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まずは御礼。昨日、アクセス数が300の大台を越え、あと少しで400というところまで来ました。クリスマスの話題だったかしら?皆さんありがとうございます。さて、表題。やってしまいました。湯たんぽ歴4年にして、初めての低温やけど。いつもは湯たんぽは寝る1時間以上前に準備してベッドに入れておくのに、昨日は直前に、しかも水で調節せず熱々の状態で足もとに入れてしまいました。しかも晩御飯のあとで誕生日に買ってあったリンゴワインを飲んでいたので熟睡しちゃったのですね。ふと夜中に右足のくるぶしの上がチクチクひりひり痛いので目が覚めて「あ、もしかしたら低温やけど?」と思ったのに、酔っ払いの悲しさ、状況を確認もせず「そんなに痛くないし、まだ眠いよーん」ととりあえず湯たんぽをけって脚から遠ざけるだけで眠ってしまったのでした。で、5時半。いつものように起床。やはり足が痛いので見てみて「うぎゃー!えらいことになっている!」はい。思ったより広い範囲をやけどしており、しっかり水ぶくれになってしまっています。低温やけどは冷やしても意味があまりない、とネット検索で知ったけど、気休めでもいい、ガンガン冷やしまくりました。お見苦しいけど我が脚をここにお見せします。冷やした範囲全体が赤くなっているのでわかりにくいかもしれません。水ぶくれの面積はウズラ卵よりは大きく、普通の卵よりは小さい…うこっけいの卵ぐらいです。低温やけどは見た目より深部にダメージがある場合もあるそうですが今日は日曜日、病院にいけません。とりあえず、消毒液をシュパシュパしてオロナイン軟膏をぬっておきます。このあと昼からおでかけなんだけど…ストッキング履くのつらいなぁ。***その後***ストッキングを履くためにはガーゼで傷口を覆ってネット包帯で押さえるしかないと思い、薬局に飛び込みました。すると、足を見るなり店員さんには「わ!これまで見た低温やけどで一番ひどい水ぶくれです。II度かIII度のやけどですね。よくこんなになるまでに気がつきませんでしたねぇ」と呆れられました。すみません。VV 救急滅菌パッド L 4枚VV ネット包帯 手首用 2枚入りその場でつけるのを手伝ってもらいつつ、やけどしたのが自分で良かった、もし わんこにゃんこに やけどさせてしまったとしたらどれほど辛かったかと思いました。もともとあまり注意深くないから、台所仕事のとき、今まで以上に気をつけようと思います。今日の日記を気に入ってくださったら↓ポチっとクリックお願いします。
2008.11.09
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ユウヒくん(宙組トップスター大空祐飛)の退団ショックから気を取り直して シアタードラマシティ雪組「Samourai(サムライ)」の感想をば。あらすじは…***主人公は薩摩藩士 前田正名。師と仰いだ坂本龍馬から目をかけられ刀を譲り受ける。明治維新後、正名は龍馬の遺品となった刀を携えてパリに留学する。フランスで正名は、人種で差別したりしない開明的なモンブラン伯爵の家に寄宿するがフランス人の大多数は、日本のことなどよく知りもしない。「蛮族」「下等な国」と事あるごとに悔しい思いを強いられる正名。もう一人モンブラン伯爵のもとに身を寄せる日本人がいた。それは芸州藩(広島県)出身の渡会晴玄。軍隊について学ぶために留学している銃の使い手。二人は意気投合し、日本のために頑張ろうと誓う。そんなとき、普仏戦争が起こり、フランス皇帝ナポレオン3世はプロイセンに降伏するが、パリ市民は市民による政府 パリ・コミューンを樹立しプロイセンに立ち向かう。その戦いの中に正名と渡会は市民軍兵士として参加し不利ないくさを戦い抜き、「サムライ」魂を見せつけるのだった…***主人公 前田正名を演じるのはキムさん(雪組トップスター 音月桂)。「仮面の男」を見た時にも思いましたがキムさんは歌がうまいですねェ。声につやがあって聞きやすい。セリフも通りが良くて聞き取りやすいの。どこにも妙な力みがなくて、ああ、トップさんの貫録が出てこられたなぁと思いました。役柄を演じている感じがしない「しっくり」とした感じでした。渡会晴玄役のチギちゃん(早霧せいな)チギちゃんもすっかり貫録が出てきました。すごく綺麗だしねぇ。でもちょっと心配です。痩せすぎじゃないですか?もうちょっとだけ太っても良いのではないかと思います。キタロウ(緒月遠麻)は坂本竜馬とフルーランス少尉の二役。坂本竜馬の時は、正直に言っていただけませんでした。セリフを怒鳴りすぎ。こんなに怒鳴っていて大丈夫かしらんと心配していたらすぐ暗殺されてしまい「あら?出番これだけ?」と思ったらフランス人少尉で再登場。少尉の時は落ち着いて聞き取りやすいセリフ。男気のある良い役でした。私のキタロウ(がやる役)に対するイメージって「あんまり頭が良くない熱血漢」だったんですが、今回ちょっと見直しました。宙組に行って、良い味出してくれるんじゃないでしょうか。そうそう。今回、オープニングが獅子だったんです。白い毛の音月さんを真ん中に赤い毛のチギちゃんとキタロウ。舞踊の連獅子の子獅子が二人いる感じ。最後はちゃんと毛振りもありまして、なかなか見ごたえがありました。降り始めてすぐはチギちゃんがちょっと遅れていたけれど3回目くらいでそろったので良かった良かった。私、日本舞踊を習っていたこともありこの幕開きはすごく 感動しました。話戻って、ヒロイン・マリー 舞羽美海。モンブラン伯爵の姪(あとで複雑な事情が説明されるけど)で最初は日本人に対する偏見を持っていたけれど次第に正名に思いを寄せて行く…という役。マリーは正名たちに対してツンツン偉そうなことを言っても客席で笑いが起きるように描かれているんです。そして人間として成長していく過程に好感が持てる。私は舞羽さんの声が好きなので、今日も気持ち良く見ていました。好みというと、私は大湖せしる のお顔が好き。今日はレオンという、いやーな軍人の役で笑わない(笑っても冷笑)ところが良い。(ん?ユウヒくんの時もそんなこと言っているね私は)あの頬骨の感じ、時にヤンさん(元花組トップスター 安寿ミラ)を思い出したりトウコちゃん(元星組トップスター 安蘭けい)を思い出したり…。気になる男役さんです。もう一人、気になる男役さんというと 香稜しずる。私、この人のワルそうな雰囲気がたまりません。いえ、好みとかではないんですが最近の男役さんってキレイに整ったしゅっとした人が多いでしょう?こういう ふてぶてしい外見の男役さんは貴重ですよ。昔で恐縮ですがミッキーさん(元花組トップスター 順みつき)がやったような役がきっと似合われると思うんです。あ、月組にいた(後に星組に変わったか)鳴海じゅんさんにも似ている気がするわ。今日の役は、貧しい境遇で、自分が生きている価値を見いだせなった青年が市民軍に参加して、初めてやりがいを見つけて…という香稜さんにぴったりな感じの役。亡くなる前の長いセリフに私、泣きましたわ。そう、亡くなると言えば…この公演、舞台の上で続々と人が死んでいきます。ある場面なんか、ほんの30秒くらいの間に15人ほどの骸が舞台に転がりまして…さすが「皆殺しの谷」だわ、と。(私、轟悠主演 雪組公演「アナジ」を見て以来、演出家 谷正純先生を「皆殺しの谷」と呼んでおります)それなのに見終わって嫌な感じが残るわけではないのが谷先生のすごいところかも。ただ、あれれ?と思う点がないわけではありません。例えば物語の冒頭に出てくる、前田正名の息子の嫁(元タカラジェンヌ)の存在意義。(私はこの人がもう一度ラストで出てくるんだろうと思っていました。)生き残った正名とマリーのシーンで物語が終わっちゃうんですが「え?そこから 日本に帰ってきて北海道で事業をするまで何があったん?マリーと結婚したわけじゃないよね?」とすごく中途半端な感じがしたんですヨ。冒頭の北海道のシーン(正名の息子嫁が出てきて「義父の遺志をついだ」と説明するシーン)がなければあの終わり方で良かったと思うんだけれど…。ホント「それからどーなったの?!」とフラストレーションがたまりました。でもそれ以外は、すごくのめり込んで見ることができるお芝居でした。そうそう、このお芝居では客席降りが何回かあります。16列目のセンターブロックはキムさんとチギちゃんを至近距離(触れるくらい近く)で見られますよ。おいしい席です。私は17列目センターブロックでした。惜しい!本公演の後のトークショーはキタロウが司会で、キムさん、チギちゃん、麻樹ゆめみ、帆風成海が登場。質問項目は●それぞれのお国言葉について●自分の役に対するこだわり、ここを見て欲しい●フランスには行ったことがありますか?●(公演にちなんで)自分が日本人だなと感じる瞬間は?●今後の抱負だったと思います。印象的な答えをご紹介しておきます。チギちゃんは芸州(広島)訛りを、山口県出身の香稜しずるに教えてもらったそうです。そして劇中に出てくる民謡については香稜しずるのお父様がチギちゃんに電話口で歌って教えてくれたんですって。それを録音して何度も何度も聞いて練習したとのことです。坂本龍馬を演じたキタロウ。ドラマなどを見て、土佐弁はなんとなくわかった気になっていたけれど実際にしゃべってみると耳で覚えた土佐弁のほとんどが間違いだったとわかったと言っていました。フランスに行ったことがあるのはチギちゃんとキタロウで「とにかくパンがおいしい」と2人の共通意見。「フランスパンの自動販売機があるんです」というチギちゃんに客席もへー!キムさん「え?発酵から?」にも客席爆笑。(どんだけ待たないといけないんですか、自動販売機の前で)日本人だなと感じる瞬間について質問の答えがまとまらず、答えるのを最後にしてもらったチギちゃんが「早替わりの関係で靴の下に足袋を履いている場面があるんですけど足袋は靴に合いませんね」と、ちょいとズレた答えを言ったのが キムさんのツボにはまったらしく散々笑ったあとで「考える時間もらっておきながらそんな答え?!」と突っ込んでいました。今後の抱負については帆風成海が「思いきり死ねるように頑張ります」彼は(彼女だけど)いろんな役をやっているのですが切腹を含んで4回も死ぬんですって。特に切腹には●●流というような作法があり、研究したそうですヨ。そして練習しすぎたせいか、刀を刺した瞬間に腹筋が攣ってしまって、背筋を伸ばせなくなったこともあるそうです。大変やねぇ。なんだかまとまりなくダラダラ長文ごめんなさい。このお芝居、宝塚を見たことがない人でも時代劇がお好きだったら、相当楽しめるともいますよ。見て損はない、面白い作品でした。 今日の日記を気に入って下さったら↓ポチっとクリックお願いします。
2011.12.26
