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ポ ト スゆう子ちゃんが引っ越し祝いに彼氏にもらったポトスみよちゃんが 私も欲しいな とつぶやいたら彼氏が大きな鉢植えを買ってきたそれで私もすっかりポトスが欲しくなってゆう子ちゃんとみよちゃんの話をすると彼は ふうん とひとこと言っただけしまいに買って欲しいとせがんだらうん いいよ と言ったけどそれから何度会ってもうん いいよ と言うばかりいまだに私の部屋にポトスはありませんでも 今度会ったら絶対ポトス買ってね.....ね! ーフリーページ詩集 「Loving Spoonful」よりー
2008.01.27
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目には見えない大切なものいっぱい いっぱい 胸に抱いてはばたいていきなさいあなただけの滑走路は今 目の前です エリー フリーページ詩集 「Loving Spoonful」より
2007.03.07
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一人ですねて何を聞いても答えないときでも“おかあさんのこと好き?”と聞いたら必ずそれだけは大きくうなずくわたしはもう抱きしめるしかない
2007.01.30
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もみじ狩りに行く時連れて行こうぞ砂糖菓子の君キリコガラスのようにほの白く繊細な君笑うとうっすらと紅がさす君君をかっさらって二度とはなしはしないと言えるものなら 銀色夏生「詩集 ロマンス」より
2006.11.07
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今度生まれ変わったらもう一度プロポーズして次はきっとイエスと言うからもしも もう決まった人がいるのならそのときは恋人にして......そんなたわごともはしゃいだ夏の後でなら許されるよね photo by Namero
2006.08.30
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カルミアの花カルミアの花が咲いている冬 カルミアの花が咲いたら見に来ると言ったあなた春になって カルミアの花は咲いたのにカルミアの花は咲いているのに 銀色夏生:「詩集 ロマンス」より ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 先日のカウプレの当選者を発表させていただきます。 コックンさん、山ざくらさん、アンジェリカ・ラヴさんでした。 ご応募ありがとうございました。
2006.06.10
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動物のなまえ 乗り物のなまえいろんなもののなまえをたくさん覚えておしゃべりが上手になったねでも あなたがいちばんたくさん呼ぶなまえは“おかあさん” なんだね
2006.05.21
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花見月 淡いピンクを 青空ににじませて 桜咲く四月の午後 空は晴天 気分は少しだけ曇天 風が吹くたびに 涙をこぼすように ハラハラと散る花びらが 妙に哀しくて もうやってこないかもしれない 花見月の四月 今年の桜は やけに鮮やかに見えて...... あなたは来年の春 何処の空の下で桜をみるのでしょうか 淡いピンクを 私の想いににじませて 桜散る四月の午後...... エリー ー詩集「月曜日の朝 目が覚めて」よりー
2006.04.15
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2006.03.02
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2006.03.01
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迷 夢 おとなになるってことは 理想主義者がいつのまにか 現実主義者に変わってしまうようなもので 誰もがそれをとめることなんてできやしない 銀のベールが肩をすりぬけて 床に落ちるのを感じたとき 翔とぶことを忘れておとなになる それでも初めて迎えた朝は いつかの夢がまどろみの中で 紫煙をくゆらせて 空にのぼっていくのがみえる 何もかもをあきらめたりしちゃいけない 一つ年をとったら 一つ夢を忘れるだけ そしてきょうも きのうより少し センチメンタルな目覚めを迎える ー詩集「月曜日の朝 目が覚めて」よりー
