+詩+20




 例えば君との距離って奴を

 見えない定規で測ってみたとしても

 その長さは何千メートルあったって

 足りないって分かったんだ




 例えば君との距離って奴を

 縮めようと、突っ走ってみても

 その分だけ、

 君は走って

 俺のやってることが

 無駄って分かって




 届かないってわかって


 ずっとずっと君は遠い所にいるんだと分かって




 それでも君と話をしよう

 君との距離は

 変わることはねぇだろう

 けどさ

 ほんの少しの間の幸せを

 感じていたいんだ


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