日舞と茶道と着物の蔵

日舞と茶道と着物の蔵

PR

2006年04月14日
XML
カテゴリ: 着物
また茶道具のカタログの稽古着を見ていたら、水屋着として、軽袗(かるさん)風の袴、というのがありました。それと、軽袗風の袴と言えば、「剣客商売」で大先生が履いているのが、そうでしたよね。普通の袴のように、裾が広がっていません。Aーラインのキュロットと、普通のズボンのような違いに近いですね。

男性用軽袗の解説写真があったので、ちょっとリンクさせていただきます。 http://www.samue.co.jp/joho/hakama/hakama.htm

で、これを普通の着物の上にはいて、水屋で動きやすいように、てことなのです。上半身は柄物の着物、下半身は、紺色などの濃い色の袴。大河ドラマ「功名が辻」の最初の方のエピソードで、仲間美由紀ちゃんが戦中にお城の中で着ていたようなスタイルに、ちょっと似ています。

でも、この、軽袗て、モンペとどう違うんですか? それぞれの定義をご存じの方、いらしたら教えて下さい。木綿の久留米カスリなどで作られてたら、モンペと呼ぶのかな、とは思います。でも、以前、戦中の京都が舞台の映画をみたとき、若い女性二人が、友禅や銘仙の着物をつぶして作ったモンペと上着を着ていました。モンペにも、いろいろありそう。

なんとなく、男性っぽく軽袗の方がカッチリしていて、労働着というよりは街着というイメージがないこともないです。しかし、検索してみると、軽袗も、農村の労働着として用いられている、とあります。http://www.sengoku-expo.net/tf/J/kaisetsu_calcao.html

うーむ、上下アンサンブルになってるとモンペっぽくって、無地で、上をいろいろ代えてコーディネートするのが軽袗だろうか。でも、モンペだって、下だけはいて、上はTーシャツのこともあるし。

それとも、そんなにはっきりした違いはなくて、茶室で着るものを「モンペ」と言わないために「軽袗」と呼んでいるのだろうか...。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年04月15日 00時29分39秒
コメント(8) | コメントを書く
[着物] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

プロフィール

だんごうさぎ

だんごうさぎ

バックナンバー

・2025年11月
・2025年10月
・2025年09月
・2025年08月
・2025年07月

コメント新着

だんごうさぎ @ 猫並♪さん いや、8cmといったら、やっぱり大騒ぎ…
猫並♪ @ Re:やっと雪の中休み(01/18) 8cmの積雪で大騒ぎの東京は置いといて…今…
だんごうさぎ @ 猫並♪さん 私も自分の袋は絹で作りました(笑)。 黒…
猫並♪ @ Re:おもちゃの三味線(10/13) お三味線の袋って、表地がちりめんで裏が…
だんごうさぎ @ 猫並♪さん 台風の進路、もろに日本列島横断ですね。…

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: