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年長になってから、とにかく「自分でやりたい」という気持ちが大きくなってきている。
その割には、時間の感覚がまだなく、いつまでたってもぐずぐず、ノロノロしているので、
こちらがつい「早く!」「○○しなさい!」などと口走ったらもう大変。
「ママ、うるさい!」 「今、やろうと思っているのに」 「わかってる」等々、猛反撃にでます。
そして、一番、困ったのが、「お勉強」。
チャンポンは身体を動かすのが好きなので、
習い事の中でも、チアリーディングや体操、水泳は大好き。
英語劇も、お友達もいるし、先生とのゲーム感覚のコミュニケーションが楽しいらしい。
しかし、こくご、さんすう、といった紙に向かって何かを書かなくちゃならないものはダメ。
塾に行く前になると、「おなか痛い」「足がヨレヨレで立てない」「歩けない」
「(授業が)長い」「眠い」「先生の言っていることが分からない」と、まあまあ
大人顔負けの言い訳を並べたてて、家から出ようとしません。
宿題も、もちろん、やってません。![]()
そのうち、ご飯を食べるのも、ペースが乱れ気味に。
そこで、子どもを責める前に親の反省会。
<ママ>
自分のやりたいこと(家事、仕事、休憩)を優先して、
チャンポンとの約束を後回しにしていなかったか。。。
テレビに子守させていなかったか。
ご機嫌取りのために、おやつをやたらと与えていなかったか。
<パパ>
育児をママ任せにしていなかったか。
⇒ ママが会社を辞めたからといって、父親が育児担当を外れていい理由はない。
⇒ 飲み会は仕事の内だからいいとしよう。でも翌日、朝遅くまで寝ていたり、
朝からゲームをやったりしていなかったか。
⇒ チャンポンを朝ごはんの時、一人にさせていなかったか。
⇒ チャンポンと遊んでやっていないのに、パパの要求だけ押し付けていなかったか。
などなど反省し、
「約束を守る」ことを徹底することに。
子どものとの約束、親との約束をお互い守ることで、信頼関係を築く。
仕事だけではありませんね。親子でも同じ。
家族だからこそ、一緒に生活しているからこそ、ないがしろにしてはいけません。
ということで、
ママはチャンポンと中途半端にではなく、きちんと向き合ってたっぷり遊ぶ。
パパは、たまには早く帰ってきて、または、朝時間のあるときに、チャンポンと
ゆっくりと話す、遊び相手になる。 そして、お勉強をみてあげる。
これに対して、チャンポンは、いつまでもグズグズしてないで、
遊ぶ時は遊ぶ、食べる時は食べる、自分のことは自分でする。
遊んだ後は、きちんとテーブルに座ってお勉強する、といったことを約束しました。
とはいっても、チャンポンがすぐ対応できるわけがないのですが、
その時の「罰」の与え方で、かなり変わってきました。
これまでは、ついつい、日々やらなければならないことを優先させて、
チャンポンが愚図っても、ご機嫌をとって(アメをあげて)、どうにかやらせていたのですが、
約束を破るなら、もう「やらなくて良し!」「お前はもうここにいる資格はありません!」といって、別室に独り閉じ込めるようにしたのです。(マンションなので外に出すわけには行かず。。。)
チャンポンはギャンギャン泣きます。一著前の言い訳を並べます。
でも自分で反省して、出てきて謝るまで、相手にもしないし、
ご飯もあげないようにしたのです。
つまり、「親をナメルナよ!」という、大人と子どもの線引きをキチッとすることに。
小一時間、戦いの時は続きます。
すると、もちろん、チャンポンは折れてきて、
自分で、「パパとママの言うこと聞きます」「お勉強もします」と言ってくるわけです。
自分でそう言ったのですから、後は守らなければなりません。
守らなければ、嘘つきになるわけですから。
ウソをついたら、もっと、厳しい罰が待っています。
厳しくするということは、新米の親も不慣れなものです。
でも、これをしなければ、子どもはどんどん付け上がってダメになってしまいます。
パパも、これまでと違って、チャンポンにちゃんと向き合う努力をしているので、
私も「私だけが育児をしている」という気持ちが軽減され、
精神的にかなり楽になりました。
母親にとって、育児の精神的負担から解放されるのは、
おばあちゃんでもなく、託児所でもなく、
「パパ」が子どもの面倒をみてくれている時が一番です。
親の責任を全うしてくれていると感じられるからです。
おばあちゃんや託児所はあくまで第三者ですし、
「人のお世話になった」という別の気遣いで疲れるわけです。
ということで、チャンポンは、昨日と今朝はキチンと「お勉強」しました。
あとは、これを継続するために、 親は心を鬼にして、
手綱を上手くコントロールしなければなりません。