記事一覧

記事一覧

2006.11.12別記(読んだ絵本)

★★★ 絵本 ★★★
ほんとうのことをいってもいいの?
『ほんとうのことをいってもいいの?』
ありがちなパターンとして「こんな困ったことになりました。それぞれ考えましょう。」で、読者を突き放すと思いきや、 主人公の女の子、リビーが学ぶ過程も描いてあるところがこの本の良いところだと思います。道徳の本みたいなのに読後感がもやもやしない。
のばらの村四季物語
『のばらの村四季物語』
この作品との出合いが、個人的に微妙で、軽んじていたが、ものすごく面白い本でした。
ここに挙げているものは、作者のインタビューが最初に割と長く載っていて、この本出来上がる過程が分かります。その後に四季の4作品。 この作品には不思議な魔力があって、作者と同じように読後、読者もこの世界から現実世界へ切り替えるのに時間を要します。笑
うちの子もそうでした。私もそうでした。小学生の時、自分達だけの秘密の家(すごく複雑な、理想の間取り)を作った、それをこの絵本はやっています。
のばらの村のものがたり
愛蔵版『のばらの村のものがたり』全8話
先に挙げた『のばらの村四季物語』の4話プラス4話=8話が収められている。1作品に2年程の月日を費やしているだけあって、何度みても飽きない絵と、5話には、ちょっとしたワクワクドキドキもある。おじいちゃんの家の庭にある100年以上前の白い壁の倉や、屋根裏部屋で昔のものを発見する喜び、みたいなものを追体験できる。
上の本もこれも楽天は品切ればかり。買えるものを載せておきます。内容を見るともしかして改題してるのかも。『 春の日のピクニック 』『 ポピーとダスティの結婚式 』(←これは四季物語”夏”の「小川のほとりで」かな?)『 プリムローズのぼうけん 』(←同じく”秋”の「木の実のなるころ」?)『 雪の日の舞踏会 』(←同じく”冬”の「雪の日のパーティー」?どれも、ストレートではない前の題名の方が良かった。)
のばらの村をたずねて
おばあちゃん
『おばあちゃん ひとり せんそうごっこ』
最初、「おばあちゃんが一人で戦争ごっこ」をするのかと思ったら、それぞれ独立した短編を集めたものでした。文は谷川俊太郎。”たにがわ”ではなく、”たにかわ”なのね。坂本龍一に教えられました。サウンド・ストリートで。
ところで、この「おばあちゃん」は結構有名ですが、この本がそうだとは。絵がすごいインパクト。ひどくて古臭いくそおやじの腕は反対側にねじれているノダ。図書館ででも良いですから読んで下さい。面白いです。ちょっとだけ救われます。
パンのかけらとちいさなあくま
絵の書き方が「知ってる描き方だな」と思えば、堀内誠一でした。アンアンのロゴを作った人。確か。
このお話はリトアニア民話となっています。やることは全然悪魔じゃなくて、天使です。悪戯をして怒るのも人間ではなく悪魔の大人たち。許してもらうには、悪戯をした相手ノ手助けをすること。これ、翻訳の問題だろうか。それとも東欧の考え方だろうか。ちょっと違うけどフィンランドのトロールのような。ストーリーは、悪者がいきなり死んでしまうという当たり、なんとなく、ロシアの民話っぽい。
ジャリおじさん
なんですか!これは。おかあさんは許しませんよ!
まあ、見てみて下さい。表紙は良いし、面白い本です(コラージュの作品)が、イライラします。笑。
全く関係ありませんが、こんな本もあります。夫がもっていました。『 超男性ジャリ 』ヒゲそり後がジャリジャリするのですか。それは超~男性ですな。(嘘)
マウルスと三びきのヤギ
後に挙げるもう1冊の方の「マウルス」が、従姉妹に会いに行く旅行の話で、絵も明るく、鉄道の座席や駅のデザインがヨーロッパ的で読んでみたくなった。近くにあったこの本、同じシリーズなので借りたが、絵が何か暗くて(白が多く光は多いのだが、なんか暗い)、よく理解できない話でした。スイス。(?)
マウルスとマドライナ
この作者は『 フルリーナと山の鳥 』が有名かも知れません。
アルプスの物語というのは、なんとなく、暗い。それは私が歴史を想像しすぎるからか。
だけど、ちょっと興味が出てきたので、アロワ・カリジェ他の作品も読んでみたいです。 ウルスリのすず
大雪 』『 ナシの木とシラカバとメギの木


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: