日舞と茶道と着物の蔵

日舞と茶道と着物の蔵

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2006年01月23日
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カテゴリ: 和の生活 つれづれ
NHKの「人間ドキュメント」で、能登の温泉旅館の女将と新しい若女将のドキュメントを見ました。


個人的には、この旅館のような、巨大なビルの大きな旅館というには、そんなには惹かれないのですが、でも、大女将の接客という仕事にたいする姿勢は、印象的で、接客サービスで日本一に選ばれ続けているというのがうなずけます。

大雪の中、60代後半の大女将が、着物に羽織りだけをひっかけて、自分で雪かきをしていました。建物の中に入ったときは、手は真っ赤。髪は雪で濡れています。若女将が、観光バスで来た客の重そうな荷物を、着物のままで率先して積み降ろししています。お正月には、館内の小さな池の中で、釣人のような長い長靴を履いた若女将が、巨大な竹を「よいしょ」と持ち上げて、生けています。

トップの姿勢というのも、いろいろな形があるんでしょうね。
上に立つ人間は、自分は直接何もしないで、下の者がのびのびと働けるようにするっていうこともあるでしょうね。それぞれの、業種で、それぞれのトップの人のタイプで、やり方も変わってくるのでしょう

この女将達見ていて思い出したのは、ツレアイの親戚のおばあさんです。この人は、60代で未亡人になってから、あるチャリティーの団体を立ち上げました。身障者にバカンスをプレゼントして、家族には介護の休息、身障者の方には旅の思いでを、という趣旨です。活動は成功していて、英国女王にも表彰されました。

この人のやり方は、「自分でやりたくないことを人にやれと言っても、人はついてこない」というので、ホリデーホームでの重たいシーツ運びなども、率先してやりました。80歳を越えて、自分自身、足が痛かったのにです。寄付をしてもらった人には、すべて手書きで丁寧な礼状を書いていました。

例の旅館の女将も、アンケートなどは、すべて自分で目を通すそうです。1000室ある客席からのフィードバック...私などは、ただただ、ため息です。






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最終更新日  2006年01月24日 03時13分13秒
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