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今日は大阪四季劇場に 劇団四季「夢から醒めた夢」を見に行きました。ゲネプロ、6月27日そして今日、と3回も見たわけですが、良い作品は何度見ても良い。ストーリーも舞台転換もわかりきっているのに感動できました。特に今日は夏休みということもありざっと見て客席の半分は小学生。ロビーパフォーマンスを見たり、出演者とツーショットを撮ってもらっているときの子どもさんの笑顔と言ったら。あの場面で子どもたちが笑うだろうな、なんて想像するだけで開演前からハッピーな気持ちになります。実際幕が開くと、子どもたちは大喜び。これって演者さんも楽しいだろうな。さて、今日の目的は観劇後にあり。原作者の赤川次郎氏が観劇されていて終演後楽屋で出演者と話をし、そののちピコ役:樋口麻美さん、夢の配達人:下村尊則さんとの3人で会見があるということで取材させていただきました。写真は茶々吉とデジ一 のんびり旅に掲載しております。もし良かったらご覧になって下さい。質疑応答をまとめてみます。●赤川次郎さんに 「劇団四季ミュージカル「夢から醒めた夢」は今年で25年目。 何回くらいご覧になりましたか?」A.「数え切れません。 すみずみまでわかっていて、セリフも覚えているくらいなのに 何度見ても涙腺が緩むんです。 テーマが"命の大切さ"で、ともすれば教訓めいた話になるところが 上質なエンターテイメントに仕上がっているのは 劇団四季の力によるものだと思います」●赤川次郎さんに 「25年間で時代ともに変わったことはありますか?」A 「今日、幕間にロビーをウロウロしていたら 子どもさんが『お母さん、ヤクザって何?』って 聞いていました。ああ最近の子はヤクザを知らないのかと 思いました(笑い)」 (下村さんが「ヤクザは昭和な感じですね」と付け足す) 「昨年の東日本大震災があり、不条理な死を身近に感じたことが 作品を見る上で影響していると思います。 また、25年前、メソ(登場人物の一人)の自殺原因は受験地獄でした。 それが いじめを苦に…と変えたのですが 昨年のいじめ事件(大津市の)が起こったことで よりリアルに感じられるようになりました。 以前から いじめの問題はあったのだけれど それが覆い隠せない時代になったのだな、と思います。 でもメソの自殺原因を書き変えたときには ここまで現実が作品に近づくとは思っても居ませんでした」 「逆に変わらないのが、不幸な子どもたちが歌う自分の死にざま。 いつの日か戦争やテロなどがなくなって 『この場面は現実味がないから省こう』という世界になって欲しいと思います」Q大阪のお子さんの反応はどうですか?A下村さんと樋口さん「大阪は(笑いの本場だから)厳しいかと思ったら意外とストレート」「以前『キャッツ』のときに『ジェリクルキャッツを知っているか?!』と言ったら 『しらーん!!!』と言われたことがあります。 大阪のお子さんの反応はダイレクト。 東京の子どもがクスクス笑うところをアハハハハと笑う」そのほか、脚本に関してやマイクなどの装置に関しての質問がありました。さて、私。赤川次郎さんには皆さん質問されているので下村さんに質問させていただきました。(だって、下村さんに直接お声をかけるなんて これが最初で最後かも知れないじゃないですか!!)私「ラインキングやスルース、そして夢の配達人と拝見しています。 いつも役に関してオリジナルのアイデアを出しておられますね? 夢の配達人の場合はポシェットが下村さんのアイデアということですが それはいつどんなふうに思いつくのですか?」下村さん「どうして知ってるんですか?!」と驚かれたあとで「初演時はリュックを背負っていたのだけれど 夢を配達するのだから配る前の夢を入れておくものが欲しいと思って アイデアを出しました。 ポシェットには4つのポケットがついているんですよ。喜・怒・哀・楽のね。 それからコートの裏地も(目が覚めるような美しい紺色の裏地) 僕が考えました。夜空のコートって呼んでいます。 最近は髪の毛に、それに合った色のエクステンションも付けたりしています。 いつ思いつくかっていうと、なんてことない時に。 お風呂に入っているときとか… 焼肉を食べているときに思いついたこともありますね」ううう、うれしゅうございました。この段階で仕事モードを大きく逸脱していました。すみません。だってだって、下村さんですよ?!質問者(私ね、私)のほうを見ながらお答えくださる下村さん。感涙。こんなこともあろうかと、時間をやりくりしておととい美容院に行っておいて本当に良かった。幸せだ~。生きてて良かった。「愛をありがと~!!」と主題歌を声高らかに歌いましたよ。心の中で。次の目標はツーショット写真を撮っていただくことだわ。死ぬまでに叶うであろうか…。ああ、個人的に馬鹿なことを言っている場合ではなかった。「夢から醒めた夢」は8月12日(日)が千秋楽。生きることの素晴らしさ、自分を信じてくれる人がいることの幸せ、そして人のために何かしてあげたいと思う心の大切さなどが年齢に関係なく心を打つ作品だと思います。まだご覧になっていない方は是非 大阪四季劇場へ!【おまけ】今日は客席で、かつての仲間のひとりと10年ぶり(もっとかも)に出会いました。私のこと覚えているかなぁと思いつつ声をかけたら、覚えていてくれました。お子さん二人とご観劇。幸せそうだった~。再会できて嬉しかったです。【訂正】下村さんが提案された「夜空のコート」の裏地の色、私は「目が覚めるような美しい紺色」と書きましたが一緒に取材に行ったスタッフから「あれは紺色とはちょっと違うのでは?」と指摘されました。色見本を見たら、確かに紺色ほど黒くなかったような…ミディアムブルー、だと思います。今日の日記を気に入って下さったら↓ポチっとクリックお願いします。人気ブログランキングへ
2012.08.03
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今日はNHK大阪ホールで「月と狼と太陽」を観劇しました。脚本・演出は元OSKはやみ甲。出演者は主演・元宝塚歌劇団 椿火呂花、元月組トップ娘役麻乃佳世をはじめとする宝塚歌劇団OGと、初瀬みきをはじめとするOSK OGにオペラ界の方や、レニングラード国立バレエのダンサーなど夢のようなコラボレーション。しかもオーケストラも生演奏という贅沢な布陣です。主演のゆうかちゃん(元宙組 椿火呂花)は私がファンクラブに入ってまで応援した最後のスターさん。トップになるだろうと期待されていたのにあっさり退団され、大ショックでしたが、退団後も舞台に立たれるたびに拝見しています。前回拝見したのはおととし、はやみ甲ダンスカンパニー夢組公演「光と闇の迷宮」以来2年ぶりのことになります。退団しても、なお現役当時の美貌を維持しているうえ今回は大きなプロジェクトで、NHK大阪ホールという立派な舞台のセンターに男役として立派にたっている姿を拝見するとなんとも何ともいえぬ複雑な心境になるのでした。「月と狼と太陽」。ストーリーは至ってシンプルでして、人間のエゴで自然が破壊され住む場所も食べ物もなくなっている狼たち。潰れていく群れもあるなか銀色の狼サイファーが率いる狼たちは安心してひそめる森に抱かれるようにしてなんとか生き延びていた。サイファーは「飢える」ことの悲惨さをよく知っていた。真に飢えたとき、自分の親さえ襲ってしまうのだ。一度群れを追いだされたサイファーは、やっとの思いで築いた自分の群れを何よりも大切にしていた。人間の乱開発で少なくなった餌を、仲間に全て与え、自分が飢えてでも仲間を守ろうとしていたのだ。そして夜になると、サイファーは月と会話をしていた。ある夜、月を眺めていたサイファーは人間の少女ユキと出会う。病弱なユキは空気のきれな森に療養に来ている裕福な家の娘。ただ一人(?)の友だちだった犬のタローの死を受け入れられずタローの名を呼びながら森にやってきたのだ。狼サイファーの言葉がわかるユキ。狼と少女の間に心の交流が生まれるのだった。ところが、サイファーたちが生きる森にも人間の手が及ぶことになった。森を切り開き、リゾート地として開発するというのだ。仲間を人間に殺され、報復を叫ぶ仲間に、サイファーは同調することができなかった。ユキと出会ったことで人間=悪と単純に考えることができなくなってしまったのだ。そんなサイファーを責める狼たち。そして…。仲間を守る心や、友情を描くと同時に地球をわがもの顔に蹂躙するのも人間だけど地球を守ることができるのも人間だと、訴える舞台となっていました。サイファーを演じるのはゆうかちゃん(椿火呂花)。銀の狼の衣装が良く似合い、月を見上げる姿はそのまんま宝塚大劇場に場所を移しても違和感がないような…一緒に観た友人は「冷凍保存したみたいだね」と言っていました。もともとゆうかちゃんは明るい太陽のようなキャラクターではなく冷たく光るお月さまタイプ(私の好きな、ね)なのでサイファーはピッタリだと思いました。私の席は1階6列目センターだったのでオペラグラスは不要だと思い持って行かなかったのだけどアップでずっと見ていたかったなぁ。何より、こんな大きなプロジェクトのセンターに立っているなんてそれだけで、胸がいっぱいになるのでした。そして子役のユキちゃんとの抱擁シーン。娘役さんとのラブシーンがなかったけれどそれよりもいっそう胸キュンでしたワ。サイファーによって命を救われたユキの成人後はヨシコちゃん(元月組トップ娘役 麻乃佳世)が演じました。おとなになったユキの回想が物語のナレーションになっているので狂言回し的な役割でもあります。サイファーの死後20年、国連で演説するユキ。ヨシコちゃんが醸し出す清潔な印象にぴったりでした。退団後まったく変わっておられないのには感嘆するしかありません。ヨシコちゃんとは昨年ご縁をいただいていたので楽屋に小さなプレゼントを差し入れしたのですが終演後20分くらいでお礼のメールをいただいてビックリ。なんというクイックレスポンス。その心遣いに再び感嘆したのでした。狼の群れはほとんど宝塚歌劇団OGで構成されていましてプログラム順に紹介しますと千珠晄、久城彬、山吹紗世、美苑えりか、鳴海じゅん、毬穂えりな、建守良子(瀬央みつき)、月路奏、和泉佑三子(白峰さゆり)。ゆうかちゃんを囲んで千珠さん、久城さん、鳴海さんが並んだ時は「星男(星組男役)祭り?」と思いましたよ。それぞれ「らしい」役になっていて、さすが はやみ甲さんは役者さんの個性を見極めるのがお上手。敵対する人間側を演じるのはウルさん(未央一)と光海あきほ。光海さんは、一幕二幕ともにオープニングでソロのダンスシーンがあり非常に印象的でした。元OSK日本歌劇団の初瀬みきさんの役はダークという名前でエリザベートで言えば「トート閣下」みたいな役柄でした。これも初瀬さんによく似合っていました。私はオペラを見たことがないのですがソプラノ 日紫喜恵美さんソプラノ 鬼一薫さんソプラノ 川口愛幸さんメッツォ・ソプラノ・リリコ 星野隆子さんテノール 竹田昌弘さんバリトン 大谷圭介さん全員、さすがの歌唱力でした。ただ、人間に撃たれ瀕死の狼ジオン(久城彬)が群れに戻ろうとするシーンで歌われたのが「帰れソレントへ」だったのには哀切な歌声に涙ぐみながらも「そのまんまやん!」と心の中で突っ込んでしまいました。*訂正 私が「帰れソレントへ」と思いこんでいたのは 「星は光りぬ」/トスカより だったと、ご指摘をいただきました。 穴があったら入りたいです。 穴がないなら自分で掘ってでも入りたいです。 オペラを見たことがないと書いたように 知らずに思い込んでおりました。 自戒のために上記文章をそのまま残し 訂正させていただきます。 はじめて拝見するレニングラード国立バレエ団の皆さんにもうっとり。それにしても それぞれの世界の一流の人たちがこれだけの人数出演されているってすごいことです。「楽屋の割り振りはどうなってるんだろ。大変だろうなぁ」などと身も蓋もない心配もしていました。ロビーにはデヴィ夫人や、美川憲一さんからの花もあり華やかでしたよ。私は、今日この舞台のために東京、神奈川、うどん県から遠征してきたゆうかちゃんファン仲間と一緒にお花を入れさせていただきました。(ガラス映り込んでいる茶色いストライプは後ろの壁面の模様)取りまとめてくれた人が、この公演ポスターをイメージしてアレンジしてもらったんですよ。こういうアレンジメントのお花が他になくて結構目立っていたと思うのは私の思い込みかしら?パンフレットの出演者紹介が何故かイラストだったのはちょっと残念。ゆうかちゃんのサイファー扮装写真が欲しかったなぁ。でも、この公演が何か別のプロジェクトに発展しそうな予感もします。今年12月には福島県いわき市アリオホールでの再演も決定しているそうですヨ。関東の方、お楽しみに。もし今日の日記を気に入ってくださったなら ↓ ポチッとクリックお願いします。人気ブログランキングへ
2013.08.03
