世界平和とお金のない世界 知恵の輪

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「二人の神様」


まだ暗い早朝の布団の中で目が覚めて、
頭の中で地球を眺めながら気候変動のことを考
えていると
「小説を書いてみたら?」
という言葉が浮かんできました。


でも
「12歳の少年が世界を変える」という小説を
書いたあと、もう書かないと思っていたので、
「なんで?」と聞くと「おとぎ話なら?」って。
そのあと
頭の中でいろいろ考えたことを書いてみます。


どんなおとぎ話にするんだろう?
題名は「二人の神様」でした。
子ども向けのおとぎ話なら神様でなく神さまの
表現が良いんじゃないの?


しかも
神さまを一人二人というのは間違っている。
一柱二柱と言うが普通ですよね。
でも
子どもたちには一人二人のほうが馴染みやすい。
じゃあそういうことにしよう。


二人の神さまってどんな神さま?
まず1つ目を考えたのが
「宇宙を作った神さまと宇宙を管理する神さま」
これは
ある人から聞いた話を思い出した神さまです。


2つ目の二人の神さまはどんな神さまか?
「宇宙を産んだ母さん神さまと父さん神さま」
これは
宇宙=神という考え方です。
人間は人間の両親から生まれます。
だから
神さまも神さまの両親から生まれるという考え。


まずは
2つ目の神さまのほうで考えてみます。
お母さん神さまが産みの親で
お父さん神さまが育ての親です。


このあと続きますが・・・・
これはおとぎ話ですから(笑)


おとぎ話を作ろうと思った動機は
もしも
宇宙を作った神さまが本当にいるとしたら
「神さまは地球を見て何と思うんだろう?」
ということでした。
おそらく
「こんなはずではなかった」
と思うかもしれない。


そして
二人の神さまの役割は
お母さん神さまが産みの親で
お父さん神さまが育ての親ですが、
お母さん神さまは人間の右脳を司り
お父さん神さまは人間の左脳を司る。
人間は宇宙の両親と一緒に生きていきます。


ところで右脳と左脳の役割を書いておきます。
<右脳>
図形などを読み取る力、音楽などを聞き取る力、
全体を見渡す力、空間認知力、直感力
<左脳>
言語を読み書きする力、物事を分析する力、
計算する力、論理的に考える力


お母さん神さまは
誰もが健康で楽しく生きて欲しいと願い
お父さん神さまは
誰もが賢くたくましく生きて欲しいと願う。


そこで
お父さん神さまが力を発揮していきます。
競争こそが学びの中で成長させることが出来る。
「ウサギとカメ」の童話が良い例ですね。


競争は自分と他人に分離して考えます。
自分のものと他人のものとは共有しない。
だから
物々交換というシステムが作られる。


そして
自他共に良くなるということが無いんです。
他より勝ることで成長が促されるということ。
敵と味方に分かれて競争し戦い合うんです。


人々は仲間を作り地域や国を作り共通の価値観
でシステムを作っていきます。
それが共産主義とか資本主義とか言われます。


ところで
童話にしては難しい話になりそうですね(笑)
内容的にはこんな感じで進みますが・・・


おとぎ話の筋書きを考えています。
お父さん神さまはお母さん神さまと同じように
人間の成長を望んでいます。


ところが
お母さん神さまは
自他のない成長を求めているのに対して
お父さん神さまは
自他を分離して成長を促している


お母さん神さまは
自然の中で助け合って育ったほうが良いと言い
お父さん神さまは
人間社会を作って制限を設けたほうが良いと言う


そこで
お父さん神さまが
人間成長のためにある提案をします。
物々交換を便利にするためにお金を使うこと。
そして
お金は交換以外にも自由に使うことが出来る。
だから
お金は魔法の道具として使えるようになる。


お母さん神さまは
このやり方に大賛成ではありません。
そこで
お父さん神さまは
競争を正当化するために公平性を考えます。
頑張った人は頑張らない人より得るものが多い。


しかし
お母さん神さまはこう聞きます。
「頑張れない人は?」
お父さん神さまは
「みんなが支える社会福祉をやれば良いんだよ」
と。
お母さん神さまは納得させられます。(笑)


これからは
お父さん神さまの力が発揮されていきます。
それで
どうなったかは誰もが知ることですが。



お父さん神さまの活躍で何が起きたのか?
地球の人々は
成長のことを進化と言っているようです。
ところが気になることが多くなってきました。


二人の神さまは
地球が気になって仕方がないようです。
「地球が元気ないようだけど」
「自然のリズムが変わったようね」
「どうしてリズムが変わるんだろう?」
「なんだか生態系のバランスが壊れたんじゃ」
「原因は何なの?」
「どうも人間に原因があるらしい」
「チョット調べてよ」


お父さん神さまは
人間社会の問題点を探ってみました。
地球を困らせている理由は何なのか?


