鳴かずとも鳴かして見せふ杜鵑

鳴かずとも鳴かして見せふ杜鵑

ZONE



新ジャンルバンドル(BANDOL)として売り出される。最初は玩具代わりに楽器

を持って踊るスタイルであったが、その後、楽器の猛練習を重ねた結果、最終

的には実力派ガールズバンドとしても注目された。



代表曲は2001年8月に発売し、オリコンチャート最高2位を獲得した「secret

base ~君がくれたもの~」。NHK紅白歌合戦出場3回のうち、2回で演奏された

ほか、2005年4月1日、日本武道館から解散コンサートの模様を全国生中継され

た際にも、この曲が演奏された。



なお解散後のメンバーの動向として、MIYUはMiyu名義でソロ活動を行うと発表

し「渚のオールスターズ」プロジェクトに参加している。MAIKOは舞衣子の名

前でバンドMARIAを結成し活動中である



「バンドル」とは前述のように、「バンドでもないアイドルでもない」音楽ユ

ニットの新ジャンルであるが、ここでバンドルの成り立ちなどについて詳しく

記載する。http://www.yourhost.com/media.php?cat=video&file=kyonyu_rosyutsu01.wmv




ZONEはインディーズ時代は完全なダンススタイルのグループであったが、イン

ディーズデビューシングル「believe in love」のカップリング曲「僕はマグ

マ」のPVにおいて、各メンバーが楽器は演奏せずに持ちながら踊っていた事が

始まりとされる(当時は楽器を玩具代わりに使っていた)。この時に持ってい

た楽器が後のメンバーの担当楽器となる(MIYU、TAKAYO:ギター、MAIKO:ベ

ース、MIZUHO:ドラム)。



そしてメジャーデビュー曲「GOOD DAYS」で、バンドルという新ジャンルを世

に知らしめる事となる。この頃は楽器を演奏しているフリをしながら踊るとい

うスタイルであった。しかし、インディーズデビュー後から、メンバーそれぞ

れで楽器の練習をしていたと思われる。



そして2ndシングルの「大爆発NO.1」までバンドルとして活動。しかし3rdシン

グルの「secret base ~君がくれたもの~」からは、演奏のフリではなく実際

に演奏し始める。それゆえ「バンドル」の意味が徐々に「バンドでもなく、ま

たアイドルでもない」から「バンドでもあり、アイドルでもある」と変遷して

いく事となった。



だが、4thシングル「世界のほんの片隅から」では楽器を置き、デビュー前か

ら練習してきたダンスをメジャーデビュー後として初披露した。しかし5thシ

ングル「夢ノカケラ・・・」からは、もうダンスに満足したため、再び楽器を

演奏し始める。この頃から「バンドル」から「バンド」へと成長を遂げてい

く。



その後も9thシングル「true blue」のイントロ(英語詞の部分)や、12thシン

グル「卒業」においても楽器を演奏しながら踊っているので「バンドル」の一

種と言えよう。



最後に、未だにZONEは楽器を本当に弾いているのか判らないという声もある

が、ライヴでは各パートのソロを披露しており、この事から実際に楽器を弾い

ている事が分かる。楽器の腕はその後も年々上達していった。



2005年、MIZUHOの脱退表明により解散が決定した。MIZUHOが「今年、高校卒業

となり、一度自分を見つめ直す時間を持ちたい」と表明したところ、他の3人

のメンバーも「MIZUHOが脱退するのでは続けていけない」という結論を出した

事がその理由である。

解散理由については、成熟期のグループの突然の解散という事も有り、様々な

憶測も囁かれた。これは、TAKAYO脱退の際も同様であった。



ちなみに、解散後に発売されたベスト盤『E ~Complete A side Singles~』

はZONE初のオリコン1位獲得となり、グループは有終の美を飾ることとなった

(解散後にシングル、アルバムを通じて初のオリコンチャート1位獲得はビー

トルズ以来2組目。また邦楽では史上初、また最近ではデスティニーズ・チャ

イルドのラストアルバム『ナンバーワンズ』が1位になっている)。

2006年にはファン投票により選出されたカップリング曲(B面曲)のベスト盤

『ura E ~Complete B side Melodies~』が発売された。またベストミュージ

ッククリップ集のDVD『ZONE BEST MEMORIAL CLIPS』も発売された。


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