2006.02.21
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2月になると思い出す詩がある。立原道造の「浅き春に寄せて」。私がこの詩に初めて出会ったのは大学2年のとき。国文科の友だちにこの詩を紹介された。今は 二月 たったそれだけというフレーズで始まるこの詩はこの1行だけで私の感性をひきつけた。訴えるようなせつなさを感じてしまった。それ以来、プラスティックケースの下敷きにこの詩を書いた紙を入れていた。 浅き春に寄せて今は 二月 たったそれだけあたりには もう春がきこえているだけれども たったそれだけ昔むかしの 約束はもうのこらない今は 二月 たった一度だけ夢のなかに ささやいて ひとはいないだけれども たった一度だけそのひとは 私のために ほほえんださう! 花は またひらくであらうさうして鳥は かはらずに啼いて人びとは春のなかに笑みかはすであらう今は 二月 雪の面おもにつづいた私の みだれた足跡......それだけたったそれだけ......私には..... 私のこの詩のイメージはひんやりした二月の空気の中林の中から強く射す一筋の太陽の光。雪の中で一人、自分の中のせつない気持ちをぎゅっと抱きしめる。足もとには福寿草の花......立原道造は24歳の若さで夭折した詩人・建築家である。東京大学工学部建築学科在学中は卒業まで主席を通し、3年連続して東大学内の賞、「辰野金吾賞」を受賞した将来を嘱望された優秀な建築家であった。こんなに生粋の理系ともいう人が詩を書いていたなんて、しかもロマンティックでやさしい詩ばかり。彼がこの感性でもってどのような建造物を設計していたのかとても気になる。ぜひ見てみたい。 立原道造の詩はそんなに多くは知らない。でも、プロフィールや詩集の解説を読んでいるとこの人の詩をもっともっと読みたくなった。そして東大弥生門の所にあるという立原道造記念館。いつか訪れたらまたこの人のことを書きたいと思う。
2006.02.16
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月曜日の朝 目が覚めて 月曜日の朝 目が覚めて 気がつくと ずいぶん長いこと 眠っていたような気がする はしゃぎすぎた日曜日が もうずいぶん遠くの 手の届かないところへ行ってしまったよう おとなになっていくってことは 結局そういうものかもしれない ー詩集「月曜日の朝 目が覚めて」よりー
2006.02.05
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湾岸戦争からちょうど15年が経ちました......。 スパゲティー食べて ( For Love and Peace ) 太陽が昇りきった遅い朝 デニムのエプロンでキッチンに立つ 海の向こうでは戦争が始まって TVは日暮らしミサイルと戦車の映像 私は緑の麦畑を思い スパゲティーをゆでる 海を越えてやってきた デュラム小麦のセモリナ 青年は恋人を残し 母親は幼子をおいて 砂漠の中で平和を叫んでいる 世界は平和を求めている 私はあなたを求めている スパゲティーをゆでながら あなたの胸に顔をうずめ ひとときの安堵にひたりたいと 海を渡り 遥かなる山々を超えたら 世界はつながっているのに 牛をひく人も 船上に暮らす人も 摩天楼の街を動かす人たちも みんなつながっているのに 世界は平和を求めている 私はあなたを求めている 朝も夜も all day long ベーコンとアスパラガス ボンゴレ・ロッソはトマトソース カルボナーラにバジリコ ミートソースにはチーズをふって きょうも一緒にスパゲティーをいただきましょう デュラムセモリナ100%の恵み きょうもTVは地上戦のニュース 海の彼方の戦火は止まず 乳飲み子がひたすら母親を求めるように 世界は平和を求めている
2006.01.23
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プロフィールにも書きましたが「中原中也詩集」は私のバイブルです。だいぶ古くなって表紙はもうとれかけていますが今でも大切に読んでいます。私が初めて中也の詩に出会ったのは高校一年の時国語の教科書に載っていた一編の詩今でも中也の詩は国語の教科書で取り上げられることは多いですがほとんどの場合、「汚れつちまった悲しみに......」か「一つのメルヘン」、「冬の長門峡」などでしょう。でも、私が出会った中也は......「吹く風を心の友と」と題した作品でした。この作品は中原中也全集第2巻の未完詩篇の中に収められているものです。