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Aug 21, 2005
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カテゴリ: 人生

の柳川に行ってきた。
世間的には、柳川は水郷風景(川下り)と文豪 北原白秋の
故郷として知られているだろうが、 私の中では、


『柳川』=『せいろ蒸し』の町である。


今回、さすがに川下りは遠慮したが、お目当ての『せいろ』
と白秋の生家には行ってきた。


せいろ蒸しの老舗『元祖本吉屋』に行くのは、子供の頃から
数えて、4回~5回目だと思うのだが、行く度に心がワクワクする。

今回も東京よりも低い位置の入道雲が立ち込める柳川に降り
立った時には日差しも強く、セミの鳴き声があたり一面に鳴り
響いていた。

この『元祖本吉屋』は、柳川の旧街道筋から一本入った静かな
一角に、萱葺きの落ちついた佇まい。創業300有余年を誇る
歴史を感じることが出来る。
『ウナギのせいろ蒸し』を作ったという老舗で、江戸時代から
受け継がれる秘伝のタレを使い、創業当時と同じ製法で作って
いるらしい。
また玄関や木造りの店内に入ると、木の暖かみが迎えてくれる。
座敷は個室と大広間とあり、今回は2階の広間だったが、



タクシーが最後の曲がり角を曲がるや否や、蒲焼の良い香り!
13時を過ぎる頃に行き、無事「特せいろ蒸し」にありつけた
のが14時くらい。


特せいろ蒸しは、朱塗りの木箱に、表面はこんがり焦げ目が
ついて香ばしく、中はふっくらと柔らかい。

甘すぎず甘辛のバランスがちょうどいい。
そして2段重ねなのに、ウナギが脂っこくなく、
またご飯の味付けがまた絶妙で、全体にたれが染みこんでいる
にも関わらず、たれのしつこさはなく、上品な炊き込みご飯の
ような微妙な味加減が見事です。
たっぷり1時間待たされた私のお腹も大満足の内容。

我々が並んだ直後にもどんどん客が増えてきて、14時半に
なろうかと言う頃にも待ち人が溢れていた。
相変わらずすごい繁盛ぶり。

絶えず新しいこと・もの・サービスは出てきても本物は残る。
ここでしか味わえないものがある。
歴史を持つ重みと伝統が脈々と生きているのを痛感した。
博多から西鉄特急で45分、タクシーに乗りかえ5分の時間を
かけてもわざわざ来る価値のあるお店である。


次に、駆け足で白秋の記念館にも立ち寄ってみた。
北原白秋と言えば、文豪と言うより小学校の時に歌う童謡の
作詞家という認識が大きい。
その分、他の文豪よりも身近な存在だが、決してそれだけの
人ではなく、日本文学に及ぼした影響は大きい。

白秋に限らず、大人になって記念館や歴史建造物に行って
みると、子供の頃には分からなかった時代背景や流れが
分かってくる。
ここ白秋の生家も子供の頃に一度、訪れたことがあるが、
改めて行ってみて、白秋に限らず、激動の中で生きた人の
人生は重みがあることを認識した。
自分の人生と比べてきると、いかに自分が平べったい生活を
していると感じる。

『せいろ蒸し』で満たされたお腹でふとそんなことを思い、
もっともっと今の自分を全力投球しようと決意した。





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Last updated  Aug 23, 2005 11:51:31 AM
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