Sep 23, 2010
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カテゴリ: 小説・雑誌の話
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ここ数日暑さが戻ってきて汗ダラッダラの私。

おーーい、秋はどこいったの??


秋らしさが少ないけれど、でも気分は夏は終わって秋真っ只中なので(笑)

『読書の秋』ということで 今日は最近読んだ本をご紹介します。

またまた東野圭吾さん本です。

ホントいつも東野さんの本ばかり紹介してスミマセーン(人ω<`;)

では、まずはコチラから↓






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早くに妻を亡くして、娘を男手一つで育てている主人公の長峰重樹。



親としてはこの上ない酷い状態で殺害されてしまう。

絶望に打ちひしがれた長峰は、未成年というだけで少年法によって保護される犯人を

この手で復讐しようと動き出すことに。



前に紹介した「 赤い指 」同様、こちらもかなり重たいテーマです。

(赤い指を紹介した日記は コチラ から)


なぜ罪を犯した者を少年法によって守らなければならないのか、

未成年というだけで、なぜ罰則が軽減されるのか。

大切な人を奪われた者は、なぜ犯人に復讐をしてはいけないのか。

ものすごく考えさせられます。





私も長峰と同じように犯人を自分の手で裁きたい

いや、殺してしまいたいときっと考えると思います。

でも、それは社会としては許されない行為。

もし復讐をすると今度は自分が犯罪者となり、そしてその被害者には家族がいるのだから

その家族がまた悲しい思いをし・・・。 と、堂々巡りのようになってしまう。



ましてや社会復帰、更生なんて望んでいないと誰もが思うはずです。



法律とは誰のためにあるものなのか、誰を守るためのものなのか・・・

深く重い、だけどとても重要なテーマだと思います。

この小説を読んで年齢に関係なくこういった事に関心を持つこと

それが大事なのではないかと思いました。

テーマは重たく暗い感じだけれど、さすが東野圭吾さんというべく

ものすごく読みやすくて最後まで一気に読めますよ!





寺尾聰さん主演で映画化されてたー。




お次はコチラ↓



> この本のレビューを見る


母親を亡くし、唯一の家族である兄が 自分の大学入学のために

強盗殺人を犯してしまう。

ある日突然、犯罪加害者の家族となってしまった弟・直貴の苦悩を描いたストーリー。



コチラは、先ほどの「さまよう刃」とは打って変わって

犯罪の加害者家族側にたったお話。

犯罪を犯した加害者の家族であるけれど、

自分もそのために人生を狂わされた被害者でもある。

自分は幸せになってはいけないのか、罪を償うとはどうすることなのか、

そして切っても切れない縁の兄とは、どのように付き合うべきなのか・・・。


どれもコレという正解がないものだけど、

そんな中、途中出てくる直貴の就職先の社長の言葉は

まさに「その通り!」と思えるものでした。

社長はこのストーリーのキーパーソンだろうなぁ。




コチラも山田孝之さん、玉山鉄二さんコンビで映画化されてたヨ。






> この本のレビューを見る


東野圭吾さんのデビュー作であるコチラ。

私が今まで読んだ東野圭吾さんの作品の中で、

唯一途中で犯人がわかっちゃった作品です。

高校の部室で起こった密室殺人は、他の作品と比べると軽めのストーリー展開だけど

まずまず楽しめますよ! 最後は東野圭吾さんらしい おぉ! というラストです。





キニナル本。





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Last updated  Sep 23, 2010 06:42:57 AM
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