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本日2回目の更新、失礼します。雪組公演「一夢庵風流記 前田慶次」「My Dream TAKARAZUKA」について、全体的な感想は月曜日に観劇した際書きました。今日は個別の感想を。●雪組トップスター 壮一帆これがサヨナラ公演。もともとは前田家の嫡男として生まれ育ったにもかかわらず織田信長の命により、家督は叔父である前田利家に譲り渡されることになり若くして父とともに諸国を旅することになる前田慶次郎利益。国もとを留守にする間、幼なじみで恋仲だった まつは利家にめとられしまい二重三重に屈託のある境遇であるにもかかわらず自分の美学を貫く、爽やかな男性に育っています。身長が高かったそうで、人目を引くファッションに身を包み女性にもてる、男性からも人気がある…という宝塚歌劇のトップスターが演じるのに、これほど向いている役もなかなか ないような人物です。細身の壮さんなので、ビジュアル的には漫画の「花の慶次」とはちょっと違いますがむしろそのほうが宝塚歌劇らしくて良いというもの。傾奇者らしく、キラキラな衣装をとっかえひっかえ、ご本人はきっと忙しくて大変でしょうが見ている側としては衣装替えを見るだけでも楽しくて仕方がありません。役柄としては、強きをくじき、弱きを助け、秘めた恋を貫く…これですわ、これ!トップコンビが切ない恋心を演じてこその宝塚です。作品としては素晴らしい「Shall We ダンス?」が今一つ宝塚的でなかったのは その部分。傾奇者として常にさらりと軽く流すような受け答えをしていた慶次が終盤、まつから別れを切り出され「嫌だ!!」と叫ぶところなんか、最大級に胸キューンでございました。そうそう。慶次が、飛ぶ鳥を落とす勢いの関白 豊臣秀吉の御前に参上するシーンの衣装はモノトーンで桜の花びらと髑髏をかたどった美しくも奇抜なデザイン。その髑髏を見て、思い出したことがあります。それは2009年の10月。劇団四季「ウィキッド」のプレビュー公演を観劇した際、劇場で壮さんそっくりな人を見つけた話を以前 書きました。そのかたはニット帽をかぶり、大きなマスクをしていて見えるのは「目」だけ。でも私、休憩時間に目があった瞬間、「あれ?私、この人を知っている」と思ったんです。ちょっと考えて「あ、壮さんかもしれない」壮さんのファンならお分かりかと思いますが壮さんの目って、何とも言えず可愛らしい形をしています。帰りのエレベーターでも一緒になって「似てるわ~、というか絶対この人 壮さんでしょ」と思ったけれどわざわざ「壮さんですか?」なんて聞くのも野暮だし謎のままにしておきました。が、数日後、とある方と この話になって「その人、他に何か特徴はあった?」と聞かれたので「うーん。あ!髑髏模様のスカーフをしていた!」と答えました。すごく印象に残っていたので。後日、やはり壮さんご本人だったと判明する決め手となった髑髏と、壮さんのサヨナラ公演で再会できるとは…感慨深いものがありました。ショーでは雪組生としっかり向き合ってお別れするシーンにぐっと来て、思わず涙がこぼれたのだけれどすぐに爽やかな気持ちがこみ上げてきました。素敵な作品だわ。お芝居もレビューもともに素晴らしいサヨナラ公演、壮さん、ご卒業おめでとうございます。●あゆっち(トップ娘役 愛加あゆ)宝塚グラフなどで普段から「壮さんLOVE」なんだなとうかがい知ることができる あゆっちはこのたび壮さんと「添い遂げ退団」です。前田利家の妻 まつと言えば、とても有名な歴史上の人物。決して男役の添え物ではない、しっかりとした演技ができる役に恵まれて良かったですね。日本物の衣装がとても可愛らしく、良く似合っていました。●チギちゃん(早霧せいな)お芝居では、慶次とまつの幼なじみであり前田家家老の奥村助右衛門。端正なチギちゃんにぴったりの配役と思いました。お芝居では男同士の友情と妹への愛情は描かれていましたが(ええお兄ちゃんなんです。あんなお兄ちゃんが欲しいよ!)ラブロマンスとは無縁。次期トップとしてコンビを組む咲妃みゆとは、レビューで並びを確認できました。良いんじゃないですか?もうこれ以上痩せたらあきませんよ、というくらい痩せて鋭角的な美しさを持つチギちゃんの隣でほんわかした可愛らしいタイプの咲妃さんが笑っているのを見るとなんだか幸せな気分になります。奥村助右衛門では押えた演技をしていたチギちゃん。レビューでは、あっちこっちに目線を飛ばしまくってファンを釣り上げていました。トップお披露目は「ルパン三世」ですか?ちょっとキャラクターが違うように感じるんですけど楽しみにしています。●まっつ(未涼亜希)退団しちゃうんですね。良いお声、セリフ通りも歌もうまいまっつが抜けるのは雪組にとって大きな痛手だと思います。歌舞伎で言えば「色悪」の雪丸は、政治的な企み、殺陣、そしてラブシーンと3種類の見せ場を持つ役です。元カノの加奈を再び口説き落としたあとのラブシーンは宝塚歌劇ラブシーン名場面集に残すべき。舞台の盆が回って、手前に雪丸と加奈、後方に慶次とまつ、対照的なふたつの恋の表現は、品格を保ちながらもオトナの時間です。このシーンは二組の恋人(?)の衣装の色も対照的で良く考えられた場面だなァと思いました。●夢乃聖夏お芝居で一番おいしい思いをしたのは(トップさんを除く)夢乃さんでしょう。呉服屋のボンで、自称「京洛一の頂奇者」(字を間違えている)、深草重太夫。何においても中途半端で間抜けな重太夫の言動は、思わず笑ってしまうことばかり。演出の大野拓史先生は、重太夫をはっきりとお笑い担当(?)と設定していて夢乃さんの登場には必ず、カッコッカッコ…というウッドブロックの音をかぶせるんです。「重太夫出ました。ここは笑っていいシーンです」っていう感じで。「Shall We ダンス?」の時には肩に力が入り過ぎていてセリフも聞き取りにくかった夢乃さん。今回は8分目か9分目の力で役をコントロールしているように見えました。プログラムを読むと「重太夫自身はおバカさんだから自分では気が付いていないけれど淡い恋をしているところをお客さまにわかっていただければ」といったことを語っています。うんうん。それもよーく伝わりました。私、あのシーンは(ネタばれするから詳しく書かない)切なくて涙がでちゃいました。役者さんって、しゃかりきに全力投球すればいいってものではなくて舞台で100のちからを見せたければ実力は120ないとダメ、という見本を見せてもらった気がします。●咲妃みゆ96期生ということで、いろいろと言われていますが私は咲妃さん、嫌いじゃないんです。いやむしろ好き。彼女を初めて見たとき、元月組トップスター榛名由梨の相手役だった小松美保を思い出しました。失礼ながら「美女」という範疇には入らないのだけれど愛らしい顔立ち、お芝居がうまい、歌もそこそこ歌える、何より男役さんと並んだときに「私が私が」という感じがしない…という点が似ているように感じたのです。その可愛らしいタイプの咲妃さんの役が「捨丸」と聞いた時にはビックリしましたよ。「花の慶次」での捨丸ってずんぐりしていて眉毛が繋がっていてまるで クレヨンしんちゃんの時代劇版みたいなビジュアルなんですもの。それを次期トップ娘役にさせるんですか?!と。まぁ、実際に見たらうまく話をアレンジしていていたので一安心。かたき討ちを誓っていた捨丸が少しずつ変化していくさまがいじらしくも可愛らしい。かたき討ちと恋と、両方を立てるには、捨丸にはこういう最期しかないんだろうなぁ。うるうる。私は、チギちゃんに良い嫁が来たと喜んでいます。●大ちゃん(鳳翔 大)私は大ちゃんが宙組時代、ユウヒさん(元宙組トップスター 大空祐飛)にずいぶん可愛がられて(いじられて?)いることで存在を意識するようになりました。だからいつまでも下級生のような気がしていたのですが歳月がたつのは早いものですね。直江兼続役は前半はそれほど目立ちませんがなんといっても合戦シーンであの有名な「愛」を戴いた兜で登場するので宝塚を初めてご覧になる方にも印象に残るのではないでしょうか。●大湖せしる奥村助右衛門の妹、加奈。武芸に秀でた女性で、かつての恋人 雪丸に再び翻弄されるいろんな見せ場がある役でした。元男役ならではの芯の強さを感じるのでいつか「アンジェリク」のカルメンシータみたいな役を大湖さんで見たいものです。●彩風咲奈、彩凪翔よくにた芸名のこの二人は、お芝居でも良い役をもらいレビューでも対照的な位置に居ることが多く、切磋琢磨して 将来の雪組をしょって立つのだなとうかがえます。●蓮城まこと、香綾しずる渋い演技で芝居を支えるこの二人がここのところ彩風、彩凪の勢いに押されている感があり淋しい気がしていましたが、レビューでは、2人にもちゃんと銀橋を渡りながらの歌があり嬉しかったです。私はキング(蓮城)のキラキラした歌声が割と好きなのです。そうそう、キングはお芝居で黒田官兵衛を演じ、眼帯で片目を隠しています。その反動なのか、レビューでは、ウィンク飛ばしまくり。うんうん、やっぱりキングはこれくらいキザらないと。●煌羽レオキザると言えば、花のラテンのシーン。若手男役が銀橋に6人出てきたところで、ちょうど目の前に立っていた煌羽レオくん(たぶん)がウインクしながらズキューンと指鉄砲で私を撃ってきましてね。そんなことをされるとは全く予期していなかったので「わ、私?!!」と激しく動揺しましたよ。すると煌羽レオくん、ニヤッと笑って「そう、お前」と言わんばかり。しかし、動揺しながらも、私の前の席のひとも私と全く同じ反応をしているのがわかりました。(だってのけぞってたもん)もしかしたら私の後ろの席の人も自分に来た!と思ったかもしれません。3人串刺しか…煌羽レオくん、末恐ろしい男役なり。この調子で全員書いていては字数制限に引っ掛かる…あと少しだけ。レビュー、雪のダンスシーンでの奏乃はるとの暖かい歌声フィナーレ デュエットダンス 麻樹ゆめみのカゲソロの声の豊かさ美しさは特筆ものでした。それから雪組下級生男役にイケメンが多く、ちゃんと名前を覚えなくてはなぁと思った次第です。長々と失礼しました!ブログランキングにエントリーしています。もし記事を気に入っていただけたなら、クリックよろしくお願いします。↓人気ブログランキングへ
2014.06.12
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「太王四神記」千秋楽見てきました。千秋楽を見るなんて久しぶり、しかも一つの公演を2回見るなんて贅沢も久しぶり。ぐふふふふふ。今日もホゲ様に女子力注入してもらっちゃうぞ~!と、中央ゲートを入ってすぐのところに、特設のファンクラブチケット出しのテーブルが。望月理世さん、この公演がサヨナラですね。へぇ~。退団者の千秋楽チケット出しの場所ってこういう特別な配慮がされるんですか?昔からそうでしたっけ?記憶にないのですけど。でも、こういうのって良いですね。宝塚歌劇団の温かみを感じます。スタッフの方たち、まだ東京公演があるとはいうものの、寂しいでしょうね。宝塚歌劇をご覧になったことがないかた、普通はファンクラブでとってもらったチケットはここでもらうことになっているんですよ。開演10分前なのでもう人はまばらでわかりにくいですけどね。もちろん どのスターのファンクラブがどこに陣取るかは、きっちり決まっています。トップスターが一番劇場入り口に近いところ。あとは学年順となります。さて今日のお席は2階3列86番。前に見たとき、冒頭の盆回しによる神話の説明や、高句麗一武道会、後半の騎馬による戦闘シーンは2階から見たら位置関係ももっと立体的につかめていいだろうなぁと思っていたので、わくわく。おまけに上手側だから、前回見たとき死角になっていたホゲさまキスシーン後の冷めた眼もばっちり見えるはず。ドキドキ。前回見ているので、今回はいろんなところに目を配ることができて楽しみが倍になりました。今日はヨン・ホゲを演じるユウヒ君(大空祐飛)のセリフや表情中心にお送りします。ニコニコ顔のヨン・ホゲさまが、母親の死以降、全然笑わなくなる…その無表情が私の好みでして。どうもユウヒ君(大空祐飛)の場合、ごきげんでにっこり笑っているところは全然ハートに響かないんですよね。タニちゃん(大和悠河)やアサコちゃん(瀬奈じゅん)なんかは笑顔が好みなんですけど。じっとうつむいて耐える姿、オペラグラスでずっとアップで見ていて「なんぼほどカッコいいねん、ユウヒ君」と声に出してつぶやきそうになりました。まずハートきゅんきゅんなのは、2000年も生きて世界を我が物にしようとたくらむプルキルに操られたキハに「ヨン・ホゲさまこそチュシンの王」と言われて、驚き、そして揺らぐところ。元々親友だったタムドクが母親の自殺の原因だと思い込んで落ち込んでいるところに現れたキハの美しさにまず心奪われ、自分が真のチュシンの王なのか、信じていいのか、それとも…とグラグラする表情の良いことったら!しかも、あんなにもてて女性の扱いには慣れていたはずのホゲ様がキハに対してはおずおずしているのがたまりませ~ん!