2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
全6件 (6件中 1-6件目)
1
最後の最後までへんしゅうちょうです。 北京で最後に何か書きたいと思っていたんですが、結局書く時間がありませんでした。船に乗る前日、天津で1泊し、13日の11時に天津を出港しました。 成都を出て天津まで途絶えることなく、成都で出会った人たちがついていてくれました。ウルムチから北京まで一緒に旅行してくれた○田君、敦煌で遊んだ○メちゃん、○のりさん、○クさん、北京で会った火鍋隊老北家さん、北京・天津まで来てくれた○希子。 そして、燕京号に乗り、とうとう一人になってしまいました。 船のなかでは一人物思いにふけり、ほとんど誰ともしゃべらずにいました。考えている以外の時間は睡眠、食事。誰ともしゃべらない自分はほかの人からやや奇妙に見えたことでしょう。 神戸まであと2時間、という頃、ふとデッキに出てみたくなり、デッキ最上部の先頭へ行ってみました。穏やかな瀬戸内海を走る船。目的とする場所はあるものの、海の上に道はありませんでした。そしてデッキの最後部へ移動し海を見ると、船が通った後に青白く波ができています。道のように。 この道を自分はたどってきたんだなあ、とちょっと感慨にふけりました。成都で万年筆にインクを吸い込ませ、その万年筆で神戸まで線を書いてきたように思えました。 この道は自分で作ったものだ、でも、その先には道がない。ただ、目標とするものはある。それが成都で得たもので、これからはそれに向かって進もう。道は自分で作れる。 そう思いつつ、最上部のデッキを後にし、その下のデッキでしばらく海を眺めていました。すると、いつの間にか同じくらいの歳だと思われる男の人が隣に立っていました。彼は自分に話しかけてきました。「あの島は何ていう島ですかねえ」「…淡路島ですか?」「その向こうは四国でしょうかね。大きいですね」「そうでしょうね」「…もうすぐですね」「…そうですね」 彼はそれだけの会話で去っていきました。 もうすぐ日本に着くんだ。船に乗って初めての会話らしい会話で、もう日本に着くんだということを実感しました。 まもなく船は神戸港に入港しました。約9カ月前、出港した場所とまったく同じところへ。出港したときの様子はまるで昨日のことのように覚えています。時が経つのは本当に早いものです。充実した時間が過ごせたからこそ、さらに早く感じたのかもしれません。 16時過ぎ、イミグレを出て、日本の土を踏みました。なぜかこんなときになってこみ上げてくるものがあり、必死で上を向いていました。 三宮の駅で夜行バスのチケットを買いました。明日の朝には東京に着きます。でも、東京に着いても帰る家はなく、迎えてくれる人もいません。それでも、まあ、なんとか生きていきます。 明日からは新しい生活が始まります。--------------------------------------------------------------今日まで「成都世界」を見てくださった約24000クリックのみなさま(自分もいくらか含みますが)、今日で更新は最後にします。本当は帰国後仕事が見つかるまで続けようと思っていたのですが、帰国というキリのいいところでやめようと、今日ふと思ってしまいました。約1年9カ月このブログを続けてこれたのも、このブログを見てくださったみなさまのおかげだと思っています。リンクをはっていただいた各サイトの管理人様、ここで失礼ながらご挨拶の代わりとさせていただきます。ありがとうございました。そして、成都で出会ったみんな、旅先で出会ったみんな、日本で帰りを待っててくれているみんなに感謝します。みんなのおかげで、素晴らしい留学生活を送ることができました。更新は今日で最後にしますが、コメントに対する返事は随時書かせていただきます。このブログをまったく消去するつもりはありません。また、へんしゅうちょうのその後の状況は、近い将来、新しいサイトを作ってそちらで垂れ流そうと思っています。その際は「成都世界」別館のトップページにリンクをはる予定です。最後になりましたが、このブログを読んでいただいたみなさん、本当にありがとうございました。またどこかで会いましょう! それでは!
