CJKが飛ぶ

クリスの部屋1980

1980年のクリス

作品:ある日どこかで(原題Somewhere in Time)
原作:Bid Time Returns by Richard Matheson
監督:Jeannoy Szwarc


 時間を越えて愛し合う2人をラフマニノフのラプソディが包む……非常に美しく、切ない話で、
原作は1976年世界幻想文学大賞受賞作であるにも拘らず、日本では公開当初ほとんど注目されませんでした。
翌年のオスカーでは衣装部門にノミネート、SF/ホラー関係のサターンアカデミーでは衣装・作品・音楽の3部門で受賞、
主役の2人もノミネートとかなり認められた作品だったのですが。
 そして、この冷遇は原作の日本語訳が出ないということにも現れています。初の日本語訳はなんと
2002年3月(創元推理文庫)です。解説の瀬名秀明が「この日をどれだけ待ち焦がれたことだろう。」と述べているように、
原作でしか読めなかったCJK67も刊行を熱望していた1人でした(できるものなら自分で翻訳したいと思ったほどです)。
 一方、海外では今なお根強いファンが多数居て、原作の舞台サン・ディエゴのホテル・デル・コロナードや
映画のロケ地マッキナゥ島のグランドホテルを訪れる人が後を絶ちません。オークションでも関連の品の取引が今なお盛んです。
 クリスは主役RichardCollierのナイーヴさを存分に出しています。そして相手役JaneSeymourとともに
甘く切ない恋を見事に描きました。何よりもひとめで惹かれあうという若さと美しさを2人は持っていました。
1912年という昔の衣装に身を包む2人もとても綺麗です(原作では1896年へのタイムトラヴェルで、
リチャードの好きな音楽もマーラーになっています)。

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▲Woman's Weekly(豪州)1981年2月号、年が代わってからの公開でしょう。
見開きで物語ダイジェストもあります。

■あるどこ写真館■ icon03

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◆懐中時計と写真を巡る前半(左端は署名付き)。

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◆この辺り、一歩間違えるとスト☆カ☆です。
向かって左が本国、右が仏蘭西のロビーカード。

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◆タイムスリップ成功後。右の子は現在時間の場面で支配人になっています。

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◆西班牙版ロビーカード。B4サイズですが、赤い部分がかなり無駄です。

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◆右端は署名付きの仏蘭西版ロビーカード(加奈陀より入手)。

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◆ラスト間際です。

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◆たった1枚の貨幣のために現実に戻ったリチャ。

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◆撮影の合間のクリス。

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◆左はかなり早い時期から登場していた写真。
ホテルのポーチで起き上がるシーンのリハ。
◆右は一見普通のスチールですが、Eliseの横に謎のグラサンオヤヂが!

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◆そして極めつけは、このCandid!この横顔がそそりますね(←オイッ)

mark01 おまけ mark01
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▲左:LAのタウン誌、その名も"Los Angels"の1980.FEB表紙
雑誌記事にはほとんど扱われていません(涙)が、貴重な表紙画像です
右:After Dark10月号、SITの話が中心




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