


少しさかのぼりますが、、、3月15日の日曜日に親友のミュージシャン、クリヤ・マコトが自らCDを持ってきてくれた。
友達の特権で、新しいアルバムができるといつも進呈してくれるのだが、貰うばかりで恐縮なので、お店でCDを売ることにしたのは、かなり前からのこと。プロモーションを兼ねて、うちの店のランチタイムのBGMはクリヤ・マコトと決めている。
特にETERNALというアルバムはクリヤ・マコトのホームページか彼のライヴ会場などでしか買えない特殊なアルバムな上に、数量限定プレス版なので残りわずからしい。そして、このアルバムが常時現物販売されているのは、サンク・オ・ピエだけなんです。
しかも、本人が直接持参する産直品!おまけにマコトの指紋も付いてます!(鑑識に回してみよう!?)
クリヤ・マコトは、留学していたアメリカで腕を磨いてきたミュージシャンだが、彼がアメリカで学んでいたのは、言語学。アメリカで修業するジャズ系のミュージシャンの多くが、ボストンのバークリー音楽院(あの渡辺貞夫も通った学校)で学ぶ人が多いのだが、マコトはウエストヴァージニア大学で言語学を勉強しながら、隣町のピッツバーグの地元ジャズシーンで活動していたわけ。言語学だってきちっと修め、ちゃんとマスターの資格も取っているインテリミュージシャンなのだ。
しかも、ピッツバーグ大学では、ジャズの音楽史の講師を務めアメリカ人にジャズを教えていた!というくらいで英語もネィティヴだし、ジャズ史やジャズ音楽理論などにも精通しているという凄いやつなのだ。
最近気づいたことなのだが、私とマコトの共通点はお互い独学だということ。マコトも幼いころのピアノのレッスンを除けば、正式な音楽教育を受けたことはないし、私も調理師学校には行っていないし、フランス料理屋で誰かの下について修行したこともない。
彼は音楽を聴くことと演奏することで自分を高め、私は料理を食べることと作ることで自分を鍛えてきた。その他に大事なのが読むこと。マコトは音楽関係の文献は勿論、数多くの楽譜を読みこむことだったろうし、私の場合はフレンチだけでも2万種位はレシピを読んだことや、辻静雄氏の著書などを参考に料理の歴史なども研究した。
その裏には、技術や知識で同業者にバカにされたくないという気概もあったかもしれない。
マコトがまだあまり売れてないころ、家に籠って練習しているというので、様子を見に行ったことがあるが、「ドレミファソラシドやドミソがちゃんときれいに弾けるように練習しなおしているんだ。」と、言っていたのを思い出す。そんな彼も「近頃ゆっくり練習する暇がない」くらい忙しい!
そんなわけで、産直のクリヤ・マコトのCD売ってますよ!!
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