日舞と茶道と着物の蔵

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2011年08月26日
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カテゴリ: 日本舞踊
今年も、京都で浴衣会に参加することができました。私には貴重な経験です。

今を去ること数年前に、名前(芸名)だけいただいて、外国に逃げかえっていた”もらい逃げ名取”のワタクシは、なんと、御流儀の浴衣さえ持っていなかったのです。で、今年は、御流儀の浴衣を一枚ぐらい欲しいなあと思っていたら、なんと、師匠が”ちょうどいただいたものがあるから”と、真新しい”おさがり”を下さいました。(T_T)  それを、今日は、ありがたく着させていただきました。

子供が寝てから、ちょこちょことお浚いしていた「岸の柳」。今回は、芸者の立ち方を随分直していただき、少しはそれらしくなったのか...。(-_-)
曲と間だけはは、しっかり頭に入っていた、というか、マッスルメモリーで、半分寝てても身体が動いているハズ.....

だったのですが、さて、前に出て、テープが鳴りだすと、「あり.....?!」 これ、いつものとバージョンが違う。ミュージシャンが違う。当然、間が違う。いつもネバるところが、さささっと進んだり、その逆だったり。
そんな、違うテープなんて、聞いてませんぞ。違うバージョンで、いきなり本番ですか?!!!  

私は、曲を裏から表まぜ一音一音全部憶えてフリを憶える、という習慣がついていまして、また、地方さんの生演奏なんてのも、経験もないのです。かなり動揺しました。なんじゃ、こりゃ。と、少なくとも最初は相当慌てました。曲に乗らねば...と思いつつ、つかめない。「え、ここまだ延びるの」「え、ここもう次いくの」。曲に乗る余裕がありません。後半、動揺にも少し慣れ、なんとか無事(?)終わりました。優しいお稽古場のおばさま方は、「え、そうやったん? 全然そんな風にはみえなかったけど」などとおっしゃって下さいましたが、でも、うらめしやー。せめて、一度ぐらいこのバージョンで通しておきたかった。

これは、師匠がたまたまいつものテープがなくて、「ま、これでいいか」と、持ってこられたのか、それとも、“親心”による故意のイケズ(イジワルともいう)か...。どちらもあり得る。いや、後者は自意識過剰か。師匠に直接聞く勇気はありませんです。「先生、唄が違いました(ひくひく...)」「うフフ...違いましね。同じ唄ですよ。うフフ..」だけで終わりました。

いずれにしろ、いい経験になりました。ありがたいことです。(いや、ほんとにそう思っている.....と思う..)





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最終更新日  2011年08月27日 00時01分35秒
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