風のささやき

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March 23, 2011
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放射性物質に関する報道などで、Bq(ベクレル)とSv(シーベルト)など
その単位を換算して合わせてみます。

まず、ベクレルとは放射線を出すものの量を意味します。
つまり、放射能量の事(Bq)なんですけど、放射線量(Sv)は、放射能物質からでた
放射線の強さを意味し、放射能物質の量をベクレルといいます。

放射能物質は、それぞれ放射線の強さが異なりますので実は、ベクレルと言う単位だけでは
なんとも言えないものです。つまり1つの崩壊(α、β、γ、中性子)を出す単位でしかないです。
1崩壊 = 1ベクレル

ゆえに、それが、なんなのかで決まります。



危険性は低く、半減期が短い方が、危険性が高い。


極端な説明的に 1つは 半減期が 30年 の ものは
1年かけて 崩壊するとします。

2つ目は 半減期が 8日で 崩壊するとします。

崩壊する時に α、β、γ、中性子 に 分かれます。 つまり放射線を出す訳です。

食べた場合、体外にでるのに90日かかる場合。

体の中で 崩壊し放射能を 体の内部から出す可能性が 高いのは どちらか お分かりですね。

この時 放射能物質によっては 決まった 臓器に集まる習性のものや ないものがあり
さらに 危険性が 決められます。

この 危険度合いを係数にし、それをベクレルに掛けて、シーベルト換算する方法があります。

また、吸い込んだ場合は、肺に集まったと仮定できます。食べた(飲むを含む)場合消化し



例をあげてみますね。


多分興味があるのは、ヨウ素(131)とセシウムだと思います。


茎立菜(クキタチナ)という野菜。規制値の164倍にあたる1キロあたり
8万2000ベクレル/kgの放射性セシウムが検出された。

まずセシウムは、半減期が137(30年)と134(2年)の2種類存在します。
当然セシウム134の方が、口に入れた場合、危険です。

134の係数は 1.9×10-8( 0.000000019 )
137の係数は 1.3×10-8( 0.000000013 )

それぞれ仮定して計算してみます。

全てが134で、茎立菜を100g 食べた場合 
82,000 Bq × 0.000000019 係数 × 0.1 Kg = 0.0001558 Sv = 155.8 μSv

全てが137で、茎立菜を100g 食べた場合 
82,000 Bq × 0.000000013 係数 × 0.1 Kg = 0.0001066 Sv = 106.6 μSv

この時の μSvは μSv/h と違い受けたダメージ相当です、これ以上割ったり掛けたりしません
消えるまでに受ける量と思ってください。
年間被曝を考える時は 5mSv 安全とすれば 137なら
5mSv(5,000μSv) ÷ 106.6μSv × 100g ≒ 4,690g

なので 4.6Kg/年 食べても平気となります。

しかし、これだけで ギリギリ食べてしまうと安全とはいえないので
せいぜい 1/4の 1Kg/年 程度でしょうね。


空気中のセシュームを吸い込んだ場合の係数は 

 0.0000000096(134)
 0.0000000067(137)



パセリから放射性ヨウ素が1万2000ベクレル/kg、
放射性セシウム2110ベクレル/kgが検出された。


さてヨウ素131に付いては、複雑になります。

ヨウ素は甲状腺に溜まる傾向が高いとわかっているもので、さらに半減期が短い分
セシュウムより危険です。そして年齢でも変化します。

基本係数は 2.2×10-8 (平均)
対象が、年齢不明の場合の係数となります

~6歳:7.5×10-8  0.000000075
~14歳:3.8×10-8  0.000000038
~19歳:2.5×10-8  0.000000025
20歳~:1.6×10-8  0.000000016

面倒なのは 母乳の場合 摂取量を 母親が3/4 子供に1/4になるらしいです。
そして、それぞれ別々の↑係数計算となる点です。




もしも 100g 食べたら・・・ん? パセリ100gも1度に食べるかな うーん疑問。まあいいか

ヨウ素 ~6歳
12,000 Bq × 0.000000075 係数 × 0.1 Kg = 0.0000900 Sv = 90.0 μSv

ヨウ素 20歳~
12,000 Bq × 0.000000016 係数 × 0.1 Kg = 0.0000192 Sv = 19.2 μSv


セシュウム137
2,110 Bq × 0.000000013 係数 × 0.1 Kg = 0.00002743 Sv = 27.43 μSv

6歳までの子供が食べた場合。ヨウ素+セシュウム = 117.43 μSv
20歳以上の大人が食べた場合。ヨウ素+セシュウム = 46.63 μSv

この様に、大人と子供では差が生まれます。

子供(~6歳)は、4.2Kg/年

大人(20歳~)は、10.7Kg/年

つまり、同じ量食べられない事になり子供の方が 安全な数値が小さくなります。

とは言え 4Kg/年までは 平気なので 安全をみて これも 1Kg/年 程度が妥当でしょう。





推定ですが 乳児 58.4μSv あたりが 問題ない量らしいのです

100gで
母親の残る量  ヨウ素+セシュウム = 34.97 μSv
乳児に与える量 ヨウ素+セシュウム = 29.35 μSv

少なくとも、1回ぐらいは平気 2回?

安全をみて、母親も、なるべく口にしない方が良いかもしれません。





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Last updated  March 24, 2011 03:16:13 AM
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