2005年06月15日
コメント(12)
グルメなへんしゅうちょうです。 北京っつったら北京ダックやろ! 食った。食った。食った。 うまー。 ざまあみろ。 明日もボーっとします。
2005年06月10日
コメント(7)
はいどうも、へんしゅうちょうです。 36時間の列車に揺られて、敦煌から北京へやってきました。9カ月前、成都へ向かうときもここ北京によって、語言学院なんかに行き、気持ちを高ぶらせたものです。もう9カ月も経つことなのに、あのとき北京で過ごした数日間は昨日のことのように覚えてます。 なので、ますます「もう終わりなんだなあ」という気持ちが強くなってきているのです。 で、ふと語言学院へ行ってみました。 語言学院には前学期四川大学で留学していた「火鍋隊老北家」さんがおりまして、もともと会う約束をしていました。週末に会う予定だったんですけどね。まあ暇なんで訪ねてみたわけです。 焼肉ご馳走になっちまった! 火鍋隊老北家さんが神様に見えました。そんなつもりではなかったんですがね…。ありがとうございました。 んで、明日はみんなで北京ダックを食べに行こうと。スバラシイ! ま、これ以降は当然ワリカンですが。夜まで○田君は北京観光。自分はというと、まあ、ボーっとしてます。北京はもう大体見るべきところは見てしまったのでね。 気合い入れてボーっとしてやる!
2005年06月09日
コメント(2)
乾燥しているせいか、鼻水がヒジョーに出てくるへんしゅうちょうです。 昨日6日、敦煌にて四川大学の留学生、○メちゃん、○のりさん、○クさんと再会。こっちはウルムチから東へ、3人は成都から西へと向かい、ここ敦煌で再会しました。 まだ留学が続いてる感じがしますなあ。特に○メちゃんと会えたのはデカイ。 んで、一緒に旅行している元同屋の○田君も含め、総勢5人で玉門関やら漢の長城へ行ってきました。車を持ってる運ちゃんを値切り倒して。5人いると強いね。 なかなか楽しかった。長城越えたり、山羊の解体まで見れてその山羊食べたり。よかったですよ。やはり5人で行けたのがよかったかな。1人や2人だったり、しかもしらない人と一緒だったりすると、あんなに楽しくはないでしょう。敦煌でみんなに会えてよかった。 観光らしい観光は今日が最後。北京では観光するつもりはないので。今夜列車に乗って北京へ向かいます。取れたチケットは硬座…36時間…。なんていまさら硬座なんかに乗りたくないので、車内で硬臥に換えてもらおうと思っとります。 中国滞在もあと1週間を切りました。北京では気合を入れてボーっとするつもりです。 次は9日以降、北京の京華飯店から。
2005年06月07日
コメント(0)
へんしゅうちょうです。 いま敦煌にいます。莫高窟へ行ってきました。まあ、こんなもんですかね、という感じですなあ。夕方から鳴沙山へ行ってきます。 まだなんかボーっとしてる感じ。 おまけに風邪ひいたっぽいです。乾燥しすぎてて。 また書きます。
2005年06月05日
コメント(4)
旅立ったへんしゅうちょうです。 いまウルムチにいます。2週間ほど旅をして日本に帰る予定です。明日はトルファン、明後日からは敦煌。その後はどうにかして北京までたどり着きたいと思ってます。 今日は天池に行ってきました。まあ、きれいっちゃあきれいなんですが、別に行かなくてもいいかなと。なんかこう、のってこないんですよね。 ふとそのとき思いました。 これは天池がパッとしないのではなく、自分がパッとしていないのではないか? と。成都からウルムチに来るまでの間、ずーーーーっとボーっとしていたような気がします。今でもそうなんですがね。いつも成都のことを考えていたというか、成都のみんなを思い出していたというか。旅をしていても、この後は成都に帰るんだ、そしてみんなと遊んだりボーリング行ったりシャオカオだって火鍋だって…と考えてしまってます。もう成都で過ごすことはないってわかってるんですけどね。 それだけ成都で過ごした時間が自分にとって大切なものだったということなんですが、いつまでもそんなことじゃあいかん! と思ったりもします。今の自分はフヌケです。 もっとしっかりしないと。自分ひとりで生きていかないと(そんな大げさなもんではないですが)。 がんばろう。 がんばります。 こんなんじゃ旅も面白くないし、もっと前向きに。 んじゃ、また。
2005年06月01日
コメント(4)
全6件 (6件中 1-6件目)
1