CJKが飛ぶ

竹馬の友

竹馬の友

SupieとBatsyとの出会いは古く、 Superman #76(May/Jun1952) での活躍が初登場です
（他のコミックスではそれ以前に出会っています）。
2人がチームで活躍する作品を収めた World's Finest #71(Jul/Aug1954) 以降、
コンスタントにコンビを組み #323(Jan1986) まで続きます。

1986年の再設定においても The Man of Steel #3(Aug1986) といちはやくBatsyは登場しています。
正義感の姿勢をめぐって、第一印象は良くなかったようです。

そんな2人の最初の出会いはなんと少年時代です。
もちろん後付設定ですが、なかなか面白いエピソードに仕上がっています。

When Clark Met Bruce -A Tale from the Days of Smallville Superman/Batman Secret Files 2003 　pp47-48 あるうららかな日、スモールヴィルでは少年Clark Kentが親友のPete Rossと野球遊びです。Clarkの打った球が遠くに飛び、 2人はボールを探しにいきます。その2人の視線の先に、この村で見たこともない豪華な車とその中の少年、そしてタイヤ交換をする大人を見かけます。Clarkは少年を誘ったほうがいいかと考えますが、 Peteはこんな遊びしたことないと否定し、2人はその場を離れます。 ……そんなある日の出来事を、SupieとBatsyがモノローグで語っていきます。Ｓ：彼はまだ覚えているだろうか…… Ｂ：私の決して忘れないあの日…… で始まる、ほのぼのと、しかもしみじみとした話です。 ◆左：上がPete、下がClark。2人は少年時代からの親友です。右：暗い窓の中の横顔がBruce
The Origin of the Superman-Batman Team! Adventure Comics #275(AUG1960) 高校時代の出会い小さき村に、なんと医者の息子BWが転校していきました。文武両道に優れたBWに故郷LLもメロメロです。 BWがLLを訪ねた折、街で事件が起き、BWはなんとか止めようとします。 LL父のコレクションにあった狐の衣裳(魔法使いが使用）で正体を隠し、 BWは活躍します。以後、BWはFlying Foxの名でSboyとも組みます。すべてに優れるBWはSboyの声紋がCKと同じであることまでつきとめ、互いの正体を知ります。しかし、BWが再びGothamに旅立つ日が来ます。 CKは催眠術で2人の活躍を忘れさせて別れます。 ◆この時の狐の衣裳が潜在意識にあって、蝙蝠姿のヒントになったという設定です。照れながらLLをPROMに誘うBWが初々しいです。 BWは記憶喪失で問題ないのですが、CKは覚えているはずなのに ↓の同室事件を覚えてないのはまずいでしょう【笑】

When Clark Met Bruce -A Tale from the Days of Smallville
Superman/Batman Secret Files 2003 　pp47-48

あるうららかな日、スモールヴィルでは少年Clark Kentが
親友のPete Rossと野球遊びです。Clarkの打った球が遠くに飛び、
2人はボールを探しにいきます。その2人の視線の先に、この村で
見たこともない豪華な車とその中の少年、そしてタイヤ交換をする
大人を見かけます。Clarkは少年を誘ったほうがいいかと考えますが、
Peteはこんな遊びしたことないと否定し、2人はその場を離れます。

……そんなある日の出来事を、SupieとBatsyがモノローグで語っていきます。
Ｓ：彼はまだ覚えているだろうか……
Ｂ：私の決して忘れないあの日……
で始まる、ほのぼのと、しかもしみじみとした話です。
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◆左：上がPete、下がClark。2人は少年時代からの親友です。
右：暗い窓の中の横顔がBruce

The Origin of the Superman-Batman Team!
Adventure Comics #275(AUG1960)

高校時代の出会い
小さき村に、なんと医者の息子BWが転校していきました。
文武両道に優れたBWに故郷LLもメロメロです。
BWがLLを訪ねた折、街で事件が起き、BWはなんとか止めようとします。
LL父のコレクションにあった狐の衣裳(魔法使いが使用）で正体を隠し、
BWは活躍します。以後、BWはFlying Foxの名でSboyとも組みます。
すべてに優れるBWはSboyの声紋がCKと同じであることまでつきとめ、
互いの正体を知ります。
しかし、BWが再びGothamに旅立つ日が来ます。
CKは催眠術で2人の活躍を忘れさせて別れます。
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◆この時の狐の衣裳が潜在意識にあって、蝙蝠姿のヒントになったという設定です。
照れながらLLをPROMに誘うBWが初々しいです。
BWは記憶喪失で問題ないのですが、CKは覚えているはずなのに
↓の同室事件を覚えてないのはまずいでしょう【笑】

同室事件
Superman#76で2人は同時に活躍するわけですが、このエピソードがびっくり。
豪華客船VARANIAに乗った新聞記者と富豪が客室混雑のために、同室になるのです。
しかも運良く（？）事件が起きてしまい、2人はそれぞれ暗闇に乗じて変身します。
しかし、その時窓から突然光が射し込み、互いの正体を知ってしまうのです。
「普通、別の場所を探すよな」というツッコミをすると
話が進まないのですが、ちょっと無茶してますね、2人とも。

この有名なエピソード、自分は別段何とも思わなかったのですが、
さる筋では非常にモエ～だそうです。世紀のヒーローが同室ですからね。
しかし、このエピをふまえた2006年Superman/Batman Annualはさらに衝撃的です。
1952年作品のように2人が豪華客船の同室になるのですが、こちらはシングルルーム！
ベッドが1つしかないのです。平均的米国人よりご立派な体格の2人がベッド1つ。
世界のフジョシ様を喜ばせているとしか思えません。
この話では、Supieコミックスでおそらく初の金的攻撃もあり、やり過ぎな感じがします。

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◆左： Superman #76(MAY/JUN1952) から
◆右： Superman/Batman Annual #1(2006) から

2人で1人
Supie/Batsyは息もピッタリの活躍を見せますが、驚きのキャラが登場。
Superman/Batman #25で登場したのがCompositeSuperman-Batman。
なんと身体の半分がSupieで半分がBatsyです。
合体タイプは宇宙船のようなロボットとしてSuperman/Batman #6（MAR2004）で登場し、
#25（MAY2006）ではMr.Mxyztplkの力で2人が緑色の合体人間に変えられてしまいます。

このキャラクタ、実は2006年が初めてではありません。
さかのぼるとWorld'sFinest #142(JUN1964)に辿り着き、その後、3回ほど登場します。
当初は敵として登場していたのですが、2006年版は純粋に2人の合体版です。

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