね。
私も2回の転職経験者につき、コメントさせて頂きます。
といっても、私の場合、わずかな勤務期間で退職したので考えるほど退職金はいただけませんでした。
ただ、お金はあって損するものではないわけですから、
辞める前の段取りとして、必ず考えなくてはいけませんね。またそろそろかな・・・(意味深) (2005.06.13 15:00:59)

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