■どんぐり問題:学年別の留意点:使用上の注意
■容量用法を守ってお使い下さい。
■場合によっては1年間で700題全問を
消化する場合もありますのでご相談下さい。
*理想的には週に2題の消化です。
●年長:
・絵本の読み聞かせをしているような雰囲 気で、一行ずつをゆっくり味わい、一行ずつを楽しくお絵かきする。
* 子供達が大喜びする楽しい問題がいっぱいです。時間をかけて、ゆっくりお話の世界を楽しみましょう。脱線して問題が進まないくらいが理想的です。幼い子供達ならではの工夫を楽しんでください。どんぐり問題は年長問題から、四則計算、分数、比、割合、速さなどの概念をハッキリと実感できるようになっています。算数が苦手だと思っている高学年の子供達にも、文字、視覚イメージ、絵、思考、式、計算を関連付ける練習にも役立ちます。
●小1:
・言葉からの視覚イメージ再現を楽しむ。
・答えはオマケ。
・お絵描きに夢中で進まない、が理想的。
・上手下手に関係なくオリジナルが大事。
・豊かな表現力の源となる感味力養成が大事。
・読んであげる方がいい。
・自分で読めるから読ませるのはストレスになる場合が多い。
・数が確定していないものでも意識できるようにする。
・見えないものを見る力(描く力)が決め手!
* 文章通りの絵になるように、あるいは答えを導き出すために、絵を動かすようになります。ヒントを出さずに待つ事が出来れば、「違い」「多い、少ない」も自力で工夫して絵で表せるようになります。「分からない」と悩む子供を見ると、 どうしても教えたくなりますが、絵を動かすことを知る大きなステップですので、暖かく見守ってあげて下 さい。
●小2:
・まだまだ、計算式は書かなくてもいい。
・計算を気にしないように「書かないほうがいい」場合も多い。
・こう考えれば解ける、という筋道、自力で工夫して探し出せるようにする。
・答えまでの「理論展開」を目でできるように絵図を描く。
・構図による理解が大事。
・視考力を使った思考力養成であることを忘れないようにする。
*学校では九九の暗唱に力を入れるため、条件反射のように機械的に
「倍→かけ算→九九」と反応してしまう子供達が多くなるようですが、どんぐり問題は「差」にしても「倍」にしても正確な絵図が描けないと答えが出ないようになっています。絵図が正確に描けて、初めてキチンと「理解」しているということだからです。ところが、計算を導くことに主眼をおいて作られている多くの文章題は、意味を確認しなくても解けてしまう場合が多いので、肝心の文章の理解力確認が出来ません。
*一般的な「文章問題も解ける」からといって「意味を理解している」と思うのは早計だということです。どんぐり問題で確認して下さい。高速計算が出来ても、一般的な文章題を解けても文章の意味をキチント理解しているとは限らないのです。
●小3:
・視覚イメージの再現に加えて視覚イメージの操作(思考)力を視考力を活用して思考力養成をする。
・絵図を描いても絵図を使わずに、計算式だけで答えを出そうとする場合には要注意。
・不要な言葉は書き込まない。
* わり算を習っていなくても、子どもたちは「分ける」ことはできますし、絵図で分けられることが、わり算を分かっているということですので、計算に誤魔化されないようにしましょう。問題はだんだんと複雑になっていきますが、文章どおり
の絵図が描ければ、次に何をするべきかが見えてきます。描いた絵を参考に考えるのではなく、絵図そのもので考えることが 大切です。
●小4:
・「絵図・筆算・計算式・答え」の4点をセットとして書けるようにする。
・絵図から導いた計算式(算数語)を意識すること。
・途中式(推論の軌跡)を丁寧に書く。
・問題文にない数字は必ず計算式で出す(算数語で書いておく)。
*絵図・筆算・計算式・答え」の4点をセットとして書けるようにする。絵図
から導いた計算式(算数語)を意識すること。途中式(推論の軌跡)を丁寧に書く。
問題文にない数字は必ず計算式で出す(算数語で書いておく)。
●小5:
・「絵図・筆算・計算式・答え」を書く場所を分けて見やすく整理しながら書く。
・視考力のブラッシュアップ。
・簡潔な絵図でいいが、線分図は避ける。
*「絵図・筆算・計算式・答え」を書く場所を分けて見やすく整理しながら書く。視考力のブラッシュアップ。簡潔な絵図でいいが線分図はなるべく避ける。
●小6:
・過不足無く、全体を見通しやすいように、一目で理論展開が理解できるように絵図を工夫して描く。
・誰が見ても分かるように描く。
・プレゼンテーション・表現力をも含めた視考力を活用した思考力養成の仕上げ。
*過不足無く、全体を見通しやすいように(一目で理論展開が理解できるように)絵図を工夫して描く。誰が見ても分かるように描く。プレゼンテーション・表現
力をも含めた視考力を活用した思考力養成の仕上げ。
■全般的な注意
*自分で描いた絵図をよ〜く見ることが全 てです。何回も見ること。
*読むのは1回ですが絵図は何回も見ることが大事。
*言葉で考えずに「こうしたらどうなるかな?どうみえるかな?」と目で工夫すること。
*偶然に思えても、それは偶然ではなく目が考えているんです。なぜなら、無限の数字や絵図の中から偶然に答えに結びつく数字や絵図を選ぶ事などあり得ないからです。
*作図中には言葉での説明は極力少なくするのが、絵図を移動変形しやすくするコツです。言葉は視覚イメージ操作の邪魔をする(思考の流れを止める)からです。特に、文字を早くから覚えさせられたり、使わせられたりしている子供達は、絵図だけで、考える事に不安を感じ、注釈のような文字での説明を絵図の中に書き込む事がよくあります。見ている方としては分かりやすく説明がついていていいのかもしれない、と思いがちですが、いい傾向ではありません。これは「勇気がない」「自分に自信がない」「文字での説明がないと不安に感じる」「思考の本質を分かっていない」ということです。
もちろん、単なる癖である場合もあり ますが、それでも少しずつで結構ですので、小6の終わりまでには、不要な文字は書かないで考える事が出来るようにしてあげて下さい。
■視考力を活用した思考力養成のためのテキスト…の意味
この良質の算数文章問題、通称「どんぐり問題」は、これまで、幼児・児童期に成長する全ての思考力の源となる思考回路養成の壁となっていた、言葉の本質的誤解に基づく「高速・反復・多量」学習の致命的な欠点を克服し、言葉に惑わされずに思考そのものを育てるためのテキストです。
算数の文章問題という形をとった言葉から視覚イメージを再現し、思考という視覚イメージの操作を施して、その過程を自分のオリジナルの思考回路として育てていく。これが、目で考える力・視考力を活用した思考力養成です。
データに過ぎない知識、記号に過ぎない言葉、単純処理の繰り返しに過ぎない計算、これらのことを、どんなに高速に多量に処理し蓄積しても思考回路を作る事は出来ません。データと回路は全く異なるのですから、作り方が異なるのは当然です。ところが、データを蓄積すれば自然に思考回路が出来ると勘違いしている人が大勢います。
それが、これまでの根本的な勘違い学習方法を浸透させ、偶然教育しか出来なくなった原因だと思います。そして、その方法は依然として尤もらしく教育界を闊歩しています。
水路を作らなければ船は使えないのに、船ばかりを造って、その船の数や性能を喜ぶのは、本末転倒です。まずは、幼児・児童期にどこにでも行ける水路を作る。水路を作るのには、誰もが自在に使える持って生まれた視覚イメージという道具を使う。
そして、十分な水路が出来たところで、自分が使いたい、あるいは使わなければならない水路に適した船を導入する。高速船か、運搬船か、トロール船かは使用環境で変える。つまり、船の導入は、幼児・児童期にすべきことではないと言う事です。必要になったら、その都度、最適な船を導入すればいいだけです。水路さえ出来ていれば、何の心配もないということです。
■思考力とは何か(2011.10/01)
ソクラテスは、著書「ラケス」の中で、将軍ラケスに、
「どうしたら、勇気を身につけることができるか」の前に、
「勇気とは何であるか」を問う。
「勇気」を教え、身につけさせる立場にあるものが、
「勇気とは何か」を知らずに、「勇気」を育てられることは、
あり得ないからだ。
ところが、ラケスは答えられない。
つまり、
彼は、偶然に頼って「勇気」を育てていたのだ。
どんぐり倶楽部は、
「どうしたら、思考力を身につけることができるのか」の前に、
「思考力とは何であるか」を問う。
「思考力」を教え、身につけさせるべき立場にある者が、
「思考力とは何か」を知らずに、「思考力」を育てられることは、
あり得ないからだ。
ところが、誰一人として、答えられない。
つまり、
誰もが、偶然に頼って「思考力」を育てていたのだ。
どんぐり倶楽部では・・・
「思考力」とは、再現した視覚イメージを操作すること。
「理解力」とは、記号(文字・言葉)から、視覚イメージを再現すること。
深い「理解力」とは、再現した視覚イメージから、
感覚・感情を伴う原形イメージを再現し、感じ味わうこと。
「原形イメージ」は、実体験で感じ味わうことでのみ形作られる。
従って、
感味力を損なう教育は思考力養成には、なり得ない。
presented by DONGURI-CLUB written by T.Itoyama
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