うめいちの呟き~こだわりと物欲のメモ~

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2008.11.03
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カテゴリ: ステーショナリー
 さて、改めて万年筆を買ってもらうにあたり、いろいろと調べ始めました。どのメーカーのものが良いのかと始めた情報収集ですが、やがてひとつのお店にたどり着きます。
 そのお店の名前は、 「フルハルター」 。ドイツ語で万年筆を意味します。
 以前の呟きで、万年筆を買うときには試し書きをすると書きましたが、それは一本一本ペン先の状態が異なっているので、自分の書くときの角度やクセにあうものを探すためです。しかしフルハルターではペン先をお客さんにあわせて調整してくれるのでした。それだけではなく、わざと最も太いペン先から好みの太さに削り出してくれるのです。

 メールで予約して、出張で早上がりできる日に訪れてみました。JR大井町駅から歩いて10分ほど。マンションだか雑居ビルだかの一階に、歩道に面して小さなウインドウとドアが並んでいます。あまりに小さなお店で、最初は、通り過ぎてしまいました。
 お店の中も小さくて、ドアを入ると、大人だと二人並んでなんとか座れるくらいの狭いベンチが二脚、小さなテーブルをはさんでいます。左手のショーウインドゥの側はショーケースを兼ねたカウンタになっており、その奥は作業場と思しき部屋につながる出入り口です。ですから、お客さんが二人も入ればいっぱい、三人でぎゅう詰めになりそうな小さなお店でした。でもなぜか、落ち着いた、文房具好きが楽しくなってくるような空間です。

 それは、私の訪う声に応じてお店の奥から現れたご主人を見て納得できました。とても穏やかで、でも職人さんとして一本太い芯の通ったような方だったのです。
 まったくの初心者である私に対して、ご主人、森山さんは、終始穏やかに、熱心に、耳を傾け、またいろいろと話してくださいました。いや~、30分くらいはあっと言う間で、実際に自分の万年筆選びにとりかかったのはそれからだったりします。(笑)
 そして、欲しい万年筆を選ぶと、氏名や住所を書いてみるように言われます。そのときのペン先を見つめる目の鋭さがとても印象に残りました。そのときの角度、書き方等をチェックしているのでしょう。メモになにやら記号と数字を書かれていました。


 ちなみに、フルハルターで万年筆を購入した場合、定価販売となりますが、ペン先の調整料金は不要です。また、後に私は再調整をお願いしましたが、そのときも無料でした。
 私は、今までフルハルターで3本の万年筆を購入しています。





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Last updated  2008.11.03 17:48:44
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