もともとタイトルはなく「吹く風を心の友と....」という書き出しで書かれています。当時私は文芸部に所属していました。中学生の頃から詩や童話などの創作をしてはいましたが気紛れなものでした。でも、この中也の詩に教科書で出会ってからこの詩のもつ”せつなさ”に惹かれ中原中也詩集をむさぼるように読み感性に刺激を受けて詩を書くことにのめり込んでいったのです。その頃から20代前半ごろ私が一番たくさん詩を書いた時期の作品を集めてその後、『月曜日の朝 目が覚めて』を自費出版しました。この本のあとがきにも書きましたがこの作品たちは日記よりも写真よりも鮮明な記録として私の宝物になりました。中也の代表作でもなんでもない、出版された詩集にも入っていない一篇の未完詩篇がなぜ教科書に載っていたのか不思議な気がします。この詩が選ばれた経緯がすごく興味深いです。今でもこの詩は私の中で新鮮な響きを失っていません。(吹く風を心の友と)吹く風を心の友と口笛に心まぎらはし私がげんげ田を歩いていた十五の春は煙のやうに、野羊のやうに、パルプのやうに、とんで行って、もう今頃は、どこか遠い別の世界で花咲いているであらうか耳を澄ますとげんげの色のやうにはぢらひながら遠くに聞こえるあれは、十五の春の遠い音信なのだらうか滲むやうに、日が暮れても空のどこかにあの日の晝のままにあの時が、あの時の物音が経過しつつあるやうに思はれるそれが何処か?ーーとにかく僕に其処へゆけたらなあ......心一杯に懺悔して、ゆるされたといふ気持ちの中に、再び生きて、僕は努力家にならうと思ふんだーー悲しい涙とは別の涙で泣けてくる詩です。この詩のもつせつなさが私が詩を書き始めた原点です。この詩に出会ったおかげでこれまでたくさんの自分を表現してこれたんだと思います。結局は自己満足の詩じゃないか、と書くことがむなしく感じる時もありましたが私が自分を表現する手段はやはり詩なのだ、という思いで書き綴ってきました。そして今こんなふうにたくさんの人に読んでもらえる機会を得てますます詩を通して誰かとコミュニケーションができたら、という思いが強くなりました。これからも今までに書いた詩、詩集に収めた詩、そして今書いている詩をここに載せていきたいと思います。何か感じてくださるものがあればコメントなどいただければ嬉しいです。昨日(20日)は大寒......。今日は明け方から一日雪だという予報。いよいよ関東地方にも雪が降るようです。雪を見ると中也の「生い立ちの歌」を思い出します。が、その話はまた.......。
2006.01.20
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あたりまえだけど幸せなことおとうさん おかあさん と呼べる存在がいつもそばにいることおとうさんとおかあさんから文句なしに愛されることあたりまえのことだけど叶わなかった願いこのささやかなしあわせを私の分まであなたたちにあげるね************************************************もうすぐ今年も終わりですね。10月にこのブログを始めて約3ヶ月。読んでくださっている方々、さらにコメントをくださる方々どうもありがとうございます。来年も、旅行のお話、詩、その他毎日のできごとなどを書いていこうと思います。こうやって毎日のように文章を書くことも自分にとってはすごく刺激になっています。来年もよろしくお願いします。みなさんにとって2006年がよい年になりますように。
2005.12.31
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少しでも離れると あわてて求めてくる小さな手 あと どれぐらい 求め続けてくれるのか 「成長を願う」という言葉が うそになる
2005.11.20
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フリーページに詩集をUPしました。この詩集は私が大学生の頃から20代後半ぐらいまでに書いた詩の中から自選して作ったものです。もうだいぶ前にイラストつきのコピー版で作ったもので(友だちがすてきなイラストを描いてくれました)今回はイラストつきでお届けできないのが残念ですが読んでくださる方それぞれのイメージで味わっていただければ、と思います。エピローグ、モノローグとも作った当時のものそのままです。いま読み返してみるともう言葉がセピア色になっていて古めかしささえ感じてしまいます。なんだか遠い昔のアルバムをめくるようで。おひまな方、興味を持ってくださる方はぜひぜひのぞいてみてください。
2005.11.12
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