+詩+32





 君にどんなことを

 しても

 されても

 好きでいてくれるんだと思った




 君がくれるものなら

 どんなに汚れている世界のモノでも

 凄く嬉しかった

 君がいてくれるだけで、

 君が僕の存在を認めてくれているだけで、

 僕は幸せだと思った



 どんなに汚い世界でも

 君がいるなら

 耐えられた




 僕はちゃんと前を見ることができていないから

 すぐそこにある

「君」という欲望が全てだと信じきっていた




 でも君はもういない―


 何で僕は此処にいるんだろう



 僕は一体何をしているんだろう





 ―僕は?




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