人間社会は
富める者と貧しい者、勝者と敗者に分かれ、
雇う者と雇われる者と分かれてしまった。
それは
奴隷制度が廃止されても同じような状態が続く。


人間社会は
人間同士の戦いの中で騙し合い奪い合い殺し合い
多くの犠牲者が出てしまった。
競争は自然を破壊してまで勝ち負けを競った。
それが
地球よりお金を大切にしてきた理由であること。


二人の神さまは
改めて成長の方法を考えるようになります。
成長することが悪いわけではない
成長する方法が間違っていたんじゃないかと。



お父さん神さまはお母さん神さまの指摘を受けて
競争による成長を真剣に考えています。


こんなに荒廃してしまった人間社会をどうすれば
新しい進化の道に進むことが出来るのか?
それは
新しい生き方をすることが望ましい。
今までの進化ではなく新化して再スタートする。


新化した人間社会はどんな世界が良いんだろう?
人間が成長しながら地球の健康が守られる世界。
それは「より良くなるため」が良いということ。
地球も人間もより良くなるために何が必要か?


そのためには
やはり競争の仕方を変えたほうが良い。
それは
他と競い合うのではなく自分と競い合うこと。
昨日の自分より成長すること。
それが本来の進化のあり方ではないか?


自他を分けて競争させるより
自分が成長するために他の成長を助ける方法。
それは
親が子育てをする方法に似ています。
「子どもは親を成長させる」という話ですね。


宇宙が成長するためには人間が変わらなければ。
そう思ったお父さん神さまは地球を変えます。
それが
人間がより良く進化するための新化ではないか。


人間って本当に困らないと変わらないんですね。



人間を変えるために地球はどう変わるのか?
それは
人間が住みにくい環境になるということでした。


お母さん神さまの想いは
地球や自然を大切にしながら成長して欲しい。
それを
お父さん神さまが
人間に気付いて欲しくて環境を変える作戦です。


海水温の上昇で台風や洪水、干ばつの極端化。
人間の力では対処できない状況になっていく。
これ以上住環境が破壊されたらどうなるのか?
人口が増えているのに農業生産が出来ない。
人類の食糧不足が危機的な状況になります。


今までは
人間同士の競争で生き残ることだったけど
これから必要なのは
人類が生き残るために知恵を出し合うことです。


きのうまでの敵は今日の友です。
共に対応しなければ個人も国も滅んでいきます。
世界が一つにならなければいけません。
そして
「ワンチーム」というスローガンで始まります。
「世界平和を実現しよう」と。


さあ!
これからの地球はどうなるのか?
人類の未来はどのように変わっていくのか?
世界平和が実現するために人類はワンチーム。
それで
地球は変わっていくのだろうか?



人々は今まで損得勘定でものごとを考えたり
優位になるための行動をしていたけど共通目標で
人や国が一つになります。


一つの目的のためにすべてが動き出す。
きのうまでの自分たちがより良くなるために。
それは
お母さん神さまの望んでいた成長でした。


それは成長方針が
お父さん神さまからお母さん神さまに変わった。
そう思えるような人間の行動でした。


人間の行動は思考で決まります。
しかし
感情は思考の一部である直感を刺激します。
お母さん神さまの意向で
人々の感情を変化させていたようです。
「地球の自然は生きるために必要なんだ」と。


人々の行動はどうなっていくのか?
人間世界をまとめるには国連が活躍します。
それは
世界中の国と地域が参加して政策を決めます。


国連本部では世界中の首脳とボランティア団体が
集結してこれからの活動を決めていきます。
会合の参加者にはヘッドホンが着用しています。
同時通訳が目的ですが
会合が始まる前に心を穏やかにする音楽が流れ、
あるメッセージが流れていきます。


「あなたやあなた方の民が平和に暮らすためには
あなたの周りの人や周りの国の平和を守ることが
唯一の方法です。地球の自然を健康にするために
必要なことは世界平和実現だと知ってください」


それは
お母さん神さまのメッセージでした。
その後
日本の代表から世界平和提案書が読まれました。


国連本部では世界平和提案書が読まれたあと全員
が賛同しました。
いまの社会システムはすぐに変えることが出来ず
徐々に変えて行く方向に議論は進みます。


二人の神さまは人々が地球のために行動すること
人類の成長を考えていくことを確認して一安心。


このあとは
世界平和提案書の内容が実践され地球の気温上昇
は治まるものの海面上昇と森林火災の面積が多く
居住地域や農業生産地域が少なくなります。


しかし
今だけ自分たちだけという発想が無くなり
すべての人が幸せに暮らせる方法を考えるように
なります。


さて
物語の流れは書きましたが・・・。
この物語の設定はどうすれば良いんだろう?
いくつか考えてみました。
・二人の神さまを主人公として人間成長を書く。
・お爺さんが孫に二人の神さまの話をする。
・二人の神さまの存在を知らない人間物語にする。
他にもいろいろ考えられるでしょうが・・・
僕の思考では限界です。(笑)


おとぎ話として作ってみました。
とりあえずこれで終了です。
気が向いたら作ってみますが・・・
どなたか興味のある人は
これを題材にして作ってみませんか?


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