園芸侍の「なんでも植物栽培記」

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カテゴリ: 蘭、洋蘭
今年もカトレア原種のC. ラビアタ・セルレア( C. labiata coerulea)が開花した。このブログでは 昨年7月18日 に続いて5回目の登場となる。今回は2花茎5輪咲きとなり、2006年に入手して以来毎年咲いているが、その中ではもっともきれいに咲いてくれた。それぞれの花茎に咲いた花を撮影したのがこちらの画像である。
C. labiata coerulea 20130721-1
C. labiata coerulea 20130721-2
 ご覧の通り、色と言い形と言い、ラビアタ・セルレアとしては非常に良い個体だと思う・・・と言いたいところだが、毎度毎度言っている通り、この個体はラビアタとしては開花期が異様に早い。通常は9~10月に咲くはずなのだが、この個体に限っては7~8月に咲く。どちらかと言えば7月中~下旬に咲くことが多い。今回は正確には7月19日ごろには開花していたので、昨年とほぼ同じ日に開花したことになる。2009年にも7月18日に咲いている。そして、木の大きさも他のラビアタに比べて若干大きく、葉の幅も広い。
 実は最近、これを販売していた業者にこの個体の由来について問い合わせてみたのだが、これはかつて山木として入荷したものだそうな。そして気になる開花期については、その業者で栽培してもやはり早いとのことで、この個体は C. warneri の可能性もあると見ているという回答が来た。というわけで、その業者でも開花期が早いという認識があるという点については安心した。しかし、ワーネリーとしては開花期が遅いので、どうも純粋なワーネリーでもなさそうな様子。
 もう一つ気になるのが、他のラビアタ・セルレアにも開花期が早い個体が少なからず存在するということ。ネットで検索してみると、ワーネリーとほとんど同じ6月に開花した画像も見られる。現在流通しているラビアタ・セルレアの多くがセルフまたはシブリングと思われるが、本当に純粋にラビアタ同士が交配されているのかちょっと疑わしくなってくる。しかし、趣味家にとっては買った時に付いているラベルを信じるしかないのが現状である。何がどう交配されているのかは、これは科学が発達してDNA鑑定が容易に行われる時代が来るまで待たなければならないのかもしれない。
 ところで、一度この個体で開花期を意図的にずらす実験をしてみたいと思っている。この個体は毎年ラビアタとしては早い年明け早々に新芽が動き出すのだが、一旦その芽がある程度大きくなった時点で取り去ってみようと思う。そうすれば、少し遅れて2回目に新芽が出るはずなので、それを育てれば本来の時期に咲いてくれるのではないかと思っているのだが、果たしてうまくいくのか!?





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最終更新日  2013.07.21 13:36:38
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Re:C. labiata coerulea 開花 2013(07/21)  
HappyPiper さん
今日私の母がワーネリー・セルレアを温室無しで咲かせたので感激してます。ラビアタとワーネリーの違いは何でしょうね。 (2013.07.25 11:08:46)

Re[1]:C. labiata coerulea 開花 2013(07/21)  
HappyPiperさん
>今日私の母がワーネリー・セルレアを温室無しで咲かせたので感激してます。ラビアタとワーネリーの違いは何でしょうね。
-----

こんにちは。ワーネリーを温室無しで咲かせられたというのは驚きです。1枚葉のスタンダード系のカトレアは、通常は新芽が出てから開花するまで約半年かかるわけで、逆算すると夏咲きの系統はすでに2月ごろには新芽が生育を始めていることになります。したがって、うまく開花するか否かはこの時期の日照、温度管理にかかっています。めでたく開花を迎えられたということでおめでとうございます。
 ワーネリーとラビアタの違いですが、共にブラジル原産ですが、自生地がそれぞれ離れているそうです。それにしても木、花ともに良く似ていますね。明らかに違うのは開花時期ぐらいでしょうか。どちらかというとワーネリーの方がバルブが斜め上に伸びて、株全体が「這う」ような樹形になる傾向があるようです。しかし、ラビアタも個体差なのか栽培環境によるのか、ワーネリーみたいな樹形になることもあります。
 まあ、結局は買った時に付いてくるラベルを信じるしかなさそうですね。 (2013.07.25 22:17:03)

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