そして前半ハイライトの高句麗一武道会。立ち回り、超カッコいい!これはホゲ様に限らず、この場面で戦っている男役さんのファンの人、毎回しびれたでしょうねぇ。さて、どんな手を使ってでも勝とうとするヨン・ホゲをいさめるタムドクに「オレに説教をするのか」いいですねぇ。良いといえば、キハと一夜を過ごしたタムドクを迎えに行って「♪それとも眠れなかったのか~♪」妄想が暴走するイケナイ台詞歌です。そして後半は息つく暇もないほどの暴走ぶり。サディスティックなホゲ様全力疾走です。白虎の神器を見つけるためになら村人を拷問しても構わないと命令を受け「やり過ぎでは、あなたの名誉も損なわれます」と部下に進言されて「そんな物はとっくに捨てた」と吐き出すセリフ。ううう痺れる。こういうのは生身の男性が言ったら只の冷酷野郎になっちゃうと思うんです。ああ、この役は宝塚の男役のために作られたかのような役です。もしこれが小池修一郎センセの脚色なら(原作知らないから)やっぱり小池センセは天才ですっ!そして問題のキスシーン。やっと見られました~。ホゲ様の冷め切った瞳を。しかし、周囲の人に「あの瞳にやられた」と繰り返し聞かされて期待が大きすぎたせいか思ったほどではなく肩透かしを食らった気分。それともネットでの評判を読んだユウヒ君がわざと淡白にしてファンの脳内暴走を食い止めようとしてのこと?後半のハイライト、騎馬による戦闘シーン。1階で見たときも迫力ありましたが、2階から見るといっそう素晴らしかったです。本当に馬に乗っているみたいに迫力あるシーンは舞台機構(盆回しとセリ)とホゲさまの騎馬となっている高句麗軍兵士の中の下級生、長い大きな盾を持ってマスゲームのような振り付けをこなす高句麗兵士たち全ての見事な融合で成り立っているとわかりました。この場面に何か賞を上げて欲しいです。さて、ホゲ様が弓で射られてなくなってからは、壮くん(壮一帆)にロック・オン。最後に赤ん坊をタムドクと取り合うシーンで前回と今回ともに笑ってしまったセリフがあります。「赤ちゃんを返したら神器を渡す」「いいや、神器を先にわたせ」と数回言い合ったあとでの「ええ~い、じれったい。者どもかかれぇ!」なんだかここだけ『遠山の金さん』に出てくる悪代官みたいで。「太王四神記」たっぷり堪能できました。無理して来て良かった。フィナーレに、千秋楽ということでご挨拶が付くのですが、もちろん退団する望月理世さんの緑の袴でのご挨拶がありました。毎回、退団される人には大劇場に入ったお客さん全員から惜しみない拍手が送られます。自分のごひいきじゃなくっても。やっぱり宝塚ってあったかい所です。今日の着物は宝尽くし風の小紋。写真では判りませんが、友人からもらった鬼の帯留をしています。ところで、ずっとユウヒ君ファンだった友人は、私が突然「ユウヒ君、カッコいい。ホゲ様、ホゲ様」と言うのに呆れ果てています。うーん、ごめんね。ずっとユウヒ君のこと「やる気なさそうなヒト」と全然興味なかったのに。いや、ないこともない。「薔薇の封印」のときの王弟フィリップ殿下とか「暁のローマ」のカシウス、「愛と死のアラビア」のイブラヒムとか。考察してると、役柄としては普段無表情でも心の中は熱い、というような(フィリップ殿下はちょっと違うけど)ツンデレ系の役、ビジュアルで言うとロン毛のときのユウヒ君が私のツボを刺激するみたいですね。同じ系統でも「あかねさす紫の花」の中大兄皇子なんかは素通りですから。あーあ。もうサディスティック・ホゲ様に会えないのか。寂しいなぁ。ちなみに上に掲載した舞台写真は、今日自分へのお土産に買った「太王四神記」ポストカードブックです。今日の日記を気に入ってくださったら↓ポチっとクリックお願いします。
2009.02.02
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本日3回目、失礼します。月組「スカーレット・ピンパーネル」まずは第96期生の初舞台口上。いつもストレッチを教えていただいているともみ先生(元宝塚歌劇団 立ともみ)が指導されたということで、いつも以上に気合が入りました。今日の口上はこの3人。演出家 小池先生のご希望もあって、今年はめったやたらにキンキンと高い声で口上を述べるのではなくお客様に聞き取りやすく…という方針だったそうです。確かに例年のように、いつ声がひっくり返るか心配しながら…ということはありませんでした。聞いていると口上のセリフも、毎年同じではないんですね。昨年は確か「まだまだ西も東もわからぬ…」と言っていた部分が「まだまだ未熟ではございますが」と簡素になっていました。この口上って誰が考えるんでしょうね?今年はオーソドックスに、口上に続いて歌劇団歌、おじぎ。日舞をちょこっと踊らせたり、別の歌を歌わせたりする年もありますが、私はこのシンプルな形式が大好き。歌劇団歌の前奏が好きなんです。そして何回聞いてもサビの部分「♪いざ、讃えつつ、歌いつつ~♪」の部分で鳥肌ゾワー、涙うるるん。おじぎが ちょっとばかりデコボコしているように見えるのは、もしかしたら並び順(背の高さ)のせいかなぁと思いましたよ。さて、この期からスターは出るのかな?見守りましょう。口上が終ったところで、スカーレットピンパーネルの幕にかわり霧やん(月組 トップスター霧矢大夢)の上演アナウンス。ああ、霧やんトップになってんなぁ…と感慨ひとしお。頭角を現すのはとても速かったけれど、トップになるのは早いとはいえない学年。その間大変な病気も乗り越え、本人もファンの皆さんもどれほど嬉しいことでしょうか。私の霧やんの印象は、真面目な人。なんでもできる人。どちらかというと、退廃的だったりアンニュイな男役さんが好きな私なので、霧やんにクラクラさせられたり、悶絶させられた経験はありませんが、何を見に行っても高い水準の舞台を見せてくれる人だと信頼しています。歌のうまさは言うまでもないし。観終わっての感想は「霧やんって本当に偉いなぁ」どうもね、月組の「スカーレット・ピンパーネル」は霧やんの力が突出していて、一人で全体を引っ張っているように見えたんです。声の張りや歌のうまさ、お芝居、全てにおいて、他の組子が霧やんに追い付いていない感じが…。すみません、たんに私が月組に うといからかもしれません。それにしてもグラパンに変装している時の霧やんの目。オペラグラスで見ると、キラキラ光っていました。どうやったらあんなに目が輝くのでしょうか。謎だ。ショーヴランもあの目をちゃんと見ていたら、グラパンが只者ではないと見抜けたであろうに…。さて、ショーヴラン。役替わり、今日は まさおくんこと龍真咲。私、この方が前から気になって。まず普段メイクの時の顔が好きなんです。あの目の形といい、黒目の大きさと言いうらやましいったらありゃしない。舞台を見ると、時々、「あれ?ゆうかちゃん(元宙組 椿火呂花)?!」と思うことがある…。似てません?だから好きなんですけれど、昨日舞台を見た方から「セリフも歌も全然声が出ていない。喉をいためているらしい」とお聞きしていて心配していました。最悪を想像していたので、意外と大丈夫でした。綺麗なショーヴランで、あんまり「はいずりまわって生きてきた」感はない。それがちょっと物足りない気がする。星組「スカーレットピンパーネル」の成功は、ショーヴランの柚希礼音の迫力に負うところが大きかったと思うんですね。ショーヴランのインパクトが強ければ強いほど、主役であるパーシーも輝くし、元カノのマルグリットの苦悩も増すというもの。Wキャストの明日海りお もとても綺麗だし優しい雰囲気の人。宝塚歌劇のスターシステムだと、どうしてもこういうキャストにせざるを得ないのでしょうが、私はショーヴランを星条海斗で見たかったです。いや、本当のところを言うと、一番観たいショーヴランはゆうひくん(宙組 トップスター大空祐飛)ですな。笑わない、ロン毛、ちょいサド…たまらーん。(暴走しかけ)気を取り直して、マルグリット・蒼乃夕妃。私、この人好き。星組「太王四神記」のカクダンに惚れたんです。今日もかなりりりしいマルグリットで、時々カクダンの名残(?)が。さすがに、革命の元女戦士。ただ、歌にちょっと難を感じました。歌いだしがいつもフラフラしているような。もしかしたらそれは、役に入りすぎて気持ちが高ぶってそうなっているのかなぁとも思いましたけれど。歌がうまい霧やんの相手役、大変だとは思いますが頑張ってほしいです。Myツボだったのが、プリンスオブウェールズの桐生園加。殿下、そこで踊られるのですか?と。「薔薇の封印」の時のルイ14世を思い出させてくれました。この配役、ファンの方には不満だったかもしれませんが私の中では、今までで一番印象深い(良い意味で)です。これまでなんとなく中途半端に見えたのだけれど、今回殻が破れたというか、吹っ切れたように見えました。フィナーレ。まずは、ショーヴラン役の龍真咲の主題歌。ずっと笑わない役だったので、ここぞ、と笑顔満開。私はこの人の場合は、怒っている顔より笑顔が好きだな。続いて初舞台生のラインダンス。衣装とカツラが…なんというか…似合っている人と、似合わない人の差がこれだけ激しい衣装もなかなかないのではないかと。踊りにくそうだし。今年は銀橋の上で脚上げがありました。その代わり、上手から下手に渡ることはしなかったです。時間の問題かな?今年のラインダンスの振り付けは御織ゆみ乃。ともみ先生から 伺ったお話では、随分厳しく男前な指導をされたようです。初舞台生のラインダンスと言えば、喜多先生も厳しかったみたいですね。もう亡くなられてずいぶん経つけれど私は喜多先生の振り付け、好きでした。霧やんと男役たちのダンスは、手にサーベル!星組の時も持ってましたか?覚えてません。サーベル持っての群舞って、一人ひとりを見る分にはかっこいいけれど、全体をみるとバラけて見えやすい。サーベルの微妙な角度や高さがどうしてもビシッとは定まらないからねぇ。私はサーベルなしでも良いのではないかと思うのですが。デュエットダンスは、衣装の色があまりにも地味なので驚きました。どうしてなんだろ…。大劇場トップお披露目公演なんだから、もっと派手な綺麗な色にしてほしかったです。その他、気になったのは、アンサンブル。迫力はあるのですが、歌詞が聞き取れないことが多かったですそれから、月組は娘役さんが手薄に見えました。ベテランの芸達者な人はいるけれど、下が育っていない感じ。すべて私個人の感想です。順調な船出をした新生月組。次はどんな作品なんでしょう。楽しみです。それにしても「スカーレット・ピンパーネル」は名作だなぁ。わかりやすくて面白い。結果も「ああ、すっきりした」と思えるしねぇ。もしかしたら「エリザベート」のように、いろんな組で再演するのでしょうか?今日の日記を気に入ってくださったら↓ポチっとクリックお願いします。
2010.04.23
