英国民謡好きの戯言

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2005/08/09

レビュー＃179　MAGIC CARPET 《MAGIC CARPET》　71年英国

カテゴリ： 70年代男女混合グループ

The Magic Carpet (Alford/Sathe/Moyes)
The Phoenix (Alisha)
Black Cat (Alisha)
Alan’s Christmas Card (Alford/Sathe/Moyes)
Harvest Song (Alisha)
Do You Hear The Words (Alford/Sathe/Moyes)
Father Time (Alford/Sathe/Moyes)
La La (Alford/Sathe/Moyes)
Peace Song (Alisha)
Take Away Kesh (Alford/Sathe/Moyes)
High Street (Alisha)
The Dream (Alisha)
Raga

Clem Alford: sitar, esraj, tamboura
Jim Moyes: e-g
Keshav Sathe: tabla, per
Alisha: vo, a-g

　冒頭からいきなりシタール＆タブラをかましてくる女性シンガーを含む４人組、 マジック・カーペット のおそらくは唯一の作品。

　アコースティックギターによるゆったりとした曲もあるけど、目指していたものはインド音楽って事実が５分と経たないうちに確定。
　まあこの楽器編成でインド風味ゼロだったらそっちのほうがありえないけど、それにしてもここまであからさまだとねえ。

　複数のインドの弦楽器を操る クレム・アルフォード も、黒髪でエキゾチックな顔立ちで、東洋っぽい高音が特徴の アリーシャ も実はイギリス人。
　でも ケシャヴ・サテ は本物のインド人だから、単なる“なんちゃって”とは少し趣が違うようです。

　この中途半端な生煮え感が、マニアに受けているのだろうか…。

　唯一の作品なんて書きましたが、25年後にクレムとアリーシャによって「マジック・カーペット２号」として復活させたらしいっす。２号ってなんなんだよー。

　しかしですね皆さん、これはほんの前菜にすぎません。
　次の＃180からの４枚は、相当にまにやっくなあなた方以外は誰も知る人のいないＣ級フォークですよ、ふふふふふ…。

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