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Terui @ Re:育めんパパです 育めんパパさん、こんばんは! すみませ…

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Terui

Terui

2004/06/10
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カテゴリ: 「お勉強」のこと
今日は中3社会の「公民」の問題を作成する。

この「公民」ほどやっかいな科目はないと思う。今日作成しているのは「政治」の範囲なのだが、まず、普段見慣れない漢字のオンパレードである。学校にもよるのだが、基本的に社会は「漢字」で表記しないと×をもらう。普段からきちんと漢字で書かない生徒さんには要注意である。「弾劾裁判」とかちゃんと書けるようにしないとならない。

次に、言葉自体の意味が難しい。「執行機関」とはどういう意味なのか、「召集」とは、「控訴」とは、、、一つずつ意味を理解しないと何のことやらちんぷんかんぷんである。辞書で意味を確認させるにも分からない言葉が多すぎる生徒さんもいて、講師が一つずつ噛み砕いて教えなくてはならない。

その他には、文章自体の意味が取れなくてはならない。例えば、「議院内閣制」については、次のように説明が載っている
「議院内閣制とは、議会の信任によって内閣が成立する制度であり、内閣が議会に対して連帯して責任を負うことから、責任内閣制ともいう。・・・」

まず、「信任」、「連帯(これぐらいは何とか分かるが)」、「責任を負う」の3つが分からない場合が多い。そしてこれらの言葉を理解しても、「議院内閣制」とはどういうことなのか、きちんと自分で説明できるようにならなくてはいけない。

社会のテストは記述問題が多い。「議院内閣制を説明しなさい。」と聞かれたときに備えて、社会の苦手な生徒さんは、上の説明を丸ごと暗記しようとする(議院内閣制の説明は、上記内容だけでは本来足りないのだが、分かりやすくするために途中までの内容にしている)。

さぁ覚えた!といっても、きちんと自分で内容が把握できていないために、テストのときには再現できない。選択問題は解けても、記述式ができないのはこういうことである。

ひるがえって、成績上位の生徒さんたちは、あまり中3の社会の勉強時間を取らない。



彼らは、一般常識としてこういったことを理解しているのである。さすがに細かいことまで知っているわけではないのだが、「議院内閣制」の説明文を読んだとき、頭の中に衆議院の国会風景が思い出され、イメージとともに理解することができる。

そして「説明せよ。」と言われても、きちんと自分の言葉で説明することができる。丸暗記ではない。

成績上位の生徒さんは、TVでニュース番組をよく見ていて、新聞も読んでいたりする。

中3の公民の範囲を習い始めて、慌てて新聞を読んだりしているのでは遅い(それでもやらないよりはましなのだが)。

「テストに出るからやる」ではなく、自然とそうなる習慣が大切である。

とは言っても、もう中3になってしまった生徒さんに、今から習慣付けをしても、今回のテストには間に合わない。

問題を作成し、講師によくポイントを置いた説明をするように指示をだし、今回のテストは乗り切ることになる。

でも、高校生になってまた「現代社会」や「政経」で勉強しなくてはならないのだから、今からでも新聞を読むとかニュースを見るとかやっておくといいんだよね。

やっぱり小学生のうちからそういった環境作りが大切かな。





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Last updated  2004/06/11 01:08:49 AM
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