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「龍馬伝 第2回 大器晩成?」
土佐で剣術の腕を磨いた龍馬(福山雅治)は、自分の生きる道を探すために世の中を見てみたいと考え、父親の八平(児玉清)に江戸行きを願い出る。だが八平は江戸行きを認めず、代わりに堤防工事の差配役を命じる。一方、半平太(大森南朋)も江戸行きの夢を抱いていた。だが、妻の冨(奥貫薫)に年老いた智(菅井きん)の世話を任せて行くわけにはいかなかった。弥太郎(香川照之)も龍馬が江戸へ行こうとしていることをうらやましく思うが、自分はどうすることもできない。そんな中、堤防工事の現場を訪れた龍馬は、集まった二つの村の農民たちがいがみ合っている現場を目撃。農民たちはついに、けんかを始めてしまう。龍馬は農民たちを仲良くさせようとするが失敗。農民たちから、下士は役立たずだとののしられる。そんな折、龍馬に恋心を抱く加尾(広末涼子)が訪ねてきて、縁談が来ていると話す。
時代はちょっと遡りますが、物語の雰囲気など、年末のNHKドラマ「坂の上の雲」とダブるエッセンスが何となく感じられるのは私だけでしょうか。。。
でもそれは決して否定しているわけじゃないですよ。
幕末や明治の時代を生きた若者たちのエネルギーみたいなのは共通だったのかも、というそんな印象です。
まあ、江戸(「坂の上の雲」では東京)へ憧れる青年たちや、幼なじみの淡い片思い、それからどちらのドラマでも主要な役を演じている香川照之さんの存在などもあるのでちょっと重なってはしまいますが(しかし香川さん、ほんとに演技がお上手ですね)。
さて、今回は龍馬が江戸へ出たいとパパに願い出ますが、パパ(児玉清)に「剣術だけしか能のない不詳の息子」と思われている彼の願いはあっさり却下・・・。
それどころか、いつも洪水で決壊し、被害者を出している堤防造りの差配役(監督)を任ぜられてしまいます。
きつい農作業の上にこんな工事までしなければならず、しかも敵対する村同士が集まってしまい、不満タラタラの農民たちばかりで険悪な雰囲気の工事現場。
ただ現場を歩きまわって指示だけしかしないし、自分たちとは身分の違う龍馬。
そんな彼にに見下されていると、農民たちは無言の怒りを募らせます。
険悪な雰囲気を何とかしようとお酒を持ち出したり三味線で歌いだす(さすが歌手です、当たり前ですがこういう歌もお上手!)龍馬ですが、状況はさらに悪化。
でも、龍馬は気づくのでした。。。
加尾が自分に抱いていた恋心にも、農民たちの気持にも、全然気が付いていなかった自分に。
龍馬の指示を無視するようになり、降り出した雨にさっさと仕事を辞めてしまった農民たち。龍馬は雨の中、泥にまみれながら一人で土嚢を運びます。
わしは人の気持ちがわかっちょらん!
泥の中に大の字になり、自分の無力さに絶望する龍馬・・・。すると降りしきる雨の中、農民たちが龍馬のまわりに戻ってきます。
この堤防を作るまでは、喧嘩はやめじゃ、あんた変わっとるのお。
彼らは、龍馬が以前に訴えた、この堤防のおかげで命をなくした人たちのこと、そして男手に死なれてひっそり暮らしている母と娘が自分たちに心から感謝していると伝えたことをちゃんと聞いていたんですね(あの時はシカトーでしたが)。
そして、堤防は無事に期日ぎりぎりに立派に出来上がったのでした。
不器用で、下級武士とはいえ江戸時代の身分制度の中ではまあまあお坊っちゃまだった龍馬が、初めて外の世界に向けて修業を始めた瞬間だったのかも。
そう、人を動かそうと思うなら、自ら動かなくちゃね。
現代のビジネスマンの皆様も、お勉強しましょうねー
さて、龍馬もようやくパパに認められたようで、江戸行きにも許可が出ました。
龍馬をいろんな意味で羨んでいた(恋の恨みも?笑)弥太郎も、偽の手形で龍馬について江戸に行こうとしているようですが、やばいんじゃないですか????
というのが次回のお話のようです。
それと、個人的には乙女姉さんとおりょうさんのキャスティングがバッチリだと思ってます。
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「龍馬伝 22話 龍という女」 2010年05月30日
「龍馬伝 21話 故郷の友よ」 2010年05月23日
「龍馬伝 20話 収二郎 無念」 2010年05月16日