レオンくんがご案内します〜誰でもどこでも思考力養成ができます〜

2006年04月05日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
※「読み・書き・計算」が基礎基本であり徹底反復が効果的と言っている人達の基礎基本とは次のような5分ほどでマスターできる<体感計算>や<読解の基礎>のことです。5分ですむことを何十時間、何百時間も費やす必然性は全くないですよ。

10本の指を目の前に出します。「10の補数」を「目で考える」のです。
ここで指を数えてはいけません。目はいつも両手の10本の指を見ておいてください。
……………………………………………………………………………………………
 左手の2本を曲げて、その手の形全体を見ながら「2:8」、左手の4本を曲げて、その手の形全体を見ながら「4:6」、左手の1本を曲げて、その手の形全体を見ながら「1:9」、左手の5本を曲げて、その手の形全体を見ながら「5:5」、左手の5本と右手の3本を曲げて、その手の形全体を見ながら「8:2」、両手の10本を曲げて、その手の形全体を見ながら「10:0」。
……………………………………………………………………………………………
 大事なことは、手を見なくても頭の中に手が見えることです。この「見えること」が「最初から最速」となる力なのです。ただし、何度も言いますが、「10の補数と九九」以外は筆算を正確にします。暗算は厳禁です。「指は折っても数えない。見る、見る、よく見る、ジッと見る」という言葉をごぞんじでしょうか? 「10の補数」は計算する必要がないこと、計算してはいけないということです。
……………………………………………………………………………………………

 次に、2つのイメージを用意します。何でもいいのですが、「1・9」「7・3」にしましょう。まず、形を覚えます。数字ではなく形です。そして、この2つのイメージを交互に思い浮かべてください。どうですか、瞬間的に入れ替えることができるでしょう。誰でもできるのです。特別なことではないのです。実は、誰もが日常的にしていることなのです。
 つまり、イメージ操作を利用すれば、誰でも瞬間計算ができるということなのです。これが、暗算の中でも最速の視算です。しかも、一番エネルギーのいらない方法です。ここがポイントなのです。最速なのにラクチンなのです。計算ごときで苦労していてはいけないのです。
 指をイメージしたあとに数えてはいけません。それは無駄なことで、安心感を得るために慣れていない段階ですることです。標識(記号)を見ても説明文がないと自信を持って判断できないという状態では、標識(記号)を作った意味がありません。何回か繰り返して、確信することが大事なのです。言葉(数えること)はイメージを呼び出す手段ですから、イメージが出てくれば役目を終えます。イメージで分かることが大事なのです。イメージを受け入れることが大事なのです。練習すべきはこの受け入れ方なのです。最初は数えないと不安ですが、慣れると面白いくらい反応が速くなります。
……………………………………………………………………………………………
さて、上記のイメージを使えればそのまま視算に移行することができますが、イメージ化を不安に思う子供もいます。そこで、準備運動となる「体感計算」を説明します。何も用意する物はありません。しかも、子供は目を閉じているだけです。
◆「10の補数」の体感計算◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
1.親子で(先生と生徒で)目を閉じます。
2.子供の指を2本折り曲げてあげます。(握ってあげても結構です)
3.折り曲げた手を包むようにしたまま、曲げていない指を感じさせます。
※この体感イメージを意識させることがポイントです。
4.曲げていない指を感じながら何本かを当ててもらいます。

※ポイントは、体(頭)で伸びている指を感じることです。その感覚(体感イメージ)の再現がイメージ再現の原形になるのです。
※次第にテンポよくランダムにできるようにします。必ず出きるようになります。
※速さではなくテンポが大事です。「トン・トン・トン・トン」とテンポよく繰り返して下さい。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
<注意>

<注意>
十分な体感計算(自然な頭の内部での納得)がなく数の世界に入ると、体感して得られる数の概念と計算で使う数字が分離してしまいます。外見的には計算できますので支障がないように思いがちですが、内面では乖離が起こっていることがあります。実感を伴わない数字ということです。これが最も恐ろしいところです。教育は子育てのほんの一部です。「学習」という名の下に人格形成を軽視するようなことがあってはなりません。
人格の乖離が多重人格を発生させることは知られていますが、数の世界も同様なのです。
「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」が基本であるのは子育てと学習にも共通しています。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
<数の分解・合成は不要です>
●小学校の低学年でよく「数の分解と合成」を学習(訓練?)しますが、残念ながら全く不要な学習です。
「分解と合成」という名目で学習している内容は実は簡単な暗算練習に過ぎず、計算を速くするという何の意味もない単純作業の訓練だからです。また、合成と分解の概念を教えるのであれば足し算の足される数と足す数が分解要素で答え(和)が合成要素であることを教えるだけですみます。習熟させる必要はありません。
●実際の計算では最も確実で殆ど練習を要しない自然な「指折り計算」で計算すべきなのです。早期に体感計算から離れることは弊害が大きく何のメリットもありません。「数の分解と合成」は大人が考えた子供の成長を無視した的外れな合理主義から生まれた考え方です。実際に指折り計算を使ってみれば分かりますが、学校で何度も練習する「数の分解と合成」は全く不要です。また、大学入試で「指折り計算」を使って叱られることもありません。つまり、どう考えても小学校時代に「数の分解と合成」を時間をかけて学習するのは時間の浪費であり、また、子供達には無用な負担を強制していることになります。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年09月03日 10時28分24秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

レオン117

レオン117

カレンダー

コメント新着

アンカラママ@ Re:■子供達に学力的な能力差はない。(文責:どんぐり倶楽部)(09/30) どんぐり倶楽部を知ってから、5年余ですが…
うり坊@ ありがとうございました 毎日自分が目にする子ども達と先生の言葉…
障害児と通常発達児の双子の母@ Re:■子供達に学力的な能力差はない。(文責:どんぐり倶楽部)(09/30) ブログ、本当にありがとうございました!…
障害児と通常発達児の双子の母@ Re:■子供達に学力的な能力差はない。(文責:どんぐり倶楽部)(09/30) ブログ、本当にありがとうございました!…
アキヤマ@ Re:■子供達に学力的な能力差はない。(文責:どんぐり倶楽部)(09/30) ブログ、ありがとうございました。今年、…

フリーページ

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: