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関屋記念ほか

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人気馬ここが試金石(もしくは正念場)

<**危険な人気馬/2004年 関屋記念**>

 別に隠すつもりはないんですが、私は現在サラリーマンとライターの掛け持ちで、その収入比率は<サラリーマン99%>で<ライター1%>(笑)。
 まあサラリーマンとは言っても広告代理店勤務のコピーライターなので、たいてい「書く仕事」ばかりしてるんです。
 それで、その勤務先を今年の9月ぐらいで辞めよう!ということになってましてですね、いろいろ新しい仕事に向けての諸準備やら何やらでそうとう気ぜわしくて、なかなか更新がままなりません。会社を辞めて何をするかというと<コピーも含めて書く仕事に専念>なんですが、仕事くれるところをまず探さなくちゃね~(笑) いきなり正念場を迎えつつあります(笑)。

 ところで先日、勤務先の仕事の最後のご奉公(?)で、帯広に出張がありましてね。札幌から帯広って、特急でわずか2時間半なんですが、長距離輸送はかなり疲れる!乗ってるだけでもうグッタリで、馬ちゃんたちにとっても輸送ってさぞキツイものだろうなあ、と、こういうとき妙に実感します。
 で、出張すると、なぜか微妙に体重増えて帰ってくるんです。別に暴飲暴食するわけじゃないんですが、年齢のせいか?(笑) 輸送して体重が減らない馬っていうのは、この時期は新陳代謝が悪くなってる可能性があるんで、消しかもしれないですね。 逆に、滞在競馬で体重が大幅に減ってるような馬は、夏負けかもしれません。この時期はいつもに増して、馬体重は要チェック!



 ずいぶん前フリが長くなってしまいましたが、さて今週の関屋記念、<ここが試金石>とか<ここが正念場>という馬がずいぶん数多く集まったもんですね。
 しかもここを勝つことによって今後への展望が開けそうなのも、ブルーイレヴンぐらい。ウインクリューガーやマイネルソロモンといった4歳勢も、ここを勝ったからと言って「じゃあ秋のG1戦線を展望できるか」というと、そうでもない。

 ここの出走馬が、どのように<試金石>であり<正念場>であるのか、ちょっと思いつくままに。

●ウインクリューガー NHKマイルC勝利以来、連絡みすらない。前走小倉の1800を1分44秒6で乗り切ったが、馬群全体が速かっただけ。本質的にはハイスピードのレースで勝ち負けできるタイプではないかも?
フットワークの面で言うと、腰の弾力は戻ってるが、はたして首を上手く使えるかどうか。
●エイシンスペンサー 先行の鬼・中舘が乗って、あまりにメリハリも切れ味もないワンペース脚質から脱却できるか?(というより、秋をにらんでの叩き台?)
●オーゴンサンデー 重賞路線ではまったく通用してないがはたして?阪神牝馬Sが11着、京王杯が6着、安田記念9着。しかも前走福島テレビ杯9着。さらに鞍上吉田豊だし(笑)。
●チアズブライトリー マイル戦はほとんど経験なし、新潟の高速決着には実績あるけど、なぜこのレースに?
●トーセンダンディ コーナー2回のスピードレースに実績のある馬だが(昨年新潟で1800を1分46秒2、1分46秒3)、オープンで全く通用していない。格負けなのでは?
●ブルーイレヴン 2歳の暮以降、2戦連続の好走例が一度もなく、まったく安定感に欠ける馬。しかも「鋭い脚2ハロン限定」の能力しかまだ見せていなくて、長くいい脚を使わなくてはならない新潟ではたして?
●マイネルソロモン 非常に繊細な馬で、使うたびにテンションがどんどん上がってしまうタイプ。だからデビュー直後の3連勝を除くと、2戦連続しての好走例がない。
●ミスキャスト サンデー×ノースフライトの超良血だが、「本当に大器なの?」という成績。復帰後もほぼ見せ場ナシ。
●ミッドタウン 「そろそろ復活」と言われてすでに半年以上。過去5戦、全てのレースで、人気を大きく下回る着順。(アンドロメダS・1人気5着、ニューイヤーS・1人気5着、東京新聞杯・3人気12着、都大路S・3人気4着、NST賞2人気8着)
●ロードフラッグ 重賞路線で通用実績のない7歳セン馬

 ・・・と、このように、ほとんどの出走馬が、<ここが試金石>もしくは<ここでダメならもう・・・>という正念場状態での出走ですね(笑)。 このように、ほぼ全馬が、<注文つきすぎ>というようなレースは、あまり気合を入れて勝負するわけにはいきません。これは、典型的な<走ってみないと分からないレース>。どれもこれもあまりに決め手がないうえに、ほとんどの馬が不安材料の方が多い。う~ん。ワタクシ的には、遊びで好きな馬から買うレースになりそうです。



