+詩+66


 ⇒タイムマシーン⇒


 実体はそこにあるのに

 そこにいるのは見て分かるのに


 空気みたいに見えない


 雲のようにつかめない


 俺の中では


 空のように広くて大きすぎて


 とにかくさっぱり分からなくて


 捕まえたような感じがしても

 君はそこに、もういない


     幻


 一瞬でも、時間が戻るのなら

 一瞬でもいい


 虚しい幻と言うのも分かっている

 だけど

 君と共にいた時間へと


 戻してもらいたい


 現実へと戻った瞬間に

 きっと虚しさは増えるだろうけど


 けれど


 君の隣へと

 幻でなかった頃の君の元へ



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