晴走雨読

晴走雨読

July 22, 2006
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カテゴリ: つれづれ・・・





遠くから河原の小石を眺めるとどれも同じように見えるものだが、

実はそれぞれが様々な形をしている。

丸いのもあれば四角いのもあるし、

平べったいものもあれば星型のものまである。






僕と同じ人間はおそらくこの世には存在しないだろう。

この石ころ達のように。








僕らは忘れっぽい。

毎日毎日、いろいろなものを忘れていく。

それは自然なこと。






日々感じたことや、読んだ本の一節が心に響いたとする。

自分には必要だと記憶にとどめる。

あるいは念を押してメモに留める。

しかし、忘れる。

まるで波打ち際の石に水性のペンで絵を描いている様に。


もし本当に忘れたく無いのなら、自分を変えたいのなら、

描き続けるしかない。

何度かき消されようとも。


続けていけば少しは色が残るかもしれない。

筆圧で薄っすらと刻むことができるかもしれない。

もしくは










忘れることは悪いことではない。

ただ自然なことだ。









akubi














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Last updated  July 22, 2006 10:35:08 PM
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