chao★chao

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2018年03月11日
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カテゴリ: 記憶の日
​​​​​​​ ​ 2017.6.1 UP ​の再録デス。

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     奥野修二 著
 [ 魂でもいいから、そばにいて  3・11 後の霊体験を聞く ]

       
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  月刊『新潮』2016年4月、9月、10月、の3回と
      別冊現代『G2』第19号(2015.5) に掲載されたものが、
  改稿・改編されて、こちらの1冊となったものです。

      以前から、時々新聞記事にもなったりしていて、
  ちょっと気になっていたのですが、
  今年の2月に単行本化されていたのです。


  著者の奥野氏が本にするのを決意したのは、
  石巻でインタビューを受けてくれた(春の旅・4)遠藤百理さんという
  三歳の息子さんを亡くしたかたの次の言葉だったそうです。​​​

霊体験なんてこれまで信じたことがなかったのに、
       自分がその経験者になって、
       頭がおかしくなったんじゃないかと思っている人もいます。
       同じような体験をした人が他にも居るとわかったら、
       自分はヘンだと思わないですよね。
       そういうことが普通に喋れる社会になってほしいんです。




  インタビューの内容は「目次」で見て頂くと分かり易いでしょうか。
  ご紹介します。

  【目次】
      旅立ちの準備
      春の旅
        1『待っている』『どこにも行かないよ』
        2 青い玉になった父母からの言葉
        3 兄から届いたメール≪ありがとう≫
        4『ママ、笑って』――おもちゃを動かす三歳児
        5 神社が好きだったわが子の跫音(あしおと)
      夏の旅
        6 霊になっても『抱いてほしかった』
        7 枕元に立った夫からの言葉
        8 携帯電話に出た伯父の霊
        9 『ほんとうはなあ、怖かったんだぁ』
        10 三歳の孫が伝える『イチゴが食べたい』
      秋の旅
        11 『ずっと逢いたかった』――ハグする夫
                      12 『ただいま』――津波で逝った夫から
                      13 深夜にノックした父と死の「お知らせ」
                      14 ≪一番列車が参ります≫と響くアナウンス
                      15 あらわれた母と霊になった愛猫
                      16 避難所に浮かび上がった「母の顔」
                  旅のあとで





  この時の地震では、なんの予感も覚悟もないままにホントにいきなり、
  死者・行方不明者18000人余りが出てしまいました。
  ここには18000以上の「いきなりの別れ」の物語があるのですよね。
  なんということでしょう。。。今更のように、絶句!! であります。
  そしてここに、貴重な魂の声がある。って思った本だったので読みました。


  帯にあるとおりでした。
  「今まで語れなかった――。でも、どうしても伝えたい」
  そして、
  誰にも書けなかった。
  でも、誰かが書かねばならなかった〝不思議でかけがえのない物語″



  私の場合は。。。
  言うなれば「2年がかり」で、挙句、するりと一夜にして彼を失ってしまいました。
  それなりの大きな喪失感と不安を抱えて、もう1年半が経とうとしています。
  でも私は、彼の白血病発覚から2年間、完治の希望のもと看病もお世話もしてこれたし
  臨終の床でも最期まで手を握り続けてあげられた。。。
  私の手から彼は旅立ったのですよね。
  きっと、私達の場合は「幸せな哀しみと別れ」だったといってもよいのでしょう。
  そのことを、この本を読んで、痛感しました。

  だから、このインタビューに答えている人たちに起こっているような
  そういう「気配」は、私に起こらないのかもしれませんね。
  私だって「魂でもいいから、そばにいて!」って、とてもとても思いますけれど、
  それは、あの日突然に昇華して逝ってしまったたくさんの方々や、
      この御本の中にあるように残された方々のことを思うと、
      ・・・私の望みすぎなのかもしれません。



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  というご紹介と感想でした。
  その時ブログやプロフに戴いたコメントの中には、
  自分にはとても読めない。。。というものもありました。

  私はきっと彼を失った後だったので、読みたいと思ったのかもしれません。


  お読みになれそうな方には、おススメしたいと思います。


  今年はこの本のご紹介の再録を私の鎮魂の気持ちとしてUPいたしました
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  昨日の舞台の感想は、あらためてね。

  今日は太極拳の学級委員みたいな仲間と先生とで4人
  ランチミーティングがあります。








                                             <3月11日の誕生花>

3月11日ヒガンザクラの画像
ヒガンザクラ          花言葉:優れた美人


                                                               春の彼岸頃にいち早く咲きます。
                                                               沖縄、中国南部、台湾などに分布しています。
                                                               ソメイヨシノと違うのは、小さな葉も同時に開くことです。


                                                                                   (~365日の誕生花&花言葉*HIBIYA-KADAN) 


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Last updated  2018年03月11日 10時02分08秒
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