とし坊の青春

とし坊の青春

2005年01月20日
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カテゴリ: 旅行
 「大陵苑」の南側に設けられた本来の入口は、出口に当たる裏門と同じか、もしくは良く似たような門だった。 黒瓦葺きの屋根があって、柱や戸なんかは朱色に塗られているのだ。  唯一、異なる点と言えば、さすがにこちらは入口と称される正門だから、門の両サイドに等身大のお人形が立っている。 多分、観光客をお迎えしているっていうことなのだろう。 苑外から見て左手には、金冠を冠り、薄いブルーのナイトガウンのような衣服を身に付けた3頭身の男の子の人形が、そして、右手には、少し形が違う金冠を冠り、薄いピンクのナイトガウンのような衣服を身に付けた同じく3頭身の女の子の人形が立っている。 等身大で3頭身ってことだから、異様に顔がでっかくて、目もめちゃくちゃ大きい。 まるで、少女漫画に出て来る主人公の少女のように目が大きいんだ。 くりくりとしているって言うより、むしろ真ん丸って言うべきなんだけれどね。 でも、日本人が飛び上がって喜ぶほど可愛いっていう顔じゃない。 多分、日本人と韓国人じゃ、可愛いっていう感覚が違うんだろう。 敢えて、顔の特徴を言うならば、少し下膨れ風っていうところかなぁ。

 右手にはずっと遠くに幾つもの塚が見える。 この内の一つが「奈勿王陵」なんだろうなぁって思ってみたりする。 それに、遠くの方には青々とした芝生のような草が生える平地の上を優雅に歩いている家族連れやグループがいたりする。 寝転がっている人もいる。 皆、思い思いにこの広広とした空間の中で自由を楽しんでいるようだ。 奈良の斑鳩の里ってこんな感じじゃなかったかなぁって思えたりして、遠い昔の青春時代の思い出も蘇って来たりする。
 左手前方200mほどのところには膽星台も見えている。 あれだ、よぉし、行くぞって歩き出した。







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最終更新日  2005年01月21日 08時57分03秒
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