展開を読む
時計の決着に裏づけのある馬から。

<**展開を読む/2004年 関屋記念ほか**>

 それにしても先週のファインモーション、直線での動きが重たくて、少し驚きましたね~。
 話題古くてスミマセン(笑)。でも4角で外からまくってきた勢いを見ると、3馬身ぐらい離して勝ちそうな雰囲気でしたが・・・。ザンネンなことではありますが、もう<特別な馬>ではなくなってしまった可能性もあるなあ、と思えるレースぶりでした。 デインヒル産駒は一度ヤル気なくしてしまうと、立て直すのに苦労するケースが多いようで、函館記念、あの程度のメンバー相手にあの程度のレースでは、秋のG1戦線で牝馬同士でもやや苦戦かもしれません。



 デインヒル産駒の上級クラスは、古くはゼネラリスト、最近ではエアエミネムやファインモーションのように、平坦馬場でものすごく強いというのが、一番の特徴。時計勝負にもメッチャ強いタイプが多くて、好調期に掛かっているデインヒル産駒の上級馬は<出るたび必ず買い>です。しかし調子崩したデインヒル産駒は<早めに見極めて消し>がおいしいのも事実。

 関屋記念の、デインヒル産駒2頭、どちらも<好調期に掛かっている>わけではなくて、判断やや微妙ですね。
 ミッドタウンはマイルの時計勝負に抜群の実績があるんですが、しかしそれもずいぶん過去のことになってしまいました。一方のブレイクタイムは10ヶ月ぶりの競馬。今週は、この2頭をどう読むかが、もしかすると鍵かもしれません。



 展開を考えると、是が非でも行きたいのがいなくて、逃げ候補がウインクリューガーぐらい。しかし軽い馬場でのスピード感が不足してるのがこの馬の泣き所なんですよね。馬なりでも、デインヒル産駒2騎の方が、無理なく速いでしょう。
 ブレイクタイムは逃げて目標になるのはイヤかもしれないんですが、そもそもスピードの絶対値が違う馬。
 ミッドタウンは今回8枠14番で、折り合いに気をつけるとは言え、わざわざ抑えて行く意味もない枠。普通に走ればこの2頭が競り合うわけでもなく、さっと先手という形だと思います。

 この2頭、気分よく行ければ、このコースではかなり強いと思うんですが、どんなもんでしょうかね?
 ブレイクタイムは使い込むとまったくダメなタイプで、休み明け緒戦でも、息さえデキていれば突っ走れるタイプ。 一方、ミッドタウンにはコバジュン騎手が起用されたましたが、彼は先行馬をうまくなだめながらレースさせるの、かなりうまいジョッキーです。
 今週はデインヒル産駒2頭を中心に買ってみようと思います。デインヒル産駒は<調子落ち>の見極めも重要ですが、<上昇気配>の見極めも、かなり面白いところ。追い込んでくる馬にそれほど迫力なさそうなので、マイペースで行く先行馬に有利な流れと見ました。

☆ミッドタウンのレース分析
2004/5/9
都大路S
2番手からの競馬だったが、だいぶん力を抜いてリラックスして走れるようになってきたのは収穫。最後抜け出 すのが早過ぎて少しふわっとしたところがあって、その分差されてしまったが、ひところのようにひどく力んだ フォームでもないし、成長のあとはうかがえる。これなら1800ぐらいに出走して逃げた方がうまく競馬できそうに 思えた。次走、力まないで走れそうなレース選択とメンバー構成なら買えそうな雰囲気。
5着
B☆
☆ブレイクタイムのレース分析
2002/7/14
NSTオープン
プラス18キロ、10ヶ月の休み明けも何のその、やはりスピード能力は 一級品。フットワークはまだ重たい感じだし、次走は大幅に良化してきそう。次はまさ に確勝級で、外せない。まだ八分程度の仕上がりでコレだから、 強い。完歩の大きな馬で、距離は1400~1600が適。
2着
B上☆

※注:ブレイクタイムのレース分析は、2002年のNSTオープンです。


  ◎ブレイクタイム
  ○ミッドタウン
  ▲ブルーイレヴン
  △チアズブライトリー
  △ウインクリューガー
  △ミスキャスト

 伏兵馬というか、<同じぐらいの能力の馬>が多数集結して大混戦。マイネルソロモンはテンション上がりがちだし長い直線踏ん張りきれないと見て消してみました。

【単勝】
 ブレイクタイム
 ミッドタウン
【馬連】
 ブレイクタイムから、シルシ通り(タテメもね)
【3連複】
 ◎○軸に流し



 小倉のKBC杯は、ひと叩きされたホーマンベルウィンをもう一度狙ってみます。相手はインタータイヨウ、ビッグウルフ、スターペスシンタまで。でも、小回りの適性でインタータイヨウにはかなわないかもしれないなあ?
 ロングカイソウは、前走見る限りではしばらく買えそうにない印象でした。ビッグウルフは正念場。ここで通用しないと、交流専用という形になってしまいかねない、大事な一戦かも。



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