chao★chao

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2023年08月22日
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カテゴリ: 本・本・本♪
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ハードカバーでの第1刷が、2010年11月ですので、
  13年前に出た本ということになっちゃうのですね。
  
​​   ま、 角幡 ​​かくはた 唯介 ​​ のこのツァンポー峡谷への単独探検が
  02~03年冬、09~10年冬、
​​
の2回で、それをまとめている御本ですからね。

​   ​ツァンポー峡谷​ というのは、中国から入って、チベット自治区・インドとの国境あたり。​
  当時、この峡谷は人跡未踏の部分があり、
  もしやシャンバラへの入り口と言われる洞窟がありやなしや。。。と噂されるような 
  神秘的な地域、だったようです。
  
  ですので、ここに書かれている国の状況や事情、また用意の装備などだって
  その頃では、ずいぶんと今とは違うのでしょうが、
  それでも、今も昔もやはり「冒険」って簡単なことではない。。。どころか
  大変なことです。
  だって、いつの時も命がけ、であることこに変わりはないですもの~~。

  そして生還なさればこそ、御本も書けるってもんです!
  これが角幡氏の処女作にして、開高健ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞を獲り、
  若き冒険作家が誕生しました♬ (といっても受賞当時30代半ば...でした!^^)

  

  この本は、角幡氏が早稲田大学探検部、に属していたことから、
  オハナシは始まります。
    
 人跡未踏のジャングルを鉈で切り開き、激流を渡り、険しい岩壁を乗り越える、
    私の理想とする探検とは、イメージで語ればそんな感じだった。21世紀が目前
    だったにもかかわらず、学生の頃の私は、19世紀の英国人がやっていたような
    古典的な地理探検の世界に憧れていたのだ。
  
  とご本人が記しておいでですが、
  私の今の頭の中でも「探検」と聞いたら、似たり寄ったりのイメージです。(;'∀')
  探検。。。。って人跡未踏は必須条件ですしねえ。

  
  
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  そもそも私が、この本に行きついたのには、いつも見ている​  you tube で話題に​

  されていたからです。
   「シャンバラ (伝説上の仏教理想郷) ​」​ の話をしていました。
  
 チベットでは、この地球上に隠された実際にある理想郷、と言われています。 
    それは地形的にか人為的にか、隠されている。。。と。
    時が来たらそれを見つけるヒントとなる巻物テルマ、が、見つかるように隠された、と。
    かの有名なチベット「死者の書」もテルマの一つだって。

    こういう背景から西洋の探検家もシャンバラの入り口を探しはじめて。。。
    探検記もいろいろ発表されて、その中のイアン・べーカー氏の本から、
    角幡氏という日本の若い冒険家がインスピレーションを受け、やがて単独冒険へ
    出かけ、その冒険記も出版された、と。
    

  この番組中は、主にそのイアン・ベーカーさんの本の内容についての解説しつつ、
  アレコレ喋っていて、とても興味深く面白い回でしたぁ。
  あまりに面白くて、その後も何回もこの回を聞いています。(≧▽≦)

  そして、その角幡氏も番組に今度是非お呼びしたい。とか言ってたので、
  ふくらむ期待~♬


​  で、 「空白の5マイル」 という本を角幡氏が出していると知った私は、​
  もう、夜中のベッドからAmazonを開いて、即、ポチ!したのがこの1冊です!
                   ※5マイルとは、約8キロ強。

  
  
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グランドキャニオンの3倍の深さがあり世界最大の峡谷の衛星写真。
        いまでこそ、こういう写真も撮れ大まかなりに様子がつかめるが、
        少し前までは、磁石と地図頼みの踏査。
        たくさんの薬草がはえ、滝は発見されているだけでも75か所。
        ただ、ほとんど晴れることなく、毒蛇や蛭が「だらけ」状態で
        流れも著しい急流で、踏査が非常に困難...という場所です。




  面白く読みましたよぉ。。。​

  
  アドベンチャー映画とか好きですけど、そういう面白さとはまた全然違う、
  ノンフィクションの、命のかかった痺れちゃうような緊張感や、
えっ!?   うすんの、どうすんの?  どうやって切り抜けるの?? とか、
  よくぞ、まぁご無事で、の気持ちや。。。
  お好きな人はぜひ、読んでみてください。

  そして、読む前に、この youtube を聞いてみてから!
  背景が解って、本が更に面白いから。
  


      冒険記、って夏に似合う1冊かも。
  濃い1冊だったなぁ~。



                           イアン・ベーカー氏の本もすご~く読みたいけど
          日本語に翻訳されてない!
          ローズコーンさんみたいに、英語版ナショジオが読めるほどなら
          原書で読めるのかなあ。うぅぅぅ... (+_+)




  

  



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  おぉ。。。今日はMUUに行く日でした!!   
  









     
   





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Last updated  2023年08月22日 22時14分54秒
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