英国民謡好きの戯言

英国民謡好きの戯言

2005/08/08
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カテゴリ: 70年代男性ソロ

  1. Just Like Me
  2. Sleepy John
  3. Riverboat Song
  4. Green Willow
  5. Seven Sleepers
  6. To Glastonbury
  7. Floating Stone
  8. O Death
  9. The Youngman’s Song



John Renbourn
vo, e-g
Roy Babbington
e-b
Terry Cox
ds
Keshav Sathe
tabla
Jacqui McShee
backing-vo
Claire Denise
cello
Lea Nicholson
concertina
Gordon Huntley
pedal steel
Sue Draheim
fiddle
Tony Roberts
flute, recorder

 これぞ単純明快!  バート・ヤンシュ の次は ジョン・レンボーン しかないでしょ!
 近年一緒にクラブサーキットを実行中って理由で バーナード・バトラー を出すなんておされな技は私にはできないっす。ま、バーナードはレビュー候補には挙げてないけど。
 じゃあ次はお約束の ペンタングル ? いやいやそうは問屋が卸しませんぜ。

 レンボーン本人も70年代初頭の録音としかわかってないセッション集で、2年半ほど前に900円で買いました。

 音質はバッチグーだし、内容も上々。

 顔がまん丸になってきたレンボーンはエレキギターを弾いていて、いつになくリラックスモードです。
 歌声もこれがあのレンボーン!?って感じでピッチの狂いがほとんどないし、いやあるのかもしれないけど今までに抱いていた「味はあるけどちょいと音痴な人」という認識はここでは吹っ飛びますよ。
 訥々としたヤンシュとはまた違った素朴さがあって、ペダルスティールとかシタール等の効果も大きそうだけど、脱力系のマッタリ感に支配されてるかな。

 そうそう、各人の担当楽器は本人によるライナーを基にしているので、これ以外にも使っているかもしれないです。
 前出のシタールに生ギターも入っているし、裏ジャケの ロイ・バビントン はダブルベースを抱えてる。
 オートハープっぽい音やオーボエらしき音も確認できました。

 参加している面々はバンド仲間だったり古くからソロ作を手伝ってもらっている人が大半だけど、バビントンの存在が個人的にはヒットですねえ。
 だってこの人さ、カンタベリーの人ってイメージしかないんだもん。
 レンボーンとカンタベリーもまったく結びつかないし、でも数曲では英国ジャズの即興っぽい雰囲気が出ているから、通じるところは私が思っている以上にあるのかも。
トニー・ロバーツ も昔からジャズ界で活躍していたことだし、共演の1つ2つしていてもおかしくないよね。レコード化されていないだけで、気ままなジャムセッションなんかはよくやっていたのかもしれないし。

 とまあ、アコギを存分に弾き倒すタイプのものじゃないです。
 仲間と一緒にウォーミーかつクールに演奏しとります。
 ぶっちゃけ期待してなかったけど、まさかこんなに聴き応えあるものだとは思わなんだ。






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Last updated  2006/11/09 07:51:59 PM
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