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2歳半の娘、やっと卒乳いたしました。
お兄ちゃんの卒乳も遅くて3歳の誕生日の前日でした。
お兄ちゃんは、もう明日で3歳になるよ~という前日に、オナカの風邪にかかり寝込んでしまいました。
腹痛のためほとんど飲まず食わず状態になったそのときに、
「おっぱい飲んだらもっとオナカが痛くなるんやで」という私の言葉に納得し、
「もうおっぱい飲まんわ、ぼく」とあっけなく「卒乳」。(ほとんど脅しですが・・・)
よっぽどオナカが痛かったのでしょう。
名残惜しそうにはしていましたが、それ以来ほしがることは一切ありませんでした。
お兄ちゃんは生まれてから3歳の前日まで飲み続けていたわけではなく、
間に1度「断乳」をしています。
11ヶ月の時です。
ホントはもう少しあげたかったんだけど、第2子を妊娠したから仕方なしに。
妊娠中の授乳は、産科医の中でも意見は分かれます。
母乳をあげると子宮が収縮するので、妊娠中の授乳は切迫早産の危険もあるので授乳は絶対にダメ!という派と、
そんなことは全く関係ないし研究データも何もないから、授乳を続けても良いという派に分かれるそうです。
妊娠がわかってからも、後者の意見を信じてずっと母乳をあげていたのですが、
急にオナカが張ってきたり痛くなったりして、不安もあり、断乳を決断。
息子は30分ほど泣きましたが、あっけなく断乳。
あまりにも、あっさり断乳したため、胸がカチカチに腫れあがり、
残った母乳をしぼりだす作業のほうが大変でした。
逆にしぼりすぎて、さらに子宮に激痛が走り、夜中に慌てて病院に行った記憶もあります。
さらにマタニティブルーもあってか「もう、この子におっぱいあげることないんだなー」と思うと寂しさが込み上げ、大泣きしたことも。
主人に「また次の子にあげらるし、ええやんか」と言われましたが、
「次の子は次の子! この子にもうあげられへんっていうのが寂しいの!
男にはわからへんわ。この気持ち!」
なーんて言ってたのも懐かしい思い出です。
そして妹ちゃんが誕生しました。
妹ちゃんはちょっと母乳を飲んだら満足して寝るタイプだったので、
私の胸はすぐにパンパンに腫れあがり、もう乳腺炎の手前。
何気に1歳4ヶ月のお兄ちゃんに飲ませてみると、すごい勢い良く飲んでくれて、
カチコチなおっぱいもすっきり!
面倒な搾乳いらずでこりゃラクチン♪
・・・・と思ったのがダメでした。
妹が生まれてから赤ちゃん返りもあってか、
というよりも1歳4ヶ月ではまだまだ赤ちゃんなんですが、
おっぱいを欲しがって欲しがって、妹ちゃんのぶんまで飲んでしまう勢い。
仕方なしに妹ちゃんにミルクを足す・・本末転倒ですよねっ。
そういうわけでお兄ちゃんは、いったん止めていた母乳を再開してから
3歳の前日まで飲み続けていたというわけです。
おっぱいは2つあるので、
こっちがお兄ちゃん、こっちは妹ちゃん、と本人達が決めて、
ケンカすることなく、どちらかが飲みだすともう一人も飲みだすという習慣になりました。
つまり両脇に2人を抱えて、同時に授乳です。
今から思うとよくあんなことをしていたなと思うのですが、
年子の育児で同時に泣かれるとどうしようもない時などの荒技というか必殺技というかんじでしたね。
仲良いママさん達の前ではそのダブル授乳の現場をお見せしていましたが、
2人を両脇に抱えておっぱいをあげている姿を笑う人もいましたし、
感心する人もいたし、
お兄ちゃんだけでもやめたら?と熱心に説教してくれる方もいました。
でもたいていは、「すごいねー」のあとに、
「私やったら絶対にしたくないわ」と言葉に出されないまでも、
そう思われているのが伝わってきて、
なんとなく軽蔑されているのかなー、みっともないことなのかなーと
内心、消極的に思って過ごしていました。
でも、ある時に「タンデム授乳してるの?ステキね!」という方がいらっしゃって、
タンデム授乳という言葉があるのを始めて知ったのです
さっそくネットで検索してみると、いっぱい出てきました。
タンデム授乳とは
・ママが「卒乳」を希望しつつ授乳している時に妊娠し、そのまま授乳を継続して、下のお子さんが生まれてからも上のお子さんが一緒になって飲み続けるケース
・一旦妊娠を機に断乳または卒乳をしたものの、下のお子さんが生まれてから再び一緒になって飲むようになったケース
年齢の近いきょうだいにはよくあることなんだそうで、
上の子どもが下の子に嫉妬しないので良いとか、
親が年齢差の少ない子どもの育児をするときのストレスを軽減するとか、
けっこう良いことが書いてありました。
ちなみにタンデムとは二人こぎの自転車のことなんですって。
へー!ちゃんとそういう言葉があるんだー!
私以外にもそんな人がいっぱいいるんだー!