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転んでも ただでは起きない、それが作家というものか。林真理子『大原御幸 帯に生きた家族の物語』を読んでまず感じたことです。【楽天ブックスならいつでも送料無料】大原御幸 [ 林真理子 ]この小説は、ある人物の半生を自費出版で発行したいと依頼を受けライターが当事者にインタビューし、相手の語りをそのまま書き留めているかのような体裁になっています。ある人物とは 戦後の京都で、芸術作品のような帯を作り続けただけではなく政治や能、相撲、歌舞伎などさまざまな方面に影響を及ぼした松谷鏡水。松谷鏡水について語るのは、松谷鏡水の娘 祥子と祥子の元夫である新垣で読み手はライターの立場に身を置き、二人の回顧談を聞くことで、松谷鏡水の人物像を思い描くと同時に戦後から、高度成長期の世相も感じることが出来ます。松谷鏡水と、娘の祥子、新垣たちは実在の人物をモデルにしているようです。松谷鏡水のモデルとなった若松華謡氏、新垣のモデルとなった元阪神タイガース 土井垣武を私はこれまで全く知りませんでした。おそらく、若松氏が私の祖父と同年代、土井垣選手は父と同年代か、もう少し上のようなので知らなくても仕方がないのかもしれません。最初は主人公たちに なじみがなく、遠い話に感じていてたのに、すぐにストーリーに没頭できたのは、帯や着物に関するうんちくが、着物大好きな私には、とても興味深かったから。また、父親の偉業を語る祥子が若柳流と藤間流の舞踊を修めているのですが発表会に関して語るあれこれが流派こそ違うものの(私は花柳流でした)日本舞踊を習っていた私には、実感できて一気に読み勧められました。また、主な登場人物以外はほぼ全員実名で登場し、そのメンバーの豪華絢爛なこと!作家では有吉佐和子、瀬戸内寂聴、平岩弓枝。舞踊・歌舞伎界からは藤間勘十郎、藤間紫、市川猿之助、坂東玉三郎。歴史上の人物の東条英機、甘粕正彦。そして相撲の木村庄之助…戦後、日本の復興とともに訪れる着物全盛期と、その後の生活様式の変化による着物業界の苦戦など、私が生まれ育つなか、実際に感じた部分とも重なり、退屈するところがありません。それにしても、この小説の登場人物に限らず、昭和40年代・50年代に残る逸話はスケールが大きいですねぇ。松谷鏡水が芸妓・舞妓を呼んで行うお茶屋遊びの粋なこと、情け深いことと言ったら!平成のお金持ち(成金)がクラブでドンペリ抜いて大騒ぎするのとは全く趣が違います。そしてこの小説の面白いのは婿である新垣(土井垣)の立場からはどう見えていたのかもちゃんと書かれていることかも知れません。最後は突き放されたような終わりかたになっていて、元々は「偉大だった父のことを残したい」ということで関係者二人にインタビューしていたこのライターさん、取材を終えて、いったいどんな「松谷鏡水伝」を書くのかなぁ…と一応ライターの端くれの私としては興味がわきます。さて冒頭で、林真理子のことを「ころんでも ただでは起きないのが作家」と書きました。何が、かというと、着物や帯に関する 話の豊富さ、面白さです。林真理子はご自身、着物がお好きで着物に関するエッセイを多く書いています。私は高校卒業まで日本舞踊を習っていたためもともと着物が好きでした。2005年からは自分で着られるようになり、一気に着物にはまってしまったのです。それで着物に関する雑誌やエッセイを片っ端から読みふけることになり、その中で出会った林真理子の着物エッセイへの感想は「ふふふ、林真理子も相当はまってはるナァ」。着物は、帯がなくては着られません。色や柄、素材などを考えて組み合わせるのが時に楽しく、時に苦しい。林真理子は いっそのこと「着物の数だけ帯が欲しい!」と書いていました。もちろん、着物と帯だけでは和装は完了せず、帯揚げ、帯締め、帯留め、バッグ、草履や下駄、果てはメイクなどなど、凝り始めると泥沼に足を踏み入れたように、底なしになります。またそれぞれの金額が決して安くなく、しかも林真理子ほどになると、私が着物にかける金額とは桁が1つ、2つ(3つ以上かも)違うみたいなのです。着物が好きな人は、その沼にハマることを一種快感に思っている節もあり、よけいにハマる傾向があると思います。着物の沼にハマった林真理子はそれを見事にこの小説に生かしています。「花の季節に花の柄の着物を着ることは野暮である」といった主人公の言葉や芝居の演目などを「見立て」たコーディネートについて書いてある部分は筆が軽やかで、読んでいて とても楽しい。着物好きなら ぜひご一読を。なお、松谷鏡水のモデルである若松華謡についてはこちらに詳しく書かれています。→初代 若松華謡とは【おまけ】この小説に実名で登場する人物の中に、元プロ野球選手・元監督である別当薫さんがいました。思わず、ああ〜懐かしい!!と声を上げてしまいましたよ。というのも、大学時代の同級生に、別当薫さんの姪御さんがいらして彼女の結婚式で私、別当さんにお会いできたんです。元々、テレビではお顔を何度も拝見していた別当さん。近くで見ると背が高くて、体格が良くて、しかも優しそう。加えて、スターらしい華やかさもありました。一緒にお写真を撮っていただいて光栄でした。もう天に召されて15年ほど立ちますがこんな形で再会できるなんて。嬉しかったです。ブログランキングにエントリーしています。もし記事を気に入っていただけたなら、クリックよろしくお願いします。↓人気ブログランキングへ
2014.12.20
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本日2回目の更新です。宙組新人公演を見てきました。一言で言うなら、とても満足しました。いやー、本当に見ごたえ十分でした。本公演を見たときに、人海戦術による迫力を感じたので物理的に人数が少ない新人公演は、見劣りするんじゃないか、舞台がスカスカに見えるんじゃないかと心配したのですが、それはまったくの杞憂でした。私は2階席から見ていたので、舞台の奥の方まで見渡せたのに、舞台が空疎に見えることは一度もありませんでした。なぜだろうなぁと考えたところ、一番の原因はコーラスの迫力にあるのだと思います。舞台上の人数は本公演に及ばないのに、歌声の力強さ、ハーモニーが素晴らしくて、視覚情報に、耳からの情報がプラスされて満足感を得られたのだと思います。前から、宙組のコーラスは厚みがあると思っていましたが、新人公演でもそれを感じました。頼もしい!それから、オーケストラの音もとても綺麗で、ああ、いい音〜と嬉しくなりました。そしてそして、満員の客席からの拍手の大きさ!いち観客である私ですら感動するんですから、真正面からこの拍手を浴びて演じる宙組生たちが奮い立たないわけがありません。続いてキャスト。⚫︎ラダメス:桜木みなと。私がもともと持っていた桜木さんの印象はつるんとした綺麗なお顔立ちの男役さん。どちらかといえば可愛らしいタイプで、将軍ラダメスをどう演じるのだろうと興味津々でした。やはりマッチョな感じではなく、恋をして初めて生きる意味、戦う意味を見出した心優しいラダメスに見えました。ラダメスの衣装は、見かけ以上に重いものだそうですね。桜木さんが前半から飛ばしているのを見て、最後まで体力がもつのか余計なお世話ながらヒヤヒヤしておりました。もちろん大丈夫だったわけですが、それを一番感じたのは戦闘シーン。あの大きな剣を振り回すときに、腕が上がりきっていないように見えたんです。ああ、あの剣も重いんだなと思いました。その点、初演のわたるくん(元星組トップスター 湖月わたる)や現在本公演中のまぁくん(宙組トップスター 朝夏まなと)は剣をしっかりと振り回していました。慣れなのか、はたまた毎日振り回しているうちに腕の筋肉がついたのか、理由はわかりませんが、そのあたりに本役さんの強さを感じました。本役さんの凄さといえば、もう一点。生きたまま地下牢に押し込められた後、暗やみの中で、自分にはもう希望はない…と嘆くシーン。あの場面の嘆きは、わたるくん、まぁくんには及ばないように見えました。それは多分、人生経験の差かなぁ、と思います。逆に若さの輝きが生きていると感じたのは、地下でアイーダと再会してからの笑顔です。新人公演だからこその魅力と、本公演ならではの魅力、両方を教えてもらった気がして、もう一度本公演を見たくなりました。桜木さんは声も綺麗で歌が安定していたのも良かったです。ビジュアル面で、カツラはもっと金髪の方が似合うんじゃないかと思いましたが、あえて本役さんとは違う色にしたのでしょうか。⚫︎アイーダ:星風 まどか可愛らしい娘役さん。歌も芝居もしっかり出来上がっていて、見た後で学年を知ってびっくり仰天。100期生ですと?!去年初舞台を踏んだばかりですやん?!すごい完成度ですねぇ。アイーダの感情が激してくる場面では役の感情に振り回されてしまって、コントロールが効かなくなりそうに見えるところもありましたが、すぐに立ち直っていました。すごいねぇ。ビジュアルでは腕が長くて優雅。動きが綺麗に見えました。ただ、一国の王女らしさという点では本役の実咲凛音ちゃんには及ばないと思いました。⚫︎アムネリス:遥羽ららもしかしたら私がこれまでに見たアムネリスの中で一番歌が上手かったかも。(劇団四季「アイーダ」を除く)彼女も星風さん同様、アムネリスの感情が激して叫ぶ場面では台詞のコントロールが若干難しそうに聞こえましたがそれ以外は安定していました。時間的制約からアムネリスの見せ場をカットされたにもかかわらず存在感があるアムネリス。ラダメスに向かって「私にあなたを殺させないで」という台詞には胸を打たれました。⚫︎ファラオ:留依蒔世今日一番の功労者かも。彼女の驚異的な歌唱力にはビックリしました。前から歌える人だとは知っていたけれど、本当にすごかった。童顔で可愛らしいお顔立ちなので、ファラオの威厳とは遠い感じなのに、あの声、あの歌!!思わずひれ伏しそうでした。彼女の声で、あれも聞きたいこれも聞きたい。やっぱり「歌劇団」ですから、歌えるって素晴らしいことです。⚫︎ネセル:実羚淳エジプトの神官長。ある意味とても目立つ役ではありますが、パーっと発散できる役ではなく、若さを抑えて、クセを出さなくてはならず、なかなか難しい役だろうなぁと思います。それを過不足なく演じられたのは昨年「ベルサイユのばら」の新人公演でアンドレを演じた経験が役に立っているように思いました。これはケペル役の和希そら(上記公演でオスカル役)にも言えるのですが、真ん中に立った経験は何物にも変えられない貴重なもので、どこがどうというわけではないのに、輝いて見えるのです。もしかしたらそれは「自信」なのかもしれません。ただ私は実羚淳さんの笑顔が好きなので、次は笑顔が可愛く見える役を見たいです。神官の化粧での笑顔は不気味でした…。(もちろん役からすると不気味に見えてOK)他にもキラッと光る人はいっぱいいたけど、私の勉強不足で顔と名前が一致しません。「若い生徒さんの名前が覚えられない」なんて、年を痛感しますわ…トホホホホ。【アクシデント】その1エジプト女官たちの「すごつよ」ソングの場面。ある女官さんのイヤリングがピヤッと弾け飛びました。垂れ下がるタイプで結構大きなイヤリングだったので、腕をあげる振り付けの時に引っかかってしまったんでしょう。2階席だったので、落ちた場所もしっかり見えました。センターよりやや下手寄りの、かなり前方に落下したのです。拾おうと思えば拾えなくもない微妙な場所。でも下手に拾うと芝居を壊すと判断したのか、誰も拾わず、イヤリングはずーっと転がったままだったのでヒヤヒヤ。結局「ラダメスが裏切り者だった!」の後の暗転で誰かが拾ったらしく、そのあとは見当たりませんでした。たかがイヤリングですが、もし誰かがそれを踏んで転んだりしたら大変なこと。(ましてそれで怪我でもしたら…)娘役さんは役に応じたアクセサリをすることも仕事のうちでしょうから大変だとは思います。東京公演ではどうぞお気をつけて。その2ケペルがラダメスに槍を投げて渡すシーンで、うまく槍をキャッチできず、コンコロコン…と舞台に転がってしまいました。桜木さんは特に慌てる様子を見せずに落ち着いて拾っていましたが、見ているこちらの方がドキッとしました。舞台って何が起こるかわらない恐ろしい場所。胆力も舞台力のひとつ、ですね。ブログランキングにエントリーしています。もし記事を気に入っていただけたなら、クリックよろしくお願いします。↓人気ブログランキングへ
2015.06.23
