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カテゴリ: Hiekka aikaa
longue vendetta
Longue vendetta, elegante et raffinee,

http://www.leberger.fr/catalog/vendetta

少し凝ったナイフを使っていると、周囲の人から
「(わざわざそんなナイフを使わなくても)カッターナイフで十分だ」
と指摘されることがけっこうあるようです。
かくいう自分も、惰性で地元のフランチャイズ店に就職した同級生から、
同じことをいわれたおぼろげな記憶があります。

確かに、カッターナイフは安いし、よく切れるし、
刃が折れたり欠けたりしたら、刃の刻み目に沿って折れば
鋭い刃先が復活し、また替え刃を簡単に交換することもできます。
しかし、カッターナイフには構造上、刃とフレームの遊び(隙き間)があって、
刃がガタつき精密な作業には向かず、また限度以上の力が加わると、
思わぬ時にへし折れたりします。

そのため、繊細な作業をする人はデザインカッターを使い、
力を入れる作業にはやはり頑丈な専用のナイフを使っています。
要するに、カッターナイフは実用面においても凡庸であって、
細分化された専門分野には到底向かないわけです。
まして、すべての人の美意識や感性を満たすものでもありません。

だがしかし、“カッターナイフで十分な世界”で暮らす人に、
もっと広く深い世界があることを理解させるのは、
「海の向こうは滝になっている」と信じている人に向かって、
自分たちが生きている所は地球という球体をした惑星で、
地球は太陽の周りを回っていると説明するのによく似ています。
ネット上でも、ナイフを使う理由がいろいろ挙げられていますが、
結局「カッターナイフじゃもの足らない」という一言に尽きるんじゃないでしょうか。

“Stanley knife is not enough.”


Drapeau de la France






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Last updated  2008年01月11日 10時33分36秒


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