コチャバンビーナ

コチャバンビーナ

2010年05月20日
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雨の朝。登園時、ゾーイ(3歳)と質問ごっこ。

「何歳ですか?」
(しっかり『3』の指を出して)「3歳です!」

「大きくなったら、何がしたいですか?」
「お皿を洗いたいです!」(んまあ、いい子!)

「好きなごはんは、なんですか?」
「ゆかりごかんです!」

「好きな動物は、なんですか?」
「がお~!(ライオン)」





「好きな遊びはなんですか?」
「レインコートを着てお散歩することです!」


雨の日の今日、誕生日にいただいたレインスーツとお下がりのレインブーツ、
それにアンパンマンの傘で登園したゾーイ。

母にしてみれば、これは保育園に登園するためものにすぎない。

雨の中、登園するために、
レインスーツとレインブーツと傘で、歩く。

それが、彼女にはひとつの遊びなのだ。

レインスーツとレインブーツと傘で遊ぶ。到着場所が保育園ってだけのこと。


そうやって思えば、雨の登園がなんて楽しいんだろう!

……でも、そういやあ、そもそもその概念を子供たちに教えていたのは自分だった。

心が荒れているのね。今。

おまんじゅうが、彼女くらいだったころ、
雨が降るとわくわくしながら登園したものだ。

カタツムリを探したり、
水たまりに入ったり。

雨の日は早めに家を出て、ゆっくり雨の日散歩を楽しんだんだ。

そうだった。そうだった。



そして、言葉を使う仕事をしている母は、改めて思った。

この気持ちを、違う言葉に置き換えるときにきちんと伝えなくてはいけない。
これが私の仕事なのだ。

言葉は正確に、間違いなく訳さなければいけない。

レインスーツでお散歩が主なのか、
保育園へ行くが主なのか。

報告書を書くときでも、
配布物を作るときでも、
物語を書くときでも、
自分の言語で何かを伝えるとき、
その人は大いに悩み、推敲し、一枚の紙を作り上げるのだ。

大切にしなければいけない。そういう人の思いを。

改めて。

そのために、深く、正しく、読み、
言葉をしっかり選んでいかなくてはいけない。

改めて。

子供たちは、事あるごとに私を初心を取り戻してくれる。
頼もしい存在です。





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最終更新日  2010年05月20日 15時13分40秒
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