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第4回のバスは(97-)2654。阪急バスファンなら誰もが知っている、阪急バスらしくないバスです。97-2654 posted by (C)C-TURBO'97年に茨木営業所に配属されたこのバス。とにかくいろんな意味で初にして久々な仕様が満載なのです。 「初」な点・阪急バス初のワンステップバス(どうやら箕面市の補助金の関係で導入されたとか・・・)・阪急バス初のセーフティウィンドウ装備車・阪急バス初のラバーフェンダー装着車 「久々」な点・阪急バス大型路線車久々のMBM(旧呉羽)ボディ架装('84年式以来)・阪急バス久々の三菱製クーラーを装着(92-2363以来) ・阪急バス大型路線車久々の前中扉車(約30年ぶり)・・・などが挙げられます。しかも'97年の導入当初は犬(ダックスフント?)のイラストが入った「ワンステップバス」のステッカーが貼ってあったとか。一応シートモケットは阪急バス標準のオリーブグリーンとなっていますが、内装は木目調ではなく、この点では他のバスよりちょっと殺風景で安っぽい感じ(シツレイダロ)になってしまいました。しかも窓枠はアルナ工機製のブロンズサッシを標準として採用し続けている阪急バスにおいて、MBM標準の銀サッシをチョイス。なんとなく眩しい感じのする窓枠です。。。ついでに言うと、この2654を前後に側面方向幕の位置が変更されています。この2654は一応2653以前の戸袋窓内に取り付けてあるタイプですが、西工製でさえ見にくいと一部から不評だった方向幕が余計見にくいと思われたせいか、次の2655以降は後扉の直前に装備されることとなりました。97-2653 posted by (C)C-TURBO97-2655 posted by (C)C-TURBO当時阪急バス唯一のワンステップバスとして有名だった2654も、今や車齢12年を超えた大ベテランに。'00年以降続々とワンステップバスが増備されていく中で、2654の存在価値は次第に低くなってしまいました。しかし阪急バスにとって、2654の存在は後のワンステップバスの増備に役立ったと言えるでしょう。粟生団地線で見られるのも恐らくあと僅か('09年11月時点)。たった1台の存在ゆえカメラに収めるのは難しいかもしれませんが、撮影するならお早めに・・・。
2009.11.15
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