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宝塚バウホールに「心中・恋の大和路」を見に行きました。出演者は子役を除いて宝塚OGプラス専科のお姉さま。専科から鈴鹿照、藤京子。そしてOGは大路三千緒、瀬戸内美八、峰さを理、若葉ひろみ、南風まい、未央一、加茂千条、あづみれいか、五月梨世、舵一星、華村りこ(現役のときと名前違う?)、真山葉瑠、雅景、大舞夏織、葛城七穂、北山里奈、妃宮麗子、愛耀子、汐夏ゆりさ(この人だけわからない)。メインキャストは亀屋忠兵衛=瀬戸内美八(ルミさん)遊女・梅川=南風まい(まいまい)丹波屋八右衛門=峰さを理(峰ちゃん)なんだか星組公演なの?というキャストです。忠兵衛はルミさん(瀬戸内美八)現役当時の当たり役ですが私は初演と再演両方とも見ていないんです。記憶によると、初演は梅川が遥くららだったように思います。再演では梅川が姿晴香、八右衛門が大浦みずきだったような…今思うとゴージャスな配役。見ておけば良かった。さて、今回のバウホール公演は19日から22日まで7回公演全部完売ですって。客席の年齢層はとても高かったです。ルミさん(瀬戸内美八)や峰ちゃん(峰さを理)のファンクラブはいまだに健在なんですね。そして着物の人がいーっぱい。目の保養でした。「心中・恋の大和路」は近松門左衛門「冥途の飛脚」が原作。飛脚問屋亀屋の養子忠兵衛は遊女梅川に恋をして後先が見えなくなりついに公金に手をつけてしまいます。当時の飛脚というのは単に荷物や手紙を運ぶだけではなく、現金輸送業も兼ねていたのですね。つまりは人様のお金をネコババしてしまったというわけ。運送されるお金は厳重に封印されていて、手違いであったとしても封印を切れば磔という極刑が科されていたそうです。使ってはいけないお金で梅川を身請けした忠兵衛は二人で逃避行にでかけるが…。舞台が始まってまず感じたのは、大阪船場言葉の美しいイントネーション。今こんなきれいな関西弁は上方落語の高座でしか聞けないのではないでしょうか。そしてルミさん、峰ちゃんのいまだ衰えない男役ぶりにびっくり!私は峰ちゃんが現役当時、なんだか「イモくさい男役だなぁ…」と好きではなかったのですが、堂々たる役者ぶりに驚きました。梅川の南風まい。じつは私この人も好きじゃなかったのです。容姿が(ごめん。でもあの目がダメだったの)でも、今日の梅川は可憐でした。声もきれいだったし。情が湧いたわ。かもん太夫のヒトちゃん(若葉ひろみ)は相変わらず芸達者。全員のお芝居には危なげがなく、まるで一つの組で今まで何回も一緒に公演してきたかのように調和も取れていてさすがに宝塚出身で固めただけある、とほれぼれしました。ラスト、梅川・忠兵衛が吹雪の中死に行くシーンで峰ちゃんが歌う主題歌、圧巻でした。現役当時よりほんの少し声量が落ちた気もするけど、涙ながらにあそこまで熱唱できるなんて、峰ちゃんすごい!そして思った。近松門左衛門って天才。1711年と言うから今から300年も前にこんなすごい脚本を書いたなんて。主題が全く古くない。「金とオンナ」今でも十分ありそうな話。しかもそれが純愛なのだから胸を打つわけです。客席、すすり泣きの嵐でした。休憩時間、お隣に座っているおばあちゃまに声を掛けられました。「宝塚よく見るの?」「はい」「一緒ね。私67年見ているのよ。負けた?」「はい。だってまだ67年も生きていませんから負けています」「カカカカ(笑)今私84歳なの。小夜福子さんの時から見ているのよ」うーむ。小夜福子…宝塚の名鑑などで名前は知っているけれど。しかも驚いたことにそのおばあちゃまは長野に住んでいらっしゃるとか。先週関西に来て、ウィーン版「エリザベート」を見て、今日バウ、月曜日もう一度バウ(同じもの)それから帰るとか。筋金入りのファンですね。で「67年の歴史でどなたが一番お好きだったのですか?」「ヤンさんよ!」ヤンさん!安寿ミラ!私も好きでしたよ、というとハンドバッグから出てくるわ出てくるわ、写真、サインが入ったお財布に定期いれ。はぁー。参りました。お元気で長生きしてください、とお別れしました。長文失礼、最後まで読んでくださってありがとう。
2007.04.20
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本日2回目の更新、失礼します。先ほどチャラけたことを書いた後に落差が激しいんですが…。今日「心の翼」を聞く機会がありました。「心の翼」はペイさん(元花組トップスター 高汐巴)がトップの時代の「テンダーグリーン」の主題歌です。亡きなーちゃんのテーマ曲と言っても過言ではないこの歌を今日はトウコちゃん(元星組トップスター安蘭けい)の声で。聞かせてくださった方がトウコちゃんファンだったものですから。で、帰宅後、やはりナーちゃんのことを思い出し、ニコニコ動画を検索していて見つけました!「ジュテーム」のときの名場面"初恋"!この公演、多分10回見たと思います。ああ懐かしい、美しい場面、もしよろしければどうぞ。↓そしてもうひとつ、お別れの会の映像も。元花組メンバーでなーちゃんに贈った曲はやっぱり「心の翼」もう、むやみに涙が出ることはなくなったけれどやっぱり私が死ぬまでなーちゃんのことは忘れないと思います。合掌。今日の日記を気に入ってくださったら↓ポチっとクリックお願いします。
2010.08.05
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今日は火曜日。ともみ先生(元宝塚歌劇団 立ともみ)のストレッチの日でした。先生は宝塚音楽学校でポップスの先生をされています。100期生の文化祭を来月に控え、いつもに増してお忙しい毎日。今日のレッスンは、時間短縮でした。ということで、あまりお話しする時間がなかったのですけどともみ先生から「この間、テレビにピンちゃん(元花組 みさと けい)が出ていたの。 見た人いる?」というお声掛け。残念なことに、私も他の生徒さんも見ていなくて…。先生が状況を説明して下さいました。宝塚を卒業後、美人で面白いというキャラクターでご活躍のあひちゃんこと遼河はるひ。1月19日夜7時から放送の「さんまのからくりテレビ」に出演されたんですねぇ。それで、あひちゃんが舞妓さんの修行をしたあとお座敷に出て、本物の舞妓さんと一緒に踊る…というコーナー。あひちゃんが舞妓!!あひちゃんは男役さんの中でも背が高かったしお顔の彫りが深すぎて、つるんとしていて小柄な舞妓さんたちと並んだらものすごく目立っちゃうだろうなァと、お話をお聞きして想像するだけで思わず笑ってしまう私たち。ともみ先生も「大きかったワ」さて、番組の続き。あひちゃんは単に、本物のお座敷に出て、お客様とお座敷遊びをした後で舞を披露する…と思っていたわけです。ところが、お座敷遊びのあと、あひちゃんが準備のためいったんお座敷を出るとお客様だった呉服屋の旦那様は退場し、かわりにピンちゃんが座って、あひちゃんの舞妓姿をチェックする…という段取り。ちょっとしたドッキリカメラです。ピンちゃんは宝塚音楽学校受験対策スクールをなさっておられますがそこから合格した第一期があひちゃんや蘭とむくん(花組トップスター蘭寿とむ)なんだとか。あひちゃんにとっては「ピンちゃん先生」は恩師なのです。まさか京都のお座敷に、ピンちゃん先生が現れるとは思いもよらない あひちゃん。いざ舞を披露…としずしずとお座敷に再び現れたもののお客様に目をやってピンちゃんを発見、「うげっ!!」さすが男役さん、反応は男子っぽかったそうですよ。気を取り直して踊ったあひちゃんへピンちゃんからの感想は「素晴らしい!…素晴らしく大きい!」素晴らしいのは大きさかぃ?!とVTRを見ていた出演者に大ウケ、爆笑をさらったんですって。ともみ先生とピンちゃんは同期生。思わず「テレビ見てるよ!」とメールしたんだそうです。ともみ先生いわく、昔からピンちゃんは頭の回転が早くてパッとその場に合う面白い言葉を発するのが得意なんですって。それはわかる気がします。私はピンちゃんを舞台で拝見するだけで一度もオフをお見かけしたことがないのですが当時子どもだった私から見てもすごく頭のいい人という印象がありました。ピンちゃんだけではなくて「同期には話がうまい人が多い」と ともみ先生。それには私たち「え?先生もお話がお上手ですよ!」「いやいやいや、それはない」いえいえいえ、ご謙遜を!それにしても、そのシーン見たかったなぁ。私はたぶんその時間は「劇的ビフォーアフター」見てたんだと思う。残念だよう。それから「こんなのが届いたのよ」と表紙を見せていただいたのがアメリカ在住の宝塚OG会、「宝米会」の会報。現在アメリカに住んでいらっしゃるOGさんも多いんですねぇ。その方たちの思い出話や近況、宝塚100周年をお祝いする気持ちなどが写真とともに紹介されているんですって。素晴らしい!その歴史を繋ぐ100期生の文化祭準備のため来週から3週間、ストレッチレッスンはお休みです。ともみ先生語録を楽しみにされている方には申し訳ありませんがこれも宝塚の新たな歴史のため、ということで…私も身体が錆びつきそうだけど、自主トレ頑張ります。【おまけ1】今日は宝塚市内でいろいろと用事があったんですがその一つが美容院で髪を切ること。カットしてもらいながら「さんまのからくりテレビにあひちゃんが出ていたらしいんだけど見た?」と聞いてみました。すると!言ってみるものですねぇ、一人の美容師さんがご自分のスマートフォンを何やら操作しながら近づいてこられ…「おおおお!」じっくり見せていただきました。ありがとう!面白いことに、先生にお話を聞いているとき脳内に浮かんだイメージそのまんまでした。やはり ともみ先生はお話がおじょうずなんです。【おまけ2】ストレッチのあと、いろいろと用事を済ませて帰る前にふと「今日はプチ贅沢、イカリスーパーでお買い物しようかしら」と思い立ちました。機嫌良く買い物を終えて、駐車場から車を出そうとすると守衛さんが向こうのほうに手をあげて、私と入れ違いに入庫しようとしている車を待たせてくれました。「あら、申し訳ないワ。すばやく出なくては」と思い、車を出しつつ、待って下さった車に手を挙げて挨拶…と向こうの運転席を見てドッキーン!!ししし、シメさん(元星組トップスター 紫苑ゆう)?!びっくりしてしまい、左側のタイヤが縁石に乗り上げちゃって焦って両手でハンドルを握りしめたので「待ってくれてありがとう」の合図もできないままシメさんは去ってしまったのでした。私?わぁぁぁぁ、シメさんだ、シメさんだ、シメさんだったよう!と心の中は「リフレインが叫んでる」状態。そのあと、立ち寄った銀行の駐車場でツイートしようとしてうまく文字が入力できない!ううう、指がブルブルしているやん、私。どれだけ動揺しているのか。しかしシメさんは運転しているときもシメさんでした。背筋が伸びていて、サングラスが似合っていてそいでもって美しかったの。宝塚伝統の男役美を備えていたシメさん。なのに「歌劇」誌の"絵と文"担当のときにはご自分の似顔絵(あるいはキャラクター)としてハゲタカくんを載せていらした、そのあたりのギャップも私は好きでしたワ。もし今日の日記を気に入ってくださったなら ↓ ポチッとクリックお願いします。人気ブログランキングへ
2014.01.21
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土橋正「仕事にすぐ効く魔法の文房具」を読了しました。【送料無料】仕事にすぐ効く魔法の文房具以前にも書きましたが、私は大の文房具フェチ。文房具、という文字が入っていると雑誌でもすぐに買っちゃいます。この本では、発想編、記録編、整理編、事務作業編、ツール編と文房具をジャンル分けして紹介しています。著者の土橋さんも、よほど文房具フェチなのでしょう。万年筆ひとつとってみてもToDoリスト専用:パイロット キャップレスデシモパイロット キャップレスデシモ ノック式万年筆 ダークブルーマイカ F/M/B PI-15SR-DL原稿執筆専用:ペリカン スーベレーン M800ペリカン Souveran(スーベレーン) ローラーボール R800は、1997年、ドイツの万年筆専門誌による世界の万年筆人気投票で、M800緑縞がペン・オブ・ザ・イヤーを獲得。ペリカン Souveran(スーベレーン) ローラーボール R800原稿校正専用:パイロットカスタム742※本格派のための現代の書き味!パイロット・万年筆カスタム742ブラックという凝りよう。なぜ、その用途にこの万年筆なのかもちゃんと説明してくれています。それを読んでいるうちに納得してしまってまたもや万年筆が欲しくなるくらい。実際には、可愛い可愛いドルチェビータ・ミニがあるのでもう買いませんけどね。絶対に手に入れたいと思ったのは0.7mm芯のシャープペンシル。日常的には0.5mmのシャープペンシルを使っているのですがそれが時々、硬すぎて手首に負担を感じることがあります。手首だけではなく、自分が書いた字を見て目が痛いような気分になることも。実際に痛いわけではなくて、字がトゲトゲして見えるんです。ご理解いただけるかしら。とある雑誌の付録で、0.9mmのシャープペンシルを持っていますが0.9mmだと柔らかすぎるんです。ということで、0.7mmのシャープペンシルの購入をただ今真剣に検討中。本の中で紹介されている0.7mmシャープペンシルは2つ。ひとつはスイスのカランダッシュ社製 エクリドール。【YDKG-tk】【送料無料】【smtb-TK】カランダッシュ シャープペン CARAN d'ACHE エクリドールXS ブランドシャープペン シェブロンロジウム XN0404-286工芸品を思わせる美しい本体です。お値段は10,000円超。ひー。シャーペンでこの値段?!もう一つは ぺんてる社 グラフ1000。製図用シャープの本格モデル!ぺんてる製図用シャープグラフ1000[フォープロ] 【0.7mm】 PG1007こちらは非常にシンプルなフォルムでお値段もまずまず、お手頃。うーん。私には値段・形ともにどちらもピンとこないよぅ。よし、今から0.7mmシャープペンシルを探すぞっ。と、文房具フェチであれば購買意欲をそそられるばかりの本。ある意味、危険。お勧め度は★★★★☆お風呂に持って入って読んだら茹るくらいどのページも(どの文房具も)興味深かったです。今日のブログを気に入って下さったら↓ポチっとクリックお願いします。人気ブログランキングへ
