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SHIMANOマガジン「Fishing Cafe」2018 VOL.58「スズキ特集号」 |
seabass fishing 伝統的日本のルアー釣り
千葉外房の豪快なスズキ釣法“タタキ釣り”の紹介です
◆ ウキ
と言っても総合比重は水よりも大。静止状態では沈むがリトリーブ時にはほどよく浮いて海面を走る。
通常、タタキウキは沈ませないよう目視しながらリトリーブするので、仕掛けの位置がたえず把握できる。
“曳きずりウキ”あるいはあ“センコーヒキズリウキ”とも呼ばれている。
餌釣り派ではドジョウなどを縛りつけた鈎の遠投なども可能だ。この方法も昔から行われていて、やはり“タタキ釣り”と呼ばれていたようだ。
当工房製タタキウキ(標準)
↓ ロケットタイプ
当工房製バケ(サヨリ)
◆“タタキ釣り”は洋風に言えばサーフトローリング
当工房製のタタキウキは使い勝手がよく、弓角のトレーラーとしても使用できる。
サーフトローリングでは主にイナダやソーダなど青物がターゲットで、ジェット天秤を使って投げる人が多いようだが、スズキではリトリーブ速度が青物に比べて遅いことと、浅い磯場では根掛かりしやすくタタキウキが有利だ。
「遠投マウス」や「スキップバニー」という商品名で市販されている飛ばしツールよりもシンプルで飛距離がでる。
◆しかし、 この“タタキ釣り”はあまり知られていない.
千葉外房方面で地元の釣り人が出勤前1~2時間投げるだけで、昼間にあまり見かけないからだろう。
もっぱら昼はのんびりイシモチ釣りで賑わっている。
春~初夏と、特に晩秋~冬にかけては絶好のタタキシーズンとはいえ、北風が吹き始める「まずめ時」海岸に出るだけでも震え上がる。
しかし、やがて良型のスズキが2〜3本も上がってくるとホカホカと熱くはなれるが・・・
5メートルの豪竿で重いタタキウキを投げる“重労働”は一日中はやれない。
地元でもルアーフィッシング派が増えた。
とかく、 遊びも“楽な方”に傾くらしい!
日本海でのクロマグロ釣りの方にも特注で30号、35号などご注文頂いたり、山陰のヒラスズキ、四国九州、沖縄の方まで、その他応用としては北海道でシャケ釣りの方など、日本全国でお買い上げいただいた。
ヤフオクでバケをお買いあげいただいた九州のYさんから写真をいただきました。
アジの泳がせでエサ切れの後、私のバケでさらに数本上げたそうだ。
うらやましい良型ヒラ!
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