chao★chao

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2015年07月21日
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カテゴリ: 本・本・本♪
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 文芸春秋社の「文學界・2月号」 で世間に初お目見えした 「火花」

  私は、ハードカバーが出る前にこちらで読んでましたが、(安いもの!)

  なんていうか。。。漢字で書けるものは全部漢字にしてあるような文章の重さ、

  読みにくさを、はじめは感じたんですけど・・・でも、

  読んでいるうちに、引き込まれて

ほぼ2時間半くらいでイッキ読了しました。


  賞についてはその時、ノミネートされるのも、ましてや獲るのも

  まったく想像してませんでしたが、

  又吉さんってヒトの筆が、

  想像していたよりずっと「文学」な書きっぷりだったのに驚きましたねぇ。

  こりゃ、確かに「文學界」に載ってるわけだぁ・・・と感心したりして。


  たま~にチラっホラっと出てくる素敵な表現のところや、

  情の厚みを感じさせる目線のところや、

  また、センパイ芸人との「笑い」についての理屈っぽいディスカッションとか、

  結構、読ませられちゃいます。

  中編という長さもいいのかも、です。


  あ、それと出てくる街が、吉祥寺やらそれより北方角やら、井の頭線やら、  

  また、246界隈だったりとか。

  熟知の場所だったのも、読みやすく面白かったという

  「舞台の要素」ってのも、ワタシ的には大いに ありました。



  これ、映画化されるかも。

  キャストについて、はやくも色々想像しちゃいます(笑)


  芥川賞を獲った今、よけいにそう思えてきました。

            

他にどういうものを書いてくるのか、

  今後も楽しみだなぁて思います。


  なんだか読後、

  好きだった「志賀直哉」とか「谷崎純一郎」とか、 はたまた懐かしい「堀辰夫」とか、

  改めてまた読みたくなりました。。。  (^・^)

            火花[又吉直樹]
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Last updated  2015年07月21日 07時44分49秒
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