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2012年07月07日
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平成6年(1994年)5月 金沢観光旅行 に続いて、隣の 福井県 に入り、 父の出身地 を10年余ぶりに訪れました。峠を越せば石川県という山間地です。昔はひとつの村でしたが、今は合併して、坂井市の一地区になっています。夏は涼しいのですが、冬は豪雪の地です。

田畑は少なく、林業が主体の山村。以前は交通機関がなく、電車の終点から2時間ほども歩かねばなりませんでした。私どもは芦原温泉駅からタクシーに乗り、川沿いの道を通って地区に入りました。私は10回目、妻は2回目の訪問です。

着いて驚いたことには、地区の中央を貫通して幅8メートルほどの道路ができていました。 国道364号線 だそうで、いずれは石川県の 山中温泉 へ延伸するとの話でした。旧村道と交わるところが交差点になって、信号機が付いているのを見て、時代も変わったなと思いました。


父の郷里の家


人一倍元気だった当主の従兄弟も、70歳になって年老いた感じでしたが、従兄弟の孫3人が中学生、小学生となってにぎやかでした。

先祖代々の墓に参り、無事に停年まで勤め終えられたことを報告しました。地区に住んでいた伯父や伯母たちもすでに亡く、これらの親類の墓にも詣で、各家へも訪れて仏壇を拝みました。

自分たちも高年者となり、再びこの地を訪れることが難しいだろうと思い、地区の中をあらためてよく見て回りました。父の実家のすぐそばを流れる川をまたいで、国道に新しく橋が架けられていました。名付けて “ ひろせばし ” 。


ひろせばし
ひろせばし

地区を流れる川は、このあたりで浅く広がっているので、昔から この付近一帯を 広瀬 と呼んでいたようです。

父の実家で一泊した翌日、別れを惜しみながら、タクシーで新しい 国道364号 を南へトンネルを抜け、坂道を降り,九頭竜川を渡って 永平寺 へ。


永平寺
永平寺

永平寺 は、開祖・ 道元 (どうげん) 禅師 が、京都の宗派争いを避けて、北陸のこの僻地を選び、ここに禪の修行道場を開いて800年、今も、京都の観光地化した寺院と違って、 曹洞宗 (そうとうしゅう)のきびしい禪の修行場としての気風が感じられる寺でした。

この年の北陸行きは、金沢から始めて、父祖の地を訪れて先祖の霊を拝み、永平寺で真の仏道の修行場を見る良い旅でした。






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最終更新日  2012年07月07日 16時44分02秒
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