2012.02.26
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昨日、今日と宝塚バウホール公演「ブックショップ」の影アナウンスを担当してきました。「ブックショップ」はカナダ ケベック州で生まれたストレートプレイで日本では2009年からヨシコちゃん(元月組トップ娘役 麻乃佳世)が主演で上演されています。今回はペトラ役の大輝ゆう(元星組)ともども里帰り公演。その場内アナウンスを担当させていただいて光栄でした。私にとって聖地とも言える宝塚大劇場と宝塚バウホール。緊張するかと思っていたのに舞台袖の影アナコーナーに待機してみてとても不思議な感覚に襲われました。デジャヴ。「この場所に、私は一度来たことがある」もちろん実際のところは今回が初めてなのにとても落ち着ける場所に感じられました。影アナコーナーは下手側の袖にありましてお隣は「第2早変わり室」。ほほー、ここで早変わりをなさっているのか、と覗いちゃいました。役得ですワ。「ブックショップ」は80分間ノンストップのお芝居。開演時間が迫ると、出演者の皆さんはそれぞれ必要な小道具や衣装を入れたご自身のバスケットを上下両そでに置いてスタンバイされるのです。この時ヨシコさんは私のことが見えていたそうで終演後ご挨拶に伺ったら、そうおっしゃっていました。8月2日に一度お会いしただけなのに覚えていてくださって嬉しいです。「ブックショップ」は本が大好きなジェーンが念願かなって古い本屋さんを買いとって「自分の足で人生を歩んでいくのだ」と決意するところから始まります。ところが、その本屋さんにはかつてのオーナーが幽霊となって住んでいてジェーンを驚かせるのでした。その元オーナーの幽霊は ある未完の本を探していてその本を見つけない限り、本当の意味で死ねないというのです。一方、本屋さんのとなりにあるのはチョコレート屋さん。サミュエルというちょっと内気な男性が店主。ジェーンはサミュエルに会って恋をしたのだけれど本好きで物語の世界で羽ばたくことには慣れていても現実世界で一歩踏み出すことができないでいる。そんなジェーンを元オーナーの幽霊が励まし…という、ストレートプレイには珍しいハートフルコメディ。私は昨日は段取りがわからなかったので、影アナの椅子から動くことができず音声だけを聞いていましたが、それだけでも十分面白かったです。今日は、許可を得て、花道奥にパイプ椅子を置きそこから観劇し、出演者の演技はもちろん工夫たっぷりの舞台装置も見どころなのだとわかりました。そして宝塚ファンとして嬉しいことに、主演のヨシコちゃんと、大輝さんのお2人が現役当時と全く変わらない美しさでした。この公演は「ブックショップ」の故郷ケベック紹介ビデオ鑑賞「ブックショップ」本編アフタートークショーの3部構成で、アフタートークショーではお客さまからの質問コーナーも。今日はヨシコちゃんからまさかの逆指名。客席にいらした宝塚歌劇団演出家の中村一徳を目ざとく見つけられたのです。中村先生は、ヨシコちゃんと同期生で、大輝さんの4年ほど下なのだそうで「僕なんかいい年になって、お腹なんかも出てきているのにお2人はいつまでも変わりませんね、その秘訣を教えてください」とお客様の笑いをとっていらっしゃいました。そのお答は大輝さん「私には18歳になる娘が居まして…最近のお母さんは皆さんきれいです。それは、子どもべったりになるのではなくてそれぞれが何かしら自分の時間を持っていらっしゃるからのようです。私もそういう意味(舞台)で若くいられるのかも知れません」ヨシコちゃん「私はとても負けず嫌いなんです。宝塚歌劇団を卒業して20年近くたちます。在団中の写真やビデオを見ていると自分のことだけれど、その頃の私はキラキラしています。その自分に負けたくないと思って…それが秘訣かもしれません」すごい。ライバルは自分自身なんてカッコいい!終演後、ブログ掲載用にとお許しを得て撮影させていただきました。舞台衣装のままのヨシコちゃんです。一徳先生が「同期なのにどうして…」とおっしゃったのがおわかりいただけるでしょう。今もってハーミア(月組「PUCK」の役名)と呼びたいヨシコちゃんでした。ありがとうございました。大輝さんは全く面識がないので「お疲れさまでした」以外の言葉を交わすことはできませんでしたが在団中からわかっていたけれど本当に美しい方ですね。それにしても「ブックショップ」は大事なことは言葉に出して伝えよう、というメッセージを含んでいて観終わったときに心がきれいになるようなお話でした。今年は9月にもう一度関西公演があるみたいです。(大阪府寝屋川市で)詳しいことはこちらをどうぞ→「ブックショップ」HP【おまけ】宝塚ファン歴36年。宝塚バウホールのこけら落としももちろんリアルタイムで知っています。なのに、今日初めて意識しました。バウホール入口のドアには蝶々が居るって。宝塚歌劇は夢の花園だから蝶々が停まるのでしょうか。細部にまで夢があるわぁ。今日の日記を気に入って下さったら↓ポチっとクリックお願いします。人気ブログランキングへ
2012.08.26
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今日は、夫の母方の祖母の一周忌でした。おじさんの家に集まり、お坊さんを招いての仏事のあとで精進揚げという予定。お昼前に始まった仏事で、私は結構お坊さんに近いところに座るはめになり(罰当たりな言い方)「脚をくずすこともできない。不運だ」と思っておりました。が、そうでもなかったのです。お坊さんの着ていらっしゃる衣に目は釘付け。お坊さんの着衣を「きれい」なんて言うのはおかしいのかもしれませんが本当にキレイだったのです。まず白い衣を着ていらして、その上から紗の袈裟(だと思う)を重ねていらっしゃるのですが、紗が動きや光線の具合によって青にも緑にも見えるんです。まるで玉虫のよう。そして首に下げている短冊のようなもの(正式名称知らず)は黄色。お経を読みながら腕や上体を動かすたびに、紗の色が微妙に変わり、透けて見える中の白衣の白さを強調。黄色い短冊(何と言うのだろう)がきりりとそれらを引き立てる…。「なんとまぁキレイな着物なんだろう」とうっとり。近くにいた兄嫁(夫は双子だから兄嫁っていうのも変な感じだけど)に「きれいだねぇ」というと「私も思ってた。全部の色がすごくきれい」法事の席でこんな目の保養をさせていただけるとは。それから近くにいたからこそ気がついたのは、両腕にされたいた竹かごのような筒。これまた何か正式名称があると思うのですが、腕より少し太めの竹編みの筒のようなものを腕にはめていらして、着物が直接肌に触れないようになっているんです。これは涼しいだろうなぁと思いました。私も欲しい。どこに売っているのかしら。もし、上に書いた「短冊のようなもの」や「腕の竹かごの筒」の正式名称をご存知だったらお教えください。インターネットで検索しましたが、うまくヒットできませんでした。
2007.09.24
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行ってまいりました。心斎橋にある前世喫茶 カフェローデストンに。以前から、心斎橋に前世占いをしてくれる喫茶店があると聞き、いつか行ってみたいと思っていたのです。私はスピリチュアル系や占いは大好きだけれど前世占いは全く初めてで、興味津々。お店の前に立つと、ごく普通の喫茶店で拍子抜けしました。中に入ってみると、占い専用ルームがあるわけではなくお茶を飲むテーブルに、店主とおぼしき女性が同席してその場で占った内容をお話しするスタイルのよう。(先客さんが占ってもらっていたので、わかった)普通の喫茶店ですので、占いだけというのはNG。何かオーダーしなくてはいけません。私は小腹がすいていたのでハーフサイズのベーコンエッグサンドとアメリカンコーヒーを注文。食べながら順番を待ちました。ほどなく私の順番に。どうやって占うのかなと思ったら紙に氏名を書くだけ。1世代前を見てもらう料金が1000円。3世代前まで見ると良いですよ、といわれたのでそのようにしていただきました。というのも、前世占いは一度見ていただけば多分、二度とは見てもらわないものだから、合計3000円だったら、普通の占いでもある料金かなと。で、気になる私の前世は1代前:89年前 ギリシャ 宿屋の奥さん 当然女性2代前:178年前 中国 道士 男性3代前:283年前 トルコ 行商人 男性基本的に人に何かをしてあげる人生を歩んできたとのことです。私は自分で自分の前世を想像した時に何となく男性だったような気がしていたので道士と行商人というのは、何となくわかる気がしますが宿屋の奥さんというのはちょっとピンとこないなぁ。でも、私の後ろに占い希望者がおられたなかったのが幸いして人生の機微について いろいろお話しを聞くことができました。その中で一番心に残ったのは「人の言うことに耳を貸しなさい」ということ。「あなたは本質的に強いのね。それが一歩間違うと頑固になってしまうわね。人の言うことを聞くのは、人のいいなりになることではありませんよ。あなたの強さを、一つのことを貫く生きる力に変えなさいネ」もう一つ嬉しかったのは、私は歳をとればとるほど楽しい人生になる、という言葉。やったー。お婆ちゃんになっても楽しいってステキ。私は飛び込みで来てすぐに占ってもらえましたが本当は念のために事前に電話予約した方が良いみたいです。興味がある方は上のリンクを参考にしてくださいね。占いメインで来たのだけれど、ベーコンエッグサンドはものすごくおいしかったです。私の嫌いなマヨネーズが最初から入ってなかったの。コーヒーもとてもおいしかったワ。唯一の欠点は、店内喫煙OKなこと。飲食している時のタバコの匂いと煙は本当に勘弁してほしいです。今日のブログを気に入って下さったら↓ポチっとクリックお願いします。人気ブログランキングへ
2012.02.11
