ドアは開けたら閉めるもの

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2011年07月14日

カテゴリ：暮らしを楽しむ

異国を旅するのは楽しい
映画やテレビや絵はがきで見た場所を訪ねるのもいいけれど
その国ならではの食を味わったり
現地の人々とのふれ合いを通して
思いがけない発見をしたり
少しはその国のことを知ることが出来る
けれどもそれはあくまでも通りすがりのことで
外側から見た外国かもしれない

旅をして知ることと
その国に住んでみて知ることと
そしてもう一つ
その国の家庭に入り込んで知ることとがあると思う

その一つに...
日本にいれば
ドアは開けたら閉めるのが常識なので
当然開いているドアを見れば閉めることになる
が欧米では
ドアが開いているということは
中に誰もいませんということで
閉まっているということは
誰かが中にいますということだ
それはオーストラリアやアメリカに
ホームステイして始めて知ったことだった

そんなこととはつゆ知らず
開いているドアを見ると
つい片っ端から閉めてまわっていた
個室のみならず
トイレやバスルームが開け放ってあれば
どうしても閉めたくなる
ドアは開けたら閉めるのが当たり前
それは日本にいてこその常識だった

ドアではないけれど
開け閉めのことではもう一つある
明るい日差しが差し込むリビングのカーテンを
閉め切っているのは勿体ないと思い
あちこち開けて回ると
それもいつか戻されて閉め切ってあった
いつもそのイタチごっこだったけれど
後で知った事によると
どうやら青い目の人達は
太陽光に弱いということらしいのだ

恥ずかしいやら申しわけないやら

所変われば常識も常識ではなくなるのでした