全然、後ろめたい行為ではないのかぁ。
じゃあ、自信もって私はタンデム授乳派よって言おう。
それに私はこの方法でトシゴの乳幼児の育児という大変な壁を乗り越えてるんだし
逆にこの方法でしか味わえない幸せも感じている。
誰だって経験できることじゃないもんね。
タンデム授乳、万歳!
てな具合で、前向きに楽しくタンデム授乳をしていました。
写真は当時の息子です。
お人形を2つ抱え 「おっぱいをあげているの」だそうです。
まさにこんなかんjで、タンデム授乳してましたわ!
やがて3歳になって卒乳したお兄ちゃん。
妹ちゃんは両方のおっぱいを独占して、以前よりも執着心が出てきて、
2歳になっても一向にやめる気配がなしでした。
それに、はっきり言って2歳も過ぎると自我も強くなって
言葉も達者になってくるので、止めさせるにも大変です。
私は卒乳派で、本人が納得行くまであげようと思っていましたが、
今回3人目を妊娠したこともあり、これを機会にと昨年のクリスマスから大晦日にかけて少しずつ断乳を決行!
ちなみに「断乳」とは母乳やミルクをママの側から終わりにするニュアンスで、
「卒乳」は赤ちゃんから自然に離れてくれるのを待とうというニュアンスで使い分けることが多いです。
まず、妹ちゃんに、サンタさんが来るのはお兄ちゃんやお姉ちゃんにだけで、おなかの赤ちゃんにはまだ来ないことを説明。
そして、赤ちゃんはおっぱいしか飲めない、みんなの大好きなジュースや牛乳は飲めないことを教えました。
赤ちゃんはアイスリームもチョコレートも食べられないのよ、おっぱいだけしか飲めないのよーと繰り返し繰り返し言いました。
そして、クリスマスイブの夜、娘がおっぱいを欲しそうにしたときに
「おっぱい飲んでいる子は赤ちゃんだねー」と言うと、
「わたしは赤ちゃんじゃないもん。ジュースもアイスも食べる!」と答えました。
よし!計画通り。
「じゃあ、もうおっぱい止めようか。赤ちゃんと違うもんねー」
「うん。赤ちゃん違うし、サンタさんも来るし、おっぱい要らない」と笑顔で言ってました。
笑顔で言ったものの、寝る間際に1時間ほど号泣しましたが、泣き疲れて寝ました。
お兄ちゃんの断乳のときに、いきなりヤメて母乳がパンパンに腫れた経験と搾乳しすぎて子宮が痛くなった失敗を思い出して、
いきなり止めるのではなく、回数を減らすやり方にしてみました。
夜はどんなに泣いてもあげないと決め、そのかわり昼間の機嫌が良いときにはしっかり目を見つめながらあげました。
おっぱいの楽しかった思い出を母子ともに名残りおしむように、
そして二人の絆を確かめるように。
クリスマスから大晦日にかけて少しづつ回数を減らしていきました。
そして元旦から完全に母乳なしで過ごせるようになったのです。
回数をじょじょに減らしたのが良かったのか、私の母乳も張ることなく今に至ります。
意外と思ったよりもアッサリでした。まぁもう2歳半でしたからね。
本人も納得した様子だったので、断乳なのか卒乳なのかわかりませんが、無事にバイバイできました。
しかし、これでやっとワンピースが着れる!と思ったら、
これからはマタニティ服でしたネ。
そろそろオナカが目立ってきて普通の服がキツイです。
そして半年もしたら、またベビーちゃんが出てきて、
また3時間おきの授乳生活が始まり、またワンピースが着れないんですね(泣)。
私、独身時代からワンピースが大好きなんですが、ここ数年・・・着てないな~。
近頃は可愛い授乳服も多いし、ワンピースタイプのものもあるとかで、
それを買いたいなーと思っています。
しかし授乳し、断乳も卒乳もタンデム授乳までも全て体験させてもらいました。
授乳のフルコース(?)、
なかなか 体験できることではないので、有難いことですね。
なかには母乳の出が悪くなって、やめるつもりはないのに泣く泣く断乳、
というケースの方もあるでしょう。
おっぱいをガチガチかまれ、痛い思いをして断乳を決意した、
というママも、けっこういます。
ちっちゃなかわいい歯でも、かまれるとやっぱり痛いですもんね!
また、仕事復帰を考えて保育施設に預けることになれば、
その間はおっぱいをあげるわけにもいかなくなるわけで、
仕事復帰する前に断乳を考えるママも。
いろんなカタチでみんなバイバイして大きくなっていくんですねー。
で、すぐに大きくなって、こんな授乳のことなんて忘れていってしまうんだろうなー。
そう思って、自分の記録のためにブログに書いておくことにしました。
タンデム授乳なんて、本当に良い思い出です。
さてさて、スムーズにいったと思った妹ちゃんの断乳ですが、若干の問題が・・・。
おなかの赤ちゃんに話しかけてごらん♪と私がおなかを出したら、大きい声で
「おっぱい、かえせー!」
「おっぱい、かえせー!」
「おっぱい、かえせー!」
3回ほど叫んでいました。
生まれてきたら、また戻らないように、今度は気をつけますね。