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百田尚樹「プリズム」を読み終えました。【送料無料】プリズムあらすじをWeb書店などで公表されている範囲で書いておきます。主人公の聡子は、家庭教師として世田谷の豪邸 岩本家に通うようになる。教えるのは小学4年生になる修一。修一の父親は会社経営者、母親はモデルかと思うような美女。完璧に見える岩本家の離れには謎の青年が住んでいた。青年は攻撃的で荒々しい態度で聡子に接してきたと思えば別の日には陽気で人当たりよい態度で聡子に話しかけてくる…かと思うと、知的で紳士然とした穏やかな態度で聡子との会話を楽しんだり……。会うたびに変化する青年の態度に困惑する聡子が質問しても岩本家の人間は皆、その青年については多くを語ろうとしない。聡子はその青年に興味を持ちはじめ、親しくなるとともに、彼の秘密を知るようになる。そして同時に、自分が彼に魅かれていることにも気がつく。決して成就しない恋なのに。ここから先はネタばれもありますのでご承知の上で読んでくださいね。上にはぼかして書きましたが聡子が恋する彼というのがいわゆる多重人格者です。しかも、恋愛対象となったのが「代替人格」、つまりは神経内科治療によって、最後は消滅する運命の人なのです。そういう意味で成就しない恋愛であるしそもそも聡子は結婚しているので法的にも許されない恋愛。「プリズム」は百田尚樹 初の恋愛小説なのだそうですが私はこの小説の恋愛部分には全くキュンときませんでした。シチュエーションは最高に複雑でありときめく要素満載なはずなのですが、聡子と相手の多重人格者たちの心理があまりにも「ありがちなことよね」と思えてしまうんです。ツィッターなどでは「胸がキュンとした」「切ない」という感想があふれているというのに…私ってひねくれ者だ…と少々自己嫌悪に陥るのでした。それ以外にも物語の冒頭で描かれる聡子と夫の不妊治療に関しても、あとになって「なぜあの話が必要だったのかな」と思うことしきり。多分、聡子が不妊治療で軽い鬱になりかけ気分転換も兼ねて週4回、家庭教師にでかける動機となった…また夫が浮気をしているのもそれが理由の一つかも…という流れなのかと理解したのですが、その部分も何だかなぁ…。実際に治療を体験した者にとってはあまりにも定型的な扱われ方だと思い愉快ではなかったのです。これはきわめて個人的な感覚なので参考にならない方も多いかと思います。反面、面白いと思えたのは多重人格者(解離性同一性障害)のなりたちや治療方法などが書かれている部分。非常に興味深かったです。むしろその部分をクローズアップした医療ミステリだったなら面白く読めたのではないかなぁ。(あくまでも私は、ということです)とにかく、同じ百田尚樹の作品「風の中のマリア」や「永遠の0」の時のようにドキドキするような躍動感やきらめき、胸が締め切られるような思いが湧かなかったのですが面白かった部分もあったということでお勧め度は★★★☆☆今日の日記を気に入って下さったら↓ポチっとクリックお願いします。
2012.01.04
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宝塚歌劇団 演出家 植田景子先生の「Can you Dream? -夢を生きる-」読み終わりました。【送料無料選択可!】Can you Dream?-夢を生きる (単行本・ムック) / 植田 景子 著この本は演劇風に仕立てられていて、目次を紹介するとPrologue第一幕 My History 宝塚と私第二幕 My Work 宝塚歌劇団演出家第三幕 My Life クリエイターとしてEpilogueという構成になっています。第一幕では、いかにして宝塚ファンになったのか、そして入団までの紆余曲折が描かれています。景子先生が初めて見た宝塚歌劇は10歳の時にテレビで見た「ベルサイユのばらIII」星組公演でフェルゼン 鳳蘭、アントワネット 初風諄、オスカル 汀夏子だったそうな。初めて宝塚大劇場で見たのが月組「風と共に去りぬ」、小学6年の春だった…ふーん、私と景子先生年齢が近いわ。今のようにインターネットで情報収集、チケット入手までできる時代ではなかったのでどのようにしていたか、といったあたり、自分の話のようでした。懐かしい。それにしても景子先生が宝塚歌劇団初の女性演出家だということは知っていましたが宝塚ファンの時代があり、他の演劇ではなく、どうしても宝塚歌劇でなくては…と採用試験5度目にして合格を勝ち取ったことは知りませんでした。トウコちゃん(元星組トップスター 安蘭けい)みたい。第二幕では演出助手時代から演出家デビューと夢の舞台の裏側のエピソード。ここはなかなか面白かったです。演出助手、演出家の仕事がどんな内容なのか、普段漠然としか知らないので「へー、そこまでかかわるのか」と。「ロミオとジュリエット99」のポスター撮りのためにかなみちゃん(元月組トップスター 彩乃かなみ)と服を買いに行き試着室からかなみちゃんが出てきた瞬間、お店の人全員が「かわいい!!」と言った…なんて くだりはこちらも嬉しくなってしまいましたよ。また、演出助手時代、ご飯を食べ損ねて仕事に追われる景子先生を見かねた生徒たちが、廊下のすみに連れて行き夕食を用意して皆で囲んで壁になって食事をさせてくれた…とか夜中までお稽古場に残ってテープの編集をしていたらおでんとうどんを差し入れてくれた…というエピソード。大峯麻友、越はるき、光樹すばる、ええ人たちやわ~。また、ユウヒくん(宙組トップスター大空祐飛)の衣装の仮縫いにまつわるエピソードも、すごいなぁ…。詳しくは書きませんが、外部の衣装デザイナーさんが「大空さんの指摘は完璧」だと語ったのだそうです。第三幕では文化庁新進芸術家海外留学制度の研修でのヨーロッパ留学時代のことなどが書かれています。そうそう、第三幕で私が嬉しかったのは、小池修一郎先生のエピソード。外部の仕事をなさったあと、久しぶりに宝塚歌劇の稽古場に戻って来られた小池先生が「生徒が妖精に見える!なんて夢々しい!ホントお花畑だね!!」とはしゃいでおられたと言うのです。良かった~。小池先生、宝塚歌劇団にずっといてくださいね。またこの本の中には、歌劇団の生徒から聞いた言葉の中で印象に強く残った言葉が紹介されています。その中のひとつはユウヒくんの言葉。「私には極めたいものがあるから」どういう状況で発された言葉かは、実際にお読みになってください。この本のお勧め度は、宝塚ファンに、という前提で★★★★★今すぐ読みましょう。一つの舞台が出来上がるまでの裏側を知ればこれまで以上に、宝塚歌劇を楽しめること請け合いです。なーんて、発行されて まる一年たった今頃 読んだ私が偉そうに、すみません。(しかも図書館で借りて…)ちなみに、景子先生の作品で私が好きなのは花組「落葉のパレルモ」と宙組「エイジ・オブ・イノセンス」。ポスターが好きなのは「ロミオとジュリエット'99」と「Paradise Prince」です。ところで今、著者紹介のページを見て知った…景子先生と私、大学が一緒やワ。しかも1年か2年は在学期間がかぶってる…。突然、親しみがわいてきました。景子先生、次回作 期待しておりまする。今日の日記を気に入ってくださったら↓ポチっとクリックお願いします。
2011.05.20
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今日は いつもストレッチを教えていただいているともみ先生(元宝塚歌劇団 立ともみ)が講師をされる「宝塚歌劇OGが指導するメイクアップ体験」を受講しました。会場は、平成10年まで宝塚音楽学校の校舎だった宝塚文化創造館の3階、バレエ教室。音楽学校時代そのまま、一面鏡張りでバーがしつらえてあり、入っただけでテンションが上がります。参加者個人が用意すべきものはメイク落とし、基礎化粧品、下地クリーム、アイライナー、舞台用つけまつげ、紅筆、チークブラシ、ビューラー(なくても良い)、コットン、パフ、パンケーキ用のスポンジ、タオル、ヘアバンド(または手ぬぐい)、手鏡。撮影したい人はカメラ。そして汚れても良いような服装か、化粧ケープかかっぽう着。メイクに使うドーランやチーク、アイシャドウなどは講座側で用意してくれています。まず受付で男役、娘役、どちらのメイクが希望か申告したあとそれぞれが近くになるように座ります。(化粧品などを回すのに便利なように)私は、どうせなら男役メイクをしたい…という気持ちと顔立ちからすると娘役メイクのほうがあうだろうな、という気持ちの両方で迷いましたが娘役をチョイスしました。化粧の手順は1.下地をつける2.ドーランを塗る3.鼻たてを描く4.お粉をはたく5.パンケーキを塗る6.ハイライトを入れる7.チークを塗る8.アイシャドウ9.アイライン10まつ毛をつける11.眉毛を描く12.口紅を塗るという12の行程です。その間に、いろいろなコツを教えていただけます。たとえば、下地クリームは肌質によって変えること。ともみ先生はニべ●などを使うこともあったそうです。ドーランの色は娘役はピンクに近く男役さんは茶色に近かったです。噂には聞いていましたが、ドーランって本当にすごく肌に重いのね。毛穴がふさがる感じでした。ふさがるのは毛穴だけではなくて、シワにもめりこむものだからドーランを塗ってお粉をはたいた後の自分の顔を手鏡で見てぎょえっ!!受講生の中に、お若い方がおられてさすがにその方はドーランを塗った後もすべすべ感があり「やっぱりお若いときれいだわ~」の声があがりました。すかさず ともみ先生が「そりゃしゃーないワ(笑)」なごやかに講座が進んでいくのでした。最近はつけまつげを普段メイクでもつける人がいるでしょうが宝塚のメイクでは、実際の目の際ではなく引いたアイラインのアウトサイドを目の際とみなしそこに貼りつけるのが目からうろこでした。そりゃ目が大きくなるわけです。昔はこの付けまつげも床山さん(日本物のかつら担当)が人毛で作ってくれていて、丈夫で何度も使えたそうですヨ。すごい!私が一番苦労したのは眉毛。ともみ先生のおっしゃる通りに描いているつもりだったのですが先生が私をご覧になるやブハッと吹き出されました。「それじゃ眉毛だけ男役ヤン」男役は眉間を若干狭めにすることで渋さを、娘役さんは眉間を広くあけることで ふんわり感を出すんだそうです。私は普段のメイクとおんなじように描いたから眉頭が近すぎたんですね。そこで先生に修正していただくことになりました。左右の眉頭をコールドクリームで落とし、ドーラン、パンケーキとやり直しての眉毛。先生が手を入れてくださると ふんわり感が出てきたのですがいかんせん元の眉毛がボヨボヨで娘役らしさを出すには至りませんでした。あー、シェーバー持っていけばよかった!眉毛だけではなく、私の場合、目と眉毛の間が狭いのでアイシャドウがきれいに見えないということでそれも直していただきました。仕上げの口紅。口が小さい人は実際の唇より大きく描きなさいということで思いっきりはみ出して描いてみました。以上12の行程を、説明していただきながら自分たちでやったところ、2時間以上かかりました。タカラジェンヌは毎回、15分から30分くらいで仕上げるんですよね。すごい。そのためのテクニックや道具も教えていただきました。道具と言えば、やっぱりタカラジェンヌ。お化粧のパフにも飾りやマスコットが付けられているんですねぇ。可愛い。さて、仕上がった後、希望者はご自分で衣装を持参し1階のホール(元講堂)にプロジェクターで映しだされたベルサイユ宮殿をバックに写真撮影ができるというお楽しみもありました。私はコラムの取材目的だったので、指定のあった汚れても良い服を着て行ったきり。最初はそれで良いつもりだったのだけど他の人が楽しげに撮影されているのを見てちょっとうらやましかったのでした。気を取り直して、講座の会場だった旧バレエ教室のピアノの前で撮影してもらいました。コラムのほうで顔出ししちゃったので、もうニコニコマークを付ける意味もないしここまで厚塗りしていたら素顔はわかるまいて。ともみ先生のストレッチレッスン夜間クラスのかたも参加されていて男役メイクをなさっていたので、二人でちょっとお遊び。もうワンシーン。「行かないで!」「本当に娘役に見えますかねぇ?」という私に「見える見える。ちょっとミミちゃん(元月組トップ娘役 こだま愛)みたいだよ」という嬉しすぎるお言葉。いやーそんなことないですよ、と言いながらミミちゃんって言われたことはめちゃくちゃ嬉しいのでありました。あ、ミミちゃんご本人並びにファンの方には本当に申し訳ないです。実際は全然似ていないこと、私にもわかっておりまする!コラムにはまた全然違う文章をUPしますのでもし良かったら読んでくださいね。UPされましたら改めてご案内します。【おまけ】ともみ先生のこの講座、好評につき今回3回目です。しかも、午前午後と2回に分けなくてはならないくらい。私がおととし、去年ともに参加しなかった理由はスケジュールが合わなかったことと肌がかぶれやすいので怖かったことがあります。今回はコラムのために、どうしても体験しておかねばと思い参加しました。が!やっぱり駄目です。つけまつげの糊がどうしてもダメ。目に貼りつけた瞬間からピリピリピリピリしだして…化粧を落としてから何時間もたつ今でも痛いようなかゆいような…。明日がこわいよう。でもメイクは楽しかった…。もしも今日の記事を気にいっていただけたなら ↓ ポチッとクリックお願いします。人気ブログランキングへ
2014.02.09
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