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2005/10/16
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イギリス南海岸の町ファーマスが舞台。プロローグでは,1人の女性リンダ・マシューズがスカーフで絞殺される。

殺人と同じ日,8月の月曜日の夜10時前,自宅でひとり過ごすアリソン・グラントは家の中で足音を聞いて恐怖のおののく。

ジェームズ・アンダースンの「証拠が問題」

は,このようにして始まるが,入ってきたのは仕事でダブリンに行っているはずの夫スティーヴンだった。

何か隠していると思われる夫と会話を続けるうちに,2人の刑事が訪れ,夫はそのまま警察に連れて行かれ勾留されることになった。

さて,このお話は,夫の無実を確信するアリソンが告発される前(その間なら新聞にも名前が出ない)に何とか夫が告発されないようにと力をつくすという形で進んでいく。

担当のホレス・ヒドウェル首席警部は,実力はありそうなのだが,スティーヴンの有罪を確信しているので,結局最後まで事件解明のためには何もしない。
かわりに,被害者の兄ロジャーが登場し,たまたまロンドン警視庁の首席警部だということもあり,ヒドウェル刑事の協力(と黙認か)を得ながら,単独であるいはアリソンと協力して,スティーヴンの無実をはらしていく。

ジェームズ・アンダーソンということで,筋運びもよく,安心して読める1冊だった。

ただ,これまで読んだ数冊は「訳が古い」とは感じたものの,それ以上の抵抗感がなかったのに対し,この1冊は「この訳は?」という部分がかなりあり,読んでいてイマイチだったのが残念。


ふつう「出版できそう?」とか「本になりそう?」でしょうねえ。

そのほかにも,あったような気がするが書き留めてはいない。
ただ,「首席警部」と「告発」はいかがなものか。

途中の会話から「首席警部」はchief inspectorの訳らしいのだが,作者はアメリカ人だが(多分),英国ミステリでは,chief inspectorを「警部」,inspectorを「警部補」とするように認識している。

また,「告発」は日本語では捜査機関に対して「告発」するのであり,司法制度が異なることはあるものの,やはり文脈に合わない気がする。「起訴」という言葉が使われていれば,それが正しいかどうかは別として「抵抗感」はなかったように思うが。

細かいところだから,「ミステリ」の醍醐味を損なうわけではないのだが,引っかかりができて,ストーリの中に「入りにくく」なるのが困ったところだった。

ところで,文庫解説を有栖川有栖が書いているのだが,中に

犯人は判ったぞ,なんて言ってる方も中にはいらっしゃるようですが,そういう方はあまり丁寧に本作を読んでいなかったから,かえって当てられたのではありませんか?

という部分があった。
そんなことはない。本作に限っては,4(全部で20)が終わった時点で98%の確信をもって犯人は○○といい切ることができた!
なぜなら, 警察関係者がかなりの確信をもって犯人だと考えている人物が犯人ではないと断言,しかも地の文で,できる人物は,犯人以外にはいないではないか
もちろん,そのことがその後読みすすめていく上での楽しさをいささかも減じなかったことをここにつけ加えておく。

ジェームズ・アンダースンの他作品についての日記は,フリーページ  読了本(海外)  (ジェームズ・アンダースン)からごらんください。

楽天ブックス


次の日記も読ませていただきました。
魔女の隠れ家(たばささん)





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Last updated  2007/01/